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 アリスト3.0Qに乗るNO.5490のYUPPY8さんが、ランドクルーザー100用のウッド調シフトノブを流用して装着されたので、紹介してくださいました。


メンテVOL.277 14アリストへのウッド調シフトノブ装着記  <作成:'02年1月6日>

今年念願のアリストを購入し(H8年式の中古ですが・・)、室内を落ち着いたウッド調にしようと思い、手始めにシフトノブをウッド調にしてみました。発売当時の147系ウッド調シフトノブがないものかとディーラーに問合せたところ、無いようでしたし、仮にあったとしても年式が経っているので入手は困難との回答でした。そこで他の車種のパーツを流用しよう考えて探したところ、ランドクルーザー100系用のパーツ流用できそうだとわかりましたので、少々加工しての取付けに挑戦しました。

純正のシフトノブを外したのですが、アリストとランドクルーザーでは基本的な構造がかなり異なり、シフトステーの形状や差し込み口の大きさ、更にオーバードライブ用のスイッチ配線などかなり改造が必要でした。

そこでまずはワンオフ物の取付けブラケットを製作し、干渉箇所をひたすら削り、取付け高さを決めました。差し込み口の大きさについては、アリスト147系が横18mm/縦15mmの長方形に対して、ランクル用は横15mm/縦約22mmの楕円形で、差し込み深さもランクル用の方が15mm程度深く入ります。

以上のように、アリストから出ているシフトノブにランクル用をそのまま取付けようとしても、長さが足りません。そこでそれを補う為のブラケットを作成する必要がありました。また将来的に純正に戻せるようにしておきたかったので、アリストのシフトノブブラケットは追加工せず延長ブラケットを自作しました。延長ブラケットに使用した素材は鉄です。

延長ブラケットの形状は全長約70mm程度で下半分はアリストのシフトノブブラケットに取り付けるため角型(挟み込む形状)で上半分がランクル用のノブに差し込めるように楕円形をしています。但し、楕円部分の肉厚は1mm程度しかありません。シフトさせる為に上下するシフト棒の他に、オーバードライブON/OFF用の配線も一緒に通す必要があるので、その分の空間確保が必要でした。

このように、シフトノブ本体の差し込み口部分のクリアランスが殆ど無く、部品製作もフライス盤で大まかな形状を作り、あとはサンダーとリューターで削り微調整を繰り返しました。私も自作しましたので個人でも製作可能ですが、フライス盤とボール盤が使えないと無理かもしれません。

最後の工程はシフトさせる時に上下する内部のステー調整ですが、先端にプラスチックで製作した駒を取付け、シフト量に合わせて微調整(しっかりと調整しないとシフトできませんでした)し、最後にO/Dスイッチの配線をして完成となりました。取付けには部品製作も含めて10時間ほど掛かりましたが、とても自己満足しています。次はテレビモニターの取付けに挑戦しますので完成したらまたレポートしたいと思います。

最後に、YUPPY8号アリスト3.0Qの外観について紹介しますと、タイヤはフロントが245/40−19インチ、リアが275/35−19インチとなっております。


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