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 アリストS300VEに乗るNO.3275のアリノスコロリさんが、メルセデスチューニングで近年日本でも人気を博しているカールソンのイベント、カールソンジャパンコンベンションに参加されたので、アリストカスタマイズの参考になるのではと紹介してくださいました。


メンテVOL.360 カールソンジャパンコンベンション2003レポート  <作成:'03年7月18日>
2003年6月17日(火曜日)、18日(水曜日)と2日間にわたりカールソンジャパンコンベンション2003が開催されたので欧州チューナ好きのCAメンバー数名で参加してきました。開催地が浜名湖畔のホテル「浜名湖レイクサイドホテル」という事もありリゾート気分いっぱいの中、直にコンプリートカーに触れるまたと無いチャンスでした。用意されたコンプリートカーはCクラスベースのW203 C-CK20、EクラスベースのW211 E−CM50K、SLベースのSL−CK55RS、そしてSクラスベースのS−CM60Sの4台です。どの車もアリストと比較する事は非常に無謀な事ですが、その完成度の高さは今後のドレスアップの方向性をも修正させるほど衝撃的で感動的な車ばかりでした。
CM60S
エンジン:SOHC・V8
総排気量:6000(cc)
最高出力:420(ps)
最大トルク:62.0(kgm)

エンジン始動ともに響き渡るV8サウンド、極限まで鍛え上げられたそのエンジンはSクラスから想像させる様なフォーマルな印象ではありませんでした。不用意にアクセルを踏み込めばいとも簡単に非日常の世界に引き込んでくれます。Sクラスと言えばショーファードリブン的な利用のされ方が似合いそうですがこのCM60Sに関してはまったく似合いません。この巨体なボディーももちながらも運転するという楽しみを存分味あわせてくれる車でした。
CK55-RS
エンジン:SOHC・V8+SC
総排気量:5438(cc)
最高出力:600(ps)
最大トルク:78.0(kgm)

ノーマルの状態ですら何の不満も無いAMG−S55にチューニングを加えたCK55−RS。その加速感といったら「恐怖」の一言でした。この日用意されたCK55−RSは特別仕様のエボリュ-ションだそうで、トラクションコントロールが無かったとしたらとても乗りこなせそうにありません。エクステリア、インテリア共に美しい一台で遠くからでも何時までも眺めていたい車でした。
CM-50K
エンジン:SOHC・V8+SC
総排気量:4965(cc)
最高出力:430(ps)
最大トルク:53.0(kgm)

この車はEクラスがベースという事でアリストオーナーとしては非常に興味深い1台でした。V8エンジンとスーパーチャージの組み合わせはとてもパワフルです。チューニングカーにありがちな神経質な所は何処にも見えず、運転は快適そのものでした。もし日本国内でV8アリスト(gs430)が発売されていたらSCを追加して乗り比べてみたい車ですね。カールソンのコンプリートカー全般に言える事なんですが、この車もその車高からは想像も出来ないような乗り心地の良さで、助手席、後部座席からも苦情はまず出そうにありません。「車高が低い=乗り心地が悪い」はどうやら当てはまらないようです。
CK-20
エンジン:DOHC・L4+SC
総排気量:1988(cc)
最高出力:204(PS)
最大トルク:28.0(kgm)

この日一番身近に感じられた1台がこのCK-20。最高出力はアリストS300を下回っているものの、しっかり煮詰められた足回りも含めて非常に完成度の高い一台でした。大人4人が乗ってもけして不快に感じさせないセッティング、日頃街中を走るには必要にして十分なパワー、カールソンの思想はこのCクラスにも惜しみなく注がれているようです。ただアリストの質感になれた私の目からすると物足りなさを感じたのも事実です。
完璧なカールソン仕様に仕上げているしんやさん(NO.881)のアリスト。富士スピードウェイミーティング2001ではドレスアップカーコンテストで準優勝しています。
このアリストを見ている2人の紳士はカールソンジャパンの社長さんとカールソンGmbHのプレジデント、
ハルトゲ氏です。写真撮影にも気軽に応じてくれるとても親切な方でした。
カールソンジャパンさんのご好意でCM-50KとMYアリストと一緒に記念撮影させて頂きました。

【試乗を終えて】

当日は生憎の雨模様でけして良いコンディションではありませんでした。しかし、一般道に走り出た瞬間にその車が私達のアリストとは違う事は一目瞭然でした。極限まで鍛えあげられたエンジン、徹底的に煮詰められた足回り、ため息が出るほど美しいエクステリア、どれをとっても一部の空きもありませんでした。この車達を味合うには私のドライビングテクニックでは余りにも未熟で、車に対する認識も幼稚そのもの、改めて思い知らされたと言うのが正直な感想です。もしこの完璧なまでのモディファイがアリストにも取り入れることが出来たとしたらとても魅力的な一台となるでしょうね。


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