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 アリストV300VEに乗るNO.2381のエンミョウさんが、HDDサイバーナビを装着されましたので、その購入経緯から各種機能の使用感までを詳細にレポートしてくださいました。


メンテVOL.267 サイバーナビ装着レポート  <作成:'01年10月14日>
この度、161V−VE(H11年式前期型)の純正ヘッドユニット(一枚差しCD+カセット)からカロッツェリアのHDDサイバーナビに交換しましたので、レポートさせていただきます。

《使用機種》

AVIC−V07MD(インダッシュ7.0型ワイドTV/MD・DSP AVパワーユニット)とAVIC−H09(DVD/CDユニット内蔵HDDナビゲーションサーバー)とND−B4(交通情報−渋滞情報のVICS用ビーコン受信機)と純正オーディオから市販の2DINパネル交換キットKanatech(カナック)SLSトランスレーター16系アリスト用(キット型式 TBX−Y013 純正JBLアンプ接続OK)純正スピーカーは全部音が出ます。FセンターもRウーハーも音でます。8スピーカー全て鳴ります。

《2DINパネル交換キット装着に関して》

ナビ・オーディオ交換前に2DINパネル交換キットも色々調べたところいくつかの会社からキットが出ていました。各社に電話で装着できるかどうか確認したところカナックというメーカーでは16系後期型は開発したが、私のアリスト前期型用は未開発とのことでしたので、前期型にも装着できるように開発した方が良いのではとお願いしたら、運良く私の車が2DINパネル交換キットの開発モニターに採用され、結果として2DINパネル交換キットを無償でいただくことが出来ました。

それで東京から開発スタッフの方が来て、パネルの装着のために私のアリストのセンターコンソールやトランクの純正アンプ等が分解されマッチングのデータ取りのため色々チェックを受けました。(同社では、16系アリストのH9年式〜現在型まで2DINパネル交換対応してます。但しDSP仕様は現在開発中だそうです。詳しくは直接確認してください)

製品化されたパネルは黒っぽい純正のパネルの色のみの設定なので、私のパネルは後日イージーグラフィクにてカーボン調に施工しました。また、TVアンテナはリアガラスの内側にウィンドーフィルムを貼り、その後、ひも状のTVアンテナを貼りましたので、車体の外観上に、ダイバシティーアンテナがボコっと出ないようにシンプルに装着しました。

《なぜナビとオーディオを交換したか》

今回の仕様にする前のナビは、前愛車から移植した5年も前のソニーCD ROMのナビだったため、エアコン吹き出し口に固定したオンダッシュタイプのものでした。目的地設定しても目的地は全然ずれた表示がされたり、電話番号入力も全く当てに出来ないナビで、昨今の最新のナビに比べるべくもない性能でした。

先日開催したCA東日本オフミの帰り道、横浜35しろありさんの車に交換試乗した時の、アリストの純正DVDナビの高性能ぶりにびっくりし、また以前CAメンテVOL254の和泉ナンバーさんの、オーディオ・モニター交換記を見て大いに影響を受け、自分もナビを最新の物に交換しようと堅い決意をしました。横浜35しろありさん、和泉ナンバーさんのナビの参考が無かったら、現在の私のナビ・オーディオライフは有りませんでした。これもCAのおかげです。上記ご両人とワタルさん、本当に有難うございました。 

はじめはインターネットの激安価格で買おうかと考えたのですが、その後のアフターサービスを考えてみると、最安値が遠方の店だったこともあり売りっぱなしの遠くの店より近所の自動車部品量販店の方が良いと判断しました。

最終的にはインダッシュに決めました。視認性、目線の少ない移動等を考えるとオンダッシュは良いのですが、オンダッシュにするために両面テープをダッシュボードに貼りたくなかった事と、いかにも後からつけたという後付感と、見た目の収まりが悪い事、車外から丸見えで、盗難に遭いやすい等の理由から、インダッシュに的を絞りました。そしてナビ・オーディオ選びも熟慮に熟慮を重ね、吟味した結果、HDDがナビ・オーディオ共に操作しやすく、一番進んでいると判断し、カロッツエリアの機種を選びました。

