仕事日記●○●7月
小文字青〈佐山さん〉小文字赤〈管理人〉※小タイトルは管理人がつけています。


7月1日(月) 瀬木貴将レコ発 金沢・もっきりや
yamaha C3
自分のリズムは出す。人のリズムは聞く+からだに入れる。人のリズムから割り出したリズムに波乗りで弾くと、合うは合ってもスィングしない。自分のリズムでラウンドし過ぎるとずれていくのはもとより、集合体としてのグル−ブの愉悦から遠ざかる。自分からスイングして、集中して人のカッティングの16分音符まで把握してからだに入れる。なおかつ自分のスィングはキイプしている。楽しく楽し〜く楽し〜〜〜くなってきたところで、油断しない。楽しいんだからそこにいること。安心してラクなキープの方へ線をまたいでしまうと、音楽は2番目に楽しいことになる。それはそれで”あり”だけど、ちょっと勿体無い。

7月2日(火) 瀬木貴将レコ発 三次・ラコルレ
hymn for nobody
いまちゃんの奥様のピアノ良。美容師だった奥さんを巻き込んで開店してまだ3ヶ月のフランス料理屋のシェフのつくってくれたサンドイッチがとても旨。
また天野ぬきの3人バージョンに戻ったが、4日間のやりごこちを活かしたあらたなコラボレーションがドナートとの間に生まれつつある。

7月3日(水) 瀬木貴将レコ発 岡山・オリエント美術館
first cry
美術館はよく響くのでドラムベースのいない編成では好きである。今回は館の演し物が古代オリエント美術だったことも手伝ってなんともいい雰囲気。音楽はそれ音楽自体の価値と美しさであってそれ以上でも以下でもないというのが持論だが、サンポーニャ、チャランゴ、古代美術とくるとさすがにやられる?

7月4日(木) 瀬木貴将レコ発 西大寺・五福座
mind talk
アムス村松技師の念入りな調整でよりブリリアントな高音を得。
主催者チームのモリヤさんの隠れた趣味は絵。ホームページに載せた自作をアメリカ人が購入。バイクチームのトレードマークにしてTシャツも創り、うりあげのうち一枚につき1ドル恵まれない子供のためのチャリティにまわすという。インターネットの威力?

7月5日(金) 瀬木貴将レコ発 枚方・菅原公民館
summer afternoon
折れた瀬木貴将のメガネ修理不能!館長みずから走るわ急かすわで本番ギリでなんと新調なる。こないだの安田さんと言い、今回は人を走らせるツアー?

7月6日(土) 瀬木貴将レコ発 二俣川・サンハート

7月7日(日) 瀬木貴将レコ発 吉良・インテルサット
kawai 3ft / K
マスターのたかさんが結婚したそうだ。

7月8日(月) 瀬木貴将レコ発 愛知

7月9日(火) 瀬木貴将レコ発 移動
やっとアナゴが食べられた。瀬木と名古屋にくるたび連れてもらっては休みだったり休憩時間だったり、ありますね、そういう縁のない店ってものが。そういうところに限ってやっとありついてみるとお味が思った程じゃなかったり店員が妙に高ピーだったりする。、まぁそれは振られ続けてるうちに期待過剰になっていたり、たがいの精神のテンションがずれていたりということなんだろうけど。ところがここんチは良かった。3人で入ったので種類のアナゴ料理と6種類の箸休め。
瀬木が別行動のこととてなれぬスペイン語であれこれ喋っていると店の人、”川口さんのごしょうかいですよね?”瀬木の名古屋での兄弟分にして地元のフォルクローレの名手(zanpona and quena)川口のことである。なんでも姉妹店のうどんやサンにいるルミコさんが川口君のなかよしでそちらに是非立ち寄ってもらうよに言い遣っているという。ルミコさんはこのチェーン店のオーナーの娘さんなので断るとこの若い女性店員にもよくなかろうと、そのうどんやさんを訪ねたら”このくらいならデザート代わりに”と冷や麦をいただいたのであった。
スペイン語でムィリヤモ、英語ではtoo mutch enoughになりながらも、もてなしは受け取らねば、と食べる僕の横ではドナート氏、すずしい顔で平らげた。これは彼が大食漢なのではなく、頑張ってる様子を見せることすら相手に気遣わせるとの思いやりなのである。偉いのである。そのへんのラテン人とは違うのである。いやゴメン。ラテン人をまずそこでくくることが間違っているのである。
政治経済文化などの差から来る相性的好悪の割り合いはあっても人と人は先ず個人個人のフラットな判断から入るべきである。その上で嫌いだったらちゃんと嫌いだと思うべきである。わざわざ表明することはないけれど。嫌いな時は嫌いでいるほうが、好きになった時ちゃんと好きになれるのである。自分の中の嫌いにフタをしてる間は好きになるチャンスも自ら逃していると知るべきである。少なくとも民間レベルでは可能ではなかろうか。

東名春日井〜小牧ジャンクションで中央道〜岡谷ジャンクションで長野道〜???ジャンクションで北陸道、、、と、普段運転しないものには酷な道程を、峠ごとの大雨にも負けずとばしてたら燕三条駅の手前でパトカーに止められ(スピード違反)駅真横でガス欠。事件は起こる。

