’00関東フィギュアスケート選手権大会 

2000年10月13日(金)〜15日(日)……於:新横浜アイスアリーナ


 ジ ュ ニ ア 男 子 
順位  名 前   所 属  順位点 SP順位 FS順位 合計得点 SP得点 FS得点
 1 岸本 一美 新松戸DOSCアカデミー  1.5  1  1 139.4 67.7 71.7
 2 小林 宏― 新横浜プリンスFSC  4.5  5  2 126.1 59.1 67.0
 3 碓田 篤史 慶應義塾高等学校  5.0  4  3 124.6 61.5 63.1
 4 小川 貴夫 慶應義塾高等学校  5.5  3  4 126.3 63.3 63.0
 5 中川 雄介 新松戸DOSCアカデミー  7.0   2  6 126.8 64.4 62.4
 6 大沼 広行 新松戸DOSCアカデミー  8.5  7  5 118.7 55.9 62.8
 7 長谷部 貴之 東武川越FSC 11.0  8  7 116.3 57.0 59.3
 8 鳥居 直史 新松戸DOSCアカデミー 11.0  6  8 116.3 58.3 58.0
 9 栗村 裕太 神奈川FSC 14.5 11  9 103.3 45.7 57.6
10 黒木 誠一 神奈川FSC 14.5   9 10 108.2 52.0 56.2
11 山口 朋久 前橋クラブ 17.0 12 11  97.0 44.6 52.4
12 石山 雄也 新松戸DOSCアカデミー 17.0 10 12  97.2 47.6 49.6
棄権:上林 英紀(慶應義塾高等学校)

※ 赤字の選手は東日本大会出場権獲得者。


今年の関東ブロック一番の充実した内容の試合でした。
1位の岸本君はショート、フリーどちらもノーミスの演技で、フリーではトリプルアクセルをはじめ6種類のトリプルジャンプを決めるなど最高の出来でした。練習の時には4回転も試みていましたが、まだ完成度は低くこちらは来期以降のお披露目になりそうです。いずれにしても1年間で目覚しい成長を遂げて今後が楽しみです。課題のスケーティング、表現力に磨きがかかれば、トップ゚の選手達を脅かす存在となるでしょう。
観戦者のあいだでは、『チケット代の4分の3は岸本君の演技でモトを取った』といってました。(笑)
ジュニア男子は、岸本君に限らず成長した選手が多くいて、楽しい観戦となりました。
小林君は持っているジャンプを確実に決め、また滑りのよさで2位に入りましたが、これといった個性というか、アピールするものがもう一つだったように思いました。
3位の碓田君は昨年は後一つというところでブロック落ちだったのですが、今年はジャンプが確実に決まるようになり堅実な演技で表彰台に乗りました。
惜しくも4位になった小川君はトリプルアクセルに挑戦しましたが転倒してしまいました。ただ、その他のトリプルジャンプの成功率が低いので、大技を狙うよりも確実に他のジャンプを跳んででいったほうが良いように思いました。もともとスケーティングは優れた選手だけに、跳べるジャンプを確実に跳べばもっと順位は上がったと思います。
中川君はトリプルルッツが転倒するなどジャンプの失敗が結構ありましたが、ワイルドな個性をうまく表現していて見るものの心に残る演技でした。もっとジャンプの確率を上げていけば今後の活躍が期待されます。
今年からジュニアに上がった大沼君はノービスA、Bで3連勝という実績の持ち主なので期待しましたが、トリプルルッツが転倒してから流れに乗れなかったのか、精彩のない滑りになってしまいしました。全体的にスピード感がなく、持ち前の華のあるスケーティングが見られずに終わって残念でした。
もとあれ、どの選手も1年前と比較して、着実に上手くなっていて、レベルの高い競い合いが見られて大変満足でした。


次の結果を見る 前のページに戻る 最初のページに戻る