《取り付けに関して》

ナビ・オーディオ・ビーコン等は全部、宮城県仙台市内の自動車部品量販店で、激安セール期間中でも有ったので、購入し取り付けしました。キレイに収まり、不具合等は今のところ何もありません。大変満足しています。

《実際使ってみてのインプレ》

装着後約1ケ月使用してみての使用感をインプレいたします。インダッシュモニターだと、モニターが起きあがると、エアコンの操作がしにくいです。エアコンの温度変更するときは、モニターの角度をずらさねばなりません。購入するときから分かってはいましたが、そこが唯一使いずらいところです。インダッシュタイプではなく、2DINタイプのモニターがスライドし、モニターの裏にCDとDVDナビ、MDというタイプのナビ+オーディオもあましたが、収まりでいうと、エアコンの操作性等も良いし、見た目の収まりが一番良いのですが、ナビ・オーディオ単体での機能を考えると、HDDナビ・オーディオの右に出るナビ・オーディオはありませんでした。

ナビの行き先設定でのインプレとしては、電話番号入力で目的地設定の場合、お店や会社等電話番号を公表している所は確実に表示されますが、個人宅に関しては、電話番号入力で設定できる場合と出来ない場合がありますが電話帳に掲載してるかどうかに関係してるかと思われます。ですから、友人宅に行くとき等に、電話番号入力で目的地が出ない場合は、住所検索で目的地を設定しますが、大都市などの場合は自宅等の番地まで入力ができ、本当にその番地の場所にナビ出来ますが、郡部の田舎町になると、町名までの設定しか出来ず、番地までの設定が細かくできませんでしたが、おおよそ、その入力した町名の場所界隈まではナビ出来ます。ナビの目的地設定で、都会の場合は凄く細かく表示できて、郡部の田舎町だと大まかな表示になるようです。個人宅で郡部の田舎町の細かい表示は苦手みたいですが、都会で使う分には、全く不満は有りません。

HDDのルート設定のしやすさ、目的地設定の操作性の多様さ便利さ、検索スピードの早さ、細かさ、緻密さ、綿密さ、はDVDナビのそれを完全に凌いでいます。オーディオ部分の、ミュージックサーバーのような録音機能の付いたカーオーディオも国内初登場です。この機能もナビオーディオの機種を選ぶときに、凄く魅力的でした。

《HDDを使ってみて、具体的に便利な機能に関して》

HDDで特に便利な機能のひとつが、詳細選択という機能です。例えば、周辺施設検索で、近所のマクドナルドに行きたいと思い、ナビ画面のジャンルでファーストフードで選んでいくと、普通DVDナビの検索能力の場合だとマクドナルドもロッテリアも混在した表示しか出来ませんが、HDDの場合は、自分の指定したファーストフードのマクドナルドの店だけを、だーっと現在地に対して近い順に、その行き先の地図画面もナビ画面の右ワクにコンパクトに表示されます。これは当然マクドナルドだけでなく、銀行でもガソリンスタンドでもコンビニでもグルメスポットでも、…‥なんでも、要領は同じです。その他色々なジャンルにあるもの凄くたくさんある項目のどれでも、詳細選択が出来ます。行き先選択後は即ナビ設定で目的地へ行けます。これは、かなり便利ですし重宝します。

そのほか、ルート検索の履歴が残るので、以前検索したデータを見れば再検索しなくても簡単に行き先再設定が出来ます。目的地設定も助手席の方が行き先設定を、走行中に出来ます。但し走行中の設定は助手席の方のためにと言う意味で、操作設定が出来る仕様にしました。TVも走行中に助手席の方が見れるような設定です。但し走行中可能なこれらの設定は、すべて自己責任です。