7月11日(木) 瀬木貴将レコ発 新潟・大四ホール
pooh song
ここのべ−ゼンがいいのは前から知ってたが今回は特に相性もよく、客入れ前に2時間以上楽しんだら調律師の人がずっと聞いててくれてそのあと再調整。おまけに”いいご褒美をいただきました”なんて言ってくれちゃうもんだからすっかり木に登る。
クリーニング屋のイクミちゃん三人それぞれにお花を持って来てくれて感激。

7月12日(金) 瀬木貴将レコ発 移動

7月13日(土) 瀬木貴将レコ発 蔵王・ライザ
yamaha 5ft / tears of nature

7月14日(日) 瀬木貴将レコ発 津山町・もくもくランド
desparate
雨で特設会場中止。急遽市民センターホール。主催者が購入したピアノ使えず、会舘の古いヤマハに手こずる。

7月15日(月) 瀬木貴将レコ発 移動

7月16日(火) 瀬木貴将レコ発 函館・乙部町公民館
kawai C? sand castle
なかなか弾き易いと思っていたら打ち上げで”あのピアノでよくいい音を”と言われ、調律師上出(かみで)さんに感謝。朝からずっと格闘してくれてたそうである。コンサート終わるまでずっと脇で見守っていてもくれた。こういうのはグッとくる。

7月17日(水) 瀬木貴将レコ発 函館・金森ホール
yamaha C-??? matador
今日も上出さんと一緒。嬉。ピアノの足が外向きと内向きでそれぞれ外交的とその逆の鳴りがする、というある種定説があるそうだ。びっくり。実験してみると確かにそんな気はするが僕の場合先入観の要素の方が強いと思う。

7月18日(木) 瀬木貴将レコ発 中新田
tears of nature
着物出来。くるみ染めの黒地に梅染めのピンクや生地ままの白の格子。見ると地味、着ると派手、不思議である。似合いそう。羽織はまだ機織り機にはさまっている。

7月22日(月) 月猫えほん音楽会仕込み 青山・円形劇場

ルースリハ 西荻窪UEN
いつもながら不愉快な対応をするスタジオであるが、時間前に入るのを敬遠して久しぶりにアケタの店にいったら原田依幸、松風鉱一両先輩が久々に聴けたのだからあざなえる縄である。小山彰太さんもいて演奏がまたよかったのだった。
ルースとのリハもまずは順調でめでたし。

7月23日(火) 月猫えほん音楽会 青山・円形劇場
伝兵衛、今田、来。辛〜い料理の打ち上げが盛り上がる。富浜かおる嬢も飲みに参加。興味深いキャラである

7月24日(水) 月猫えほん音楽会 青山・円形劇場
バグ山口、鶴山来。高泉淳子来。終演後、coba, 寺井尚子と会。

7月25日(木) 月猫えほん音楽会 青山・円形劇場
陰山泰来。タイムファイブ青山来。
あっっっっ、、、、というまに3日経ってしまった。2公演の時など休憩中に宿題片付けようなんて無理のまた無理。来客が多いんだな。それにしても5回の公演それぞれに面白いからすごい。本多愛也はほんとに凄い。

7月26日(金) ルース 名古屋・ラブリー
ルース竹内尚美
加藤雅史 bass 小井政都志の南山大学一級先輩。
渡辺モリオ gi ルースとよく演ってる面白い(interesting)play のjazz guitarist
崎山弥生 vln 沖縄人で那覇には双児の妹が子育てをしてる由。

7月27日(土) ルース 名古屋・ラブリー
連日満員。ルースの名古屋での人気のすごさ?この夏一番の発汗量。
warのドラム(2代目)のD. Brown 昨日から居て今日は3曲参加。リ−に来週あったら報告すべし。

7月28日(日) 伝兵衛 水戸・ガールトーク
what a wonderful world
椰子の葉陰で
wesが聴こえる
夢はいつも
あと一杯
古時計
サマータイム
嘘は罪
湘南rainy days
いつものズブロッカ
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georgia on my mind
川沿いの帰り道
wesが聴こえる
夢はいつも
あと一杯
パラダイスカフェ
星に願いを
サニーサイド
ムーンライトスターライト
雀荘のエッちゃん

7月29日(月) M's(マサちゃんズ) 新宿・musical dog
リハ順調も嬉しいが、来年2月までの流れを打合せと確認、これ大事。

7月30日(火) M's(マサちゃんズ) 青山・victor301
cleopatra's dream/anthony's scream
girl talk
jou spring
when sunny gets blue
first cry
it's only a paper moon
daddy blue
fine rouge
Take 5 A-Trains
setembro/2週間前に名古屋ラブリーで納谷嘉彦さんのライブを聞いて急遽候補曲にしたが大正解だったみたい。
it might as well be spring
floatin' time
Swingin' On A Star
13の候補曲から絞り込むのも面倒だから2日間で全部録音してしまってから選ぼうなんて言ってたら、初日に全部やってしまった。

7月31日(水) M's(マサちゃんズ) 青山・victor301
jou spring、fine rouge、Take 5 A-Trains、floatin' time と順調にテイク2を録り終えて試しにとSwingin' On A Starの別テイクにとりかかったら、イントロでツボにはまったべ−シスト約一名。千本ノックの始まりである。
つっかえてはやりなおし、またひっかかってはテープをもどす間、面白がって譜面に正の字を書いているのを小井に見咎められたりしながらそれでも11回目くらいには演奏が通ってめでたし。
しかし聞き比べた結果、昨日のファーストテイクを使うことにした。こういう ”なんのこっちゃ”はrecordingにはつきものであり、ともに過した時間に意味があり、音に出る。これでいいのだ。
 

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