仕事日記●○●7月
小文字青〈佐山さん〉小文字赤〈管理人〉※小タイトルは管理人がつけています。


7月1日 大分 ”くし焼き輝ちゃん” 伝兵衛 duo
昼、県警音楽隊練習室にて boston のコンサートグランドと遊ぶ。rhapsody in blue,tempest など愉。
夕、郊外の jazz 喫茶 "naima"で young female drummer の舞ちゃんと再会、客のいないピアノトリオで、 israel,satin doll など遊ぶ。亦愉。
夜はくし焼き屋で電子ピアノだ、逆だといいのに.......と思って本番始まったらビックリ!超盛り上がる客とコルグのなんとかいう degi.pf も弾き易く、8時から11時まで、本編もアンコールもあったもんじゃなく歌いまくり弾きたおし、後藤君(東京にもちょくちょくいってるスイング系の sax player)の飛び入りもあり、年に1〜2度あるかないかの楽しいライブになってしまったのだから解らないものである。

7月2日 帰京
朝一の不機嫌のせいもあるだろうが大分空港はどうもよくない。市内から遠いし(タクシーで12000円!)、航空会社のカウンターは判りづらく、レストラン街はあさってのほうにあって、待ち合い室への通り口は少なく、狭く、見つけにくい。大分の人文風土は大好きなのに...これでは観光に支障があるだろう。

NHK 505 st 堀井勝美 おかあさんといっしょ
「なかなおり磁石」
堀井勝美(comp. arr.)・梶原順(gi)・鳴瀬喜博(bass)・石川雅春(dr)・佐山雅弘(pf + el.pf)

赤坂 Bb  つづらのあつしバンド
黒葛野敦司(bariton etc)・小井政都志(bass)・岩瀬立飛(dr)・佐山雅弘(pf)
速い曲は quintet にしたらどうだろう?
やたらとタイトル変更具体案出す客是有。

7月3日 新宿 pit inn つづらのあつしバンド
黒葛野敦司(bariton etc)・小井政都志(bass)・岩瀬立飛(dr)・佐山雅弘(pf)
二日続けるとやはり良。なにが良いか?リズムセクションに乗ることが体に入っているので、時間の経ち方(= groove )が smooth 。曲想の確定と飛躍という矛盾とも思える両要素が八方に拡がる。しかし次回は早くて11月.......やはり double team にして毎月の演奏を目指したほうがよいのでは......
bariton の音色、メロディ安定してきて良。

7月4日 深沢サウンドアライブ 八代亜紀 Rec " christmas jazz ballad "
大沢誉志幸(comp, produce)・かの香織(詞)・村上ポンタ秀一(Dr)
いや懐かしい。johnny 吉長 band 時代だから丁度十年前から三年間、しょっちゅう来ては rh, rec, session に明け暮れていたのが昨日になる。char、マック清水、伊藤公規、ロミ−達がひょっこり現れそうだが、今は江戸屋ではなく、space shower等数社の共同経営になってるそうな。世相は変わる。経済はうつろい続けるけれども出来事とその刻印は残っている。やれる時にやれることを、その時々信じてることをした方がよい。

7月5日 渋谷 JZ Brat " 真夜中まで" 公開記念ライブ
真田広之(vo, etc)・五十嵐一生(Tp)・道下和彦(Gi)・佐山雅弘(Pf)・小井政都志(Bass)・井川晃(Dr)(トラ)以上守山紘二クインテット
黒葛野敦司(Ts) 珍しくテナーマンとして(Tsのみ)の参加
島田歌穂(vo)
TOKU(flh, vo) DUGで会った時に話したら、ちゃんと来てくれて嬉。
2horns は良。tp の音が ts の solo に移った時に何とも言えぬ jazzy な気分になる。女声の回りで何だかブカブカいってる感じが、lester young や count basie に囲まれたbilly holiday のビデオを思い起こさせる、これも歓。

篠田さん、猪越さんなど撮影スタッフも大勢集まって、二年ぶりとは思えないfamirious な空気が温。阿川の佐和ちゃんは父上のお怪我とかで早退、平野のレミさんは最近急接近マブダチの石川セリさんとセットで、鈴木ほのかちゃんも先日のレディジェーンでの約束通り顔を出してくれ、来るべきジョイントライブの打ち合わせなど出来、出演者仲間の三谷幸喜氏、戸田菜緒さんらとのおしゃべりも華。

