仕事日記●○●8月
小文字青〈佐山さん〉小文字赤〈管理人〉※小タイトルは管理人がつけています。


8月3日 茨城・美野里町公民館 月猫えほん音楽会
いなかの子供はうるさくても、積極的で良。
大谷(元、東京一組)来。来年11月の新ホール柿落とし公演のための書き下ろし用打ち合わせプラス取材との由。その時はオレがピアノだそうな。

終了後、車で葉山に移動、前乗りはらくではあるが、打ち上げがないのはもの足りず。

8月4日 葉山マリーナ 湘南jazz fes. PONTA BOX
PONTA BOX

sand-witch
poo-song
w/carol 山崎
come rain or come shine(Bb)
tea for two (Db)
it don't mean a thing if it ain't got a swing (Cm)
w/柳ジョージ
yokohama 66(Am)
青い瞳のステラ(Bb)
stormy monday blues (C)
money(Dm)
雨に泣いてる(C)
foreverman(Dm)
w/solid brass
freedom jazz dance (Bb)
manteca (Bb)
caravan (Bb)
sophistcated lady (Ab)
rockin' rhythm (C)
three views of a secret (E)
squib cakes (F7)
w/solid brass+近藤房之助
everyday i have the blues Ab〜Bb)
same old blues (D)
blue ondon (Dm)
3gymnopedies (G)
spining wheel (G)
traveling (Cm)
encore
MG's ???(C)
a land of thousand danses (D)

8月5日 上野・野外音楽堂 jazz fes. 三好功郎セッション
三好功郎(gi)・本田雅人(sax)・須藤満(bass)・鶴谷智生(dr)

向井さんの4管バンド、サウンドもアレンジもすばらしい。ジャズらしい匂いとオリジナリティがうまくブレンドされていて、達哉に”君がかいたの?”と聞くと、全部向井氏本人だという。弦カルでのレパートリーも一晩分くらいは溜まったそうで、こんど一緒にやらせてよと言うと、”ずっとやってる今泉が好きだから”と返ってくるところも、オレが所属してたころから変わらぬメンバーの大切に仕方で、嬉しくかんじる。

近藤房之助とはきのう一緒だったばかりだが、やはりレギュラーバンドだと、なにかこう、一体感があって良。小島は相変わらずすごい。

8月8日 夜中 odu リハ
三好功郎(gi)・本田雅人(sax)・バカボン鈴木(bass)・鶴谷智生(dr)

8月9日 バグ jazz講座打ち合わせ
大坂昌彦、小井政都志に加えて三木俊雄、こいつがまあ詳しくてたすかった。大坂と二人で、こっちが考える構想に対していくらでも答がでてきて、とても勉強になりました。ビバップの時もそうだったけど、ジャズ講座ってのはこの、打ち合わせ勉強会がオレにとってメインな感じ。今から2管の本番が楽しみである。

8月11日 ビクター101 ほのかキー合わせ
ミュージカルの人はみんな、譜面の会話が通じて初見がきいて、腰も低いしとても付き合い易いものだが、ほのかちゃんはそれに加えてスターであり、謙虚であり、もう最高。いやそれ以上に二人で出し合ったばらんばらんのメニューが楽しい。アレンジも自分写譜も苦にならぬ。

調布 vic ginz 村田陽一
ビッグホーンズビーで廻ったときの歌手、のリちゃんのいるお店。居心地もよく、村田もいつにない、というか本来の姿の、いい感じのトロンボニストを楽しんでいた。バッキングを一人でやるのはある意味自由度が高く、らくである。

8月13日 西荻窪 uen studio ヒダノ修一
知り合って十年余り、初めて聞く、初めて共演、こういうこともこの仕事のお楽しみのひとつ。素直でいい曲を書きはる。タキオともそうだが、和ものってなんだか血が騒ぐ。

8月14日 新宿・ミノトール2 DUST
全然期待してなかったのに反して、い〜い音響と、よくメンテされたヤマハの C-3。楽屋もしっかりしてて、dustの東京での演奏場所はここにするか?でも、お客さんにちょっとお高いしね。

8月15日 名古屋・star eyes ソロ
つぎからつぎへと現れる女性客が皆浴衣姿ではないか。いずれもそれぞれによくお似合いの色や柄、満員の客席50〜60人の中の1ダースの年頃浴衣娘てぇのは、なかなか壮観で、他のお客さんたちにとっても、佐山雅弘のピアノ以上に足を運んだ甲斐のあることだったのではないか?ピアノとピアニストを取り囲んだ集合写真が愉しみである。