そのほか、『おっ』と思っ機能で、走行中、外が夕方になってきて暗くなると音声で、『暗くなってきましたのでライトをつけてください』と言うような音声案内がありました。

それから、純正のナビによくあるタッチパネルも操作性は凄く良いのですが、エンジンOFF状態でモニターに何も写ってない状態ですとモニターに手垢がついて画面が汚れた感じがして、汚れが気になる方は気になるでしょうね。以外とタッチパネルは良いようにして悪いですね。このサイバーナビは、そのためか、タッチパネルは採用されていません。

それから、ナビの音声案内も16系純正DVDナビの音声案内より細かく音声案内しますし、その音声案内の時はBGMにかけてる音楽が連動して音量が小さくなり、ナビの音声案内が終わるとまたBGMも元の大きさに戻ります。これも使っていてナビ・オーディオがいい感じで連動していました。

また、地図上で、ビーコンの渋滞情報が道路上で赤く点滅表示が出てルート取りの迂回の目安になりますし、その情報を元にして迂回ルートを勝手に再検索してくれ、仮にナビのルートから間違ったルートを走行しても一瞬で再ルート検索を自動でしてくれたり、行き先設定のジャンルが凄く細かく表示されていたり等、ナビの良い機能は言い尽くせないくらい機能があります。

オーディオもミュージックサーバーはCDを再生すると自動(マニュアル録音も設定により選べる)で録音開始して、HDDにCDの中身が録音後保存されてCDの煩わしい入れ替えの作業から解放され、標準ではCD20枚保存(一枚60分換算)が可能です。追加ハードディスクを使うと150枚(1枚60分換算)も収録でき、自宅に戻ってダビングしてから、車で曲を聴くという従来の作業をしなくて良いのは、本当に画期的ですね。

CDを再生すると、HDDに録音収録されてないCDであれば自動判断し、自動で録音を開始し録音途中でしかも曲の途中で、エンジンを切っても、又エンジンかけると途中で切れた曲の最初から、自動で録音しなおし、最後まで録音するとHDDに収録され、一回収録されたCDは次に再生してもHDDで感知して自動で録音されません。ですから車の中にあった沢山のCDもHDDに収録されると家に持ってかえるのでコンソールのなかがどんどんすっきりして、車載のCDソフトの数が減ってきました。

ミュージックサーバーで収録されたCDアルバムは2、3秒でディスクチェンジしますから凄い速いですし、収録されてるCDアルバムもプレイリストも再生中の曲も日本語表示出来ますし、曲目等の文字情報も入ってるCDソフトによってはアルバムタイトル、収録曲目全て録音時に自動収録して、再生時に自動表示出来るCDソフトもあります。ちなみに『ASKA THE BEST』その他のCDソフトもそうでした。文字情報の無いCDのソフトは自動入力されませんが自分で文字情報をHDDに入力すれば、収録されてるCDアルバムもプレイリストも再生中の曲も全て、日本語表示出来ます。ですから、ディスクチェンジの時、HDDに収録されているアルバムタイトルを見てディスクチェンジが出来るので、ディスクの中身が確認しやすくディスクチェンジがしやすいです。本当に10連奏CDチェンジャーという概念が吹っ飛びました。MAX150連奏が2DINに収まってしまってですし、CDチェンジャーの設置場所の様な場所はとらなくても良いわけです。もう(*_*)凄すぎます。

DVDの音も映像もキレイですから、音楽CDも音楽DVDソフトも映画DVDソフトもどちらも車内で2DIN内で、楽しめます。車でDVD音楽映画ソフトが綺麗な映像で楽しめるのは画期的ですね。しかもDVDのプレーヤーが2DINに収まっての話ですから本当に画期的です。他社だと全てが2DINには収まりませんでした。何かをトランクに追いやる形でないとDVDの映画音楽は再生できません。

ETCもモネもインターネットもメールもハンズフリー電話もHELPNETも全てに対応、情報ネットワークの対応にも力を入れてます。もう多機能すぎて使い切れません。やはりHDDにより全てのシステムをコンパクト化する事が出来たからでしょう。但し、ボイスナビの精度はまだまだで、使いずらいですね。しかし、リモコンの操作性がすこぶる良いので、ボイスを使わなくても気になりません。

