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アリスト3.0Vに乗るNO.906のK2000さんが、サイドシルに発泡ウレタンを充填しボディ剛性アップをはかられたので紹介してくださいました。
昨年一部ラリー雑誌等でサイドシルへ発泡ウレタンを充填しボディ剛性を上げる方法が掲載されていましたのでご存知の方も多いと思います。私もこの手のチューニングに非常に興味がありまして、早速自分の147に施行しました。この手法は先日発表になったR34GTRのCピラーに用いられているものと基本的に同じです。オープンカーや高走行距離車には最適なボディーチューンだと思いますので 紹介させてもらいます。
施行してもらったのは三菱のWRC用のボディを作ったりしている会社です。NAVIとかに寄稿している舘内さんとかも昔在籍していたと専務さんが話してくれました。作業としては、サイドシル部分の内装を外して、マスキング、内部の清掃、サイドシルのチェックを行ってからサイドシルに超硬くなる発泡ウレタン剤を注入します。時間としては、6時間くらいはかかります。お店の話では一般に売られているランエボにウレタン+ロワーアームバー等を付けて、ボディ剛性200%アップというデータが得られたそうです。
実際に自分の車のサイドシルに注入した感想ですが、私は新車で購入した当時から147は非常にボディ剛性が高いクルマだと感じていましたが、注入した後はまるっきり別のクルマになってしまいました。まず、軽く右左折しただけで違いが分かります。今まで180度以上転舵した際レスポンスが多少悪い気がしていました。それはブッシュの関係とかだろうと思っていたのですが、ウレタン注入後は非常にリニアにハンドルに追随してきます。またブレーキング時や加速時の姿勢もサスペンションの取り付け剛性が上がって位置決めがしっかりしたようで非常に安定しています。特にフル加速時は、ボディがたわまずにスルスルーと加速する感じです。
率直な感想は今まであんなにボディは捩じれていたんだ!ということです。箱根の旧道を楽しく下ってこられるクルマになったといえばイメージが伝わるでしょうか?最後に簡単にその他のことについて紹介します。
上記のようになにも外観が変わりませんので一般受けしないチューニングだと思いますが、長く大切に乗りたい方に紹介したいと思い投稿しました。
- 外観はなにも変わりません。
- 耐久性は10年以上、経年変化はないそうです。
- 重量増はランサーで3.6kg、アリストは普通のクルマの3倍入ったそうなので10kg前後でしょうか?
- まったく捩じれないクルマになるわけではありません。ただ非常に捩じれ剛性が向上します。
- 乗り心地の向上。私もご多分に漏れず、ビルシュタイン+アイバッファ、18インチタイヤを装着し、あまり乗り心地の良いとは言えない状態でしたが、ウレタン充填後は、非常に滑らかな乗り心地になりました。特にガツンという突き上げが無くなり、高速道路を走ると舗装をやり直しのでは?と思うほどです。
- サンルーフ装着車に発泡充填するとサイドシルが詰まってしまうという懸案についてですが、サイドシルから水が抜けるような構造のクルマの場合、充填時に水抜きのスペースを考慮して施工すれば問題は発生しないようです。
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