ソロピアノの行く先が朧げながら垣間見えた一夜でもあった。勿論、浴衣とは別の話。

8月16日 名古屋・star eyes M's(マサちゃんズ)
M's(マサちゃんズ)の演奏、どんどんハイクオリティがコンスタントになってきている。ライブ人気が上昇するのもむべなるかな。

8月17日 吉良・intelsat M's(マサちゃんズ) ゲスト:黒葛野敦司
ゲストの黒葛野敦司、実に出来良。自己バンドのプレッシャーのないのが幸いしたか?"I remember tonshen"など、オリジナルバンドよりいい仕上がりではなかったか?bariton trio による"daddy blue"での小井政都志のベースラインは空前絶後といえるほどの完璧さであった。

8月18日 吉良・intelsat M's(マサちゃんズ) ゲスト:akiko
英語が完璧で、絶対音感があって、そのうち一つでも世の中を渡っていく芸になるので、一生懸命獲得しようとした人たちがいたものなのに、当たり前のようにそれらが備わっていて、nice body で今時の顔、ってのがでてくるんだねェ。歌もうまいし客あしらいもいいし、バンドとのコラボレーションもうまいから、TOKUとともに時代をリードしていくんだろうな。

8月19日 駒ヶ根 jazz festival PONTA BOX
村上ポンタ秀一(Ds)・佐山雅弘(P)・グレッグ・リ−(B)
jean pierre
sand-witch 3-2-3
seven steps to heaven
foot prints
eye of the hurrikane
nardis
pinnoccio
three views of a secret
liberty city
sbatotto
松岡直也、casiopea,t-squeare に挟まれたらこういうメニューにはなるわな。オオギミ君とゲタオがやっぱりすごい。

8月21日 高知県民会館グリーンホール 月猫えほん音楽会
能祖将夫〈読み猫〉本田愛也〈マイム猫〉波多雅子〈白猫〉佐山雅弘〈ジャズ猫〉
吉沢あやめ〈演出〉野口毅(今日を境に網倉直樹)〈舞台監督〉藤井純子(junpei)〈舞台監督助手〉高見和義・市川尚之〈照明〉遠藤宏志・釜田純子〈音響〉スズキサオリ〈衣装管理、face painting〉趙英〈ヘアメイク〉岡本由紀夫〈tour management〉
一行十四人で旅回り。これに現地スタッフ、バイト勢が力を合わせて舞台をつくる。音楽とはまた趣きを異にしたあじわい。旅一座の気分が良。
以下はツアー不参加。
小竹信節〈美術〉大友靖子・上山まきこ〈衣装〉

台風と待ち合わせをするように高知に入ったが、四国の東岸を通って串本に上陸し、彼の地の人には相済まなくも、無事公演できて幸。土佐の子供は元気がよいと見え、4人募集の観客舞台参加に幼稚園児二人有無をいわさず飛び乗って来、大いに盛り上がる。

8月23日 荒尾市文化会館 月猫えほん音楽会
昨日の移動日に八代のてるみ嬢がつきあってくれて玉名の名物だというラーメン探索するも、no.1との天琴,no.2との ??共に休みで桃苑に行く、そこまでで町を三つ程すぎるので、あと一足のばして植木町へ。田原坂(タバルザカと読む)にて西南戦争を思い、帰りに見つけた剣道具店で三尺八寸(竹刀)を買うところがなんとも軽いが、店主に素振りの教えを乞うとピシリとキマっていて、この辺りの子供は学校で竹刀の素振り位は習うという。九州男児おそるべし。
歴史的感慨に耽り、愛也さんのマイム、能祖さんの読み聞かせ、二つのワークショップに参加し、ピアノ庫に籠って二時間程も弾き、素振りは左右十回ずつで腕がいたくなったのは愛嬌で、まことに心身の充実したところで本番。ヤマハのフルコンが実に小気味よく手に馴染み、インプロビゼイション好調。

8月25日 熊本市総合女性センター 月猫えほん音楽会
三百人程度の客が地座り。月猫はこのくらいがステージ側も客席も落ち着くと見え、ホームグラウンド的なおかつツアーでこなれた感も出て良。

本番終わりで列車にとびのり、、、

福岡・drean boat odu(俺達だって歌いたい!)
本田雅人(As)・三好功朗(Gi)・佐山雅弘(Pf,Keyb)・バカボン鈴木(B)・鶴谷智生(Ds)
1st Stage●

1-opening for ODU
2-some skunk funk
3-pick up the pieces
4-just the way you are (本田雅人)
5-loving you was like a party (鶴谷智生)
6-蘇州夜曲 (バカボン鈴木)
7-上を向いて歩こう (三好功朗)
8-love and happiness
2nd Stage●