また、音楽再生音も十分満足で、スピーカーもアンプも純正のJBLに接続してキレイに聞こえます。低音もグライコや低音設定が出来ますので、迫力のある重低音再生も設定で調節出来、満足してます。

《支払い内訳》

この度は、自動車部品量販店で激安セールの際に購入しましたが、ナビ・オーディオ・ビーコンのセットを値引いて33万8,900円で、取り付け工賃も値引いてくれて7,500円で、税金が17,320円、以上の合計が36万3,720円で2DINパネルのカーボン加工が税込み5,250円で以上の全ての支払い、税込みで、総合計金額は、36万8,970円かかりました。パネルがモニターに採用されなかったら+定価3万円(値引いて税込みだとだいたい3万円くらいでしょうか)かかりますから、パネル代も払った場合は、総合計金額は約、39万8970円のシステムです。

全部を定価で計算するとナビオーディオセットで39万5,000円でビーコンが定価で25,000円+カナックパネルが3万円で合計45万円ですが+取り付け工賃も定価だと15,000円を加えて定価総合計46万5,000円。これに消費税23,250円プラスで計算すると定価の場合の最終合計金額は、48万8,250円かかります。全て定価で計算した場合ですから、この度、私は36万8,970円で済んだので、値段にもまずまず満足です。もっと安く買えることもあるでしょうが、今後、使っていくうちに、いろいろと使い方が解らなくて困った時などは、買ったお店で操作等を教えてもらっり、又、万が一不具合が出たとき等のアフターケアの事を考えると安心感も大事かと思いました。追加ハードディスク(定価29,800円)はいずれ追加して、買いたいと考えています。

ナビ・オーディオ・ビーコンセット338,900円(420,000円)
取り付け工賃7,500円( 15,000円)
2DINパネル0円( 30,000円)
消費税17,320円( 23,250円)
合計363,720円(488,250円)
2DINパネルのカーボン加工(税込み)5,250円
総合計金額368,970円
※カッコ内は定価です。

《最後に総評》

今までの、オーディオ・ナビの概念が根底からくつがえされました。カルチャーショックを受けました。2001年夏現在で、日本で今一番進んでるシステムと言い切れますね。高性能最新CPUと各種先進のCHIPを搭載し、今までになかった怒濤のハイレスポンス、驚異の精度、豊富なデータベース、そして各種ネットワークに接続出来る情報対応力、既製のナビゲーションシステムの技術が飛躍的に進化を遂げ国内初のハードディスクドライブ搭載のナビが商品化され、サイバーナビで大きく引き離した感が有ります。但し問題点は値段がべらぼうに高いことですね。それ以外は非常に大満足です。MYアリストにふさわしいカスタマイズで大満足でしたした。私的には、タイヤホイール・エアロ・ブレーキチューンその他カスタマイズはたくさんあれど、バイパーセキュリティー装着の時は、諭吉さんが、確か12〜3人くらいでした。費用対効果を一番有効に感じたのはこの度の、ナビオーディオ交換ですね。

車は走って確実に目的地に着くことが一番大事ですからね。外見をいくら変えても行き先に迷っては、『車本来の目的地への到着』から考えると、ナビ交換は“かなり”有効です。まして、初めて行く土地ならなおさらです。サイバーナビ装着で、日本全国どこでも、もう迷わず行けますね。オフミ会場に行く時も迷わないですしね。車で遠出の旅行も本当に安心してどこでも行けます。この安心感は、かなり大きいです。セキュリテー装着後の安心感ともチョット、質が違いますが、セキュリティーとナビ、この二つの大きな安心感が、豊で充実したカーライフを送るには欠かせない要素である事を、つくづく痛感しました。

車を買うときはセキュリテー装着、その次は充実したナビの装備は欠かせないことを、今回のナビ装着で本当に、実感させられました。 ナビ本体は2DIN内のHDDに超コンパクトに 収まってしまってます。

ナビゲーション画面音楽DVD再生画面
インダッシュナビモニター格納状態インダッシュモニター起動状態
ダッシュボードにビーコン設置状態
クラブアリストisland
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