1-moonlight serenade (佐山雅弘)
2-jeao
3-captain carib
4-get away
(本田雅人)
5-la-la means i love you (バカボン鈴木)
6-when she was mine (鶴谷智生)
7-nothing from nothing (佐山雅弘)
8-憧れのヨーロッパ
encore●

1- it do mean a swing
2-just the way you are (本田雅人)
実に楽しい。前座やってくれた”ク−”というアカペラグループ(女3男2)もなかなかよかったと思ったら、浅原伸さん(いつも世話になるライブハウス”player”のvo+keyb)のお弟子さんたちだった。

8月26日 宮崎・青雲橋特設ステージ odu
1st Stage●
2nd Stage●
昨日と同じ
encore●

1- it do mean a swing
2-i just call to say i love you
雨の予想に対して、屋内会場に完璧な舞台準備(照明、音響、etc)をしたにも拘わらず、晴れそうだてんで、撤収後、野外ステージ設営。調律も含む完全な二度手間。日本で最もあたたかい主催チームだとは知っていたが、これには感激一入であった。
きれいな半月を中空に唄うmoonlight serenade はとても気分が良。

8月27日 大分・blick block odu
一部が終わった途端、アラスカから来てるというアメリカ人が楽屋に”ドラマーと話したい、きっと彼はカリフォルニア人だろう”と訪ねて来た。鶴谷の英語は本物だとは思っていたが、ここまでとはしらなんだ。たいしたもんである。
今日からメニューにアカペラがはいった。moonlight serenade のイントロである。

8月28日 熊本・django odu
1st Stage●
1-opening for ODU
2-some skunk funk
3-pick up the pieces
4-just the way you are (本田雅人)
5-loving you was like a party (鶴谷智生)
6-蘇州夜曲 (バカボン鈴木)
7-上を向いて歩こう (三好功朗)
8-love and happiness
2nd Stage●

1-moonlight serenade (佐山雅弘)
5-la-la means i love you (バカボン鈴木)
6-when she was mine (鶴谷智生)
2-jeao
4-get away
(本田雅人)
7-nothing from nothing (佐山雅弘)
8-憧れのヨーロッパ
encore●

1- it do mean a swing
2-i just call to say i love you
宮崎大学時代の三好の後輩の宮下君の楽屋での告白。”ジャズ研時代の三好さんに遅刻して体罰を受けました。シンバルを膝のうしろに挟んでよしと言われるまで正座するというものでした。懐かしく思い出します。”人はみかけによらないのは勿論だが、ここにもあった”音楽体育会系説”

8月29日 鹿児島・caparvo hall odu
地元バンドの前座あり(40分)
Stage●

1-love and happiness
2-some skunk funk
3-pick up the pieces
4-just the way you are (本田雅人)
5-loving you was like a party (鶴谷智生)
6-蘇州夜曲 (バカボン鈴木)
7-上を向いて歩こう (三好功朗)
8-jeao
9-get away
(本田雅人)
10-nothing from nothing (佐山雅弘)
11-憧れのヨーロッパ
encore●

1- moonlight serenade (佐山雅弘)
2-it do mean a swing
3-i just call to say i love you
PA思うにまかせず難渋するも、本田雅人噛んで含めるように冷静に対処。えらい。皆一度や二度は切れかかるが、大人な対応。バカボン鈴木は口を開くと怒鳴りそうだと、無言で自重。おれのみ、一度声をあらげて、一番できてない人間、でも年は一番上。それっていかがなものか.......

8月30日 財部(たからべ---鹿児島県の宮崎との県境)きらめき文化センター odu
地元バンドの前座あり(sqare の copy band 40分)
なかなかうまいのも良かったが、全員でスクエアファンなので打ち上げで本田雅人を見る目がハート。三好が須藤に電話して酒の肴にする一幕もあり、楽しく飲。
Stage●

1-opening for ODU
2-some skunk funk
3-pick up the pieces
4-just the way you are (本田雅人)
5-loving you was like a party (鶴谷智生)
6-蘇州夜曲 (バカボン鈴木)
7-上を向いて歩こう (三好功朗)
8-jeao
9-get away
(本田雅人)
10-nothing from nothing (佐山雅弘)
11-憧れのヨーロッパ
encore●

1- moonlight serenade (佐山雅弘)
2-it do mean a swing
3-i just call to say i love you

あっというまの最終日。つまりいいツアーだったワケなんだろう。

8月31日 お休み
オフを取って宮崎は青島の温泉。東京に帰って休むよりゆっくりできる。三好功朗、バカボン鈴木、それにODUのtour manager の山下との四人でなんとか峠から青島見物、温泉につかって、やってきたビデオ鑑賞。このバンド結構イケてるかも.........

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