7月6日 祖師谷クレッセントスタジオ2st ポンタボックスrecording
村上ポンタ秀一(Dr)・岡沢章(Bass)
■blue moon
■it don't mean a thing if it ain't got a thing
あちら(1st ) のベ−ゼンも好きだけど、今日のスタインウエイは、生涯初めてかもしれない、いいピアノ。new york のボディに humburg の中身をいれてあるそうだ。シリアルは50万2千番台。bosendolpher 社から来たという調律師も松岡以来の発見で、どんなポジションから低単音を弾いてもコトリと嵌る。


7月7日 福岡 岡垣サンリーアイ ハミングホール 瀬木貴将デュオ
ヤマハの新しいフルコン
エクアドルのフォルクローレバンド、シサイと二枚看板。舞台を広く使って踊ったり、曲によって楽器を持ち替えたり、楽しいステージである。べ−シストだけは日本人(神奈川)で、コンタに似ているが、パリのジャズクラブで会ったベトナム人べ−シストにも似ていた。
ミスユニバース最多産出国だけあって、いい男が多い。片やオレにそっくりなのもいて、顔の系統がはっきり二つに分かれるのだろうか。真田広之とオレがステージに立った先日のライブはこんな風に見えてたのかも知れぬ........トホホ.........

7月8日 福岡 イイヅカコスモスコモン中ホール 瀬木貴将デュオ
no pa,yamaha を441で tune up していてくれたのを昼のコンサートで使った442のスタインウエイに急遽代えた。というのは、チラッと弾いた時のあまりのタッチのスムースさもあるが、昨日来の暑さで瀬木の楽器が pitch up していて、1サイクルの差は我慢しても、楽器のコンディションを優先させて、442でバッチリにメンテしてしまってあったのだった。
こんなに思ったように音のでるピアノもめずらしい。東京文化会館、クレッセント2st、飯塚のこのホール。自曲コンサートしたい三つのピアノ。
今日もプレイヤー、佐野元春バンド、歌手以外全員いて、大セッション。佐橋や拓雄をバックに”すんまへんブルース”を歌ってしまった。ぜいたくなもんである。

7月9日 目黒幡龍寺スタジオ ネイチャ−ワールド Rh
瀬木貴将(zanpona , quena)・佐山雅弘(Pf)・伊太地山伝兵衛(Ac. Gi)・坂本昌人(Bass)・永原元(Dr)

7月10日 名古屋 Club Diamond Hall ネイチャ−ワールド
瀬木貴将(zanpona , quena)・佐山雅弘(Pf)・伊太地山伝兵衛(Ac. Gi)・坂本昌人(Bass)・永原元(Dr)

7月11日 ビクター別館 インタビュー受け with ポンタ
月刊エレクトーン(松永きよみ)、アドリブ(青木誠)
青木さんはえらい!音資料をちゃんと聞いてきて、自分なりの判断と評価を半熟にして取材に望み、あくまでもプレイヤーへのリスぺクトにのっとって話を聞き、こちらの本音を引き出してくれる。

7月12日 東京べイスタジオ PONTA BOX Rh
村上ポンタ秀一(Dr)・グレッグ・リ−(Bass)・佐山雅弘(pf)・近藤房之助(Vo)
肺炎+肺水腫 in NYの置き土産禁煙で呼吸法が変わってドラミングがごく楽になったとは聞いてはいたが、なんだかすごいことになっている。
運営面、政治的側面ではごたごたしてきたPONTA BOXだが佐山+ポンタの音楽的関係性においてはますます面白い新展開が期待できそうな予感。バンドがどう、仕事がどうなんてェことはこの際よくって、つまりそういった意味ではPONTA BOXはもう解散していて、尊敬するミュージシャンであり、世界一やりやすいドラマーにどう食らい付いていくか、いかに成長するか、どんな音楽が我々の手から創造されていくのかを、相も変わらず、自ら驚きながら楽しむ、ということだろうな。

7月13日 岩手・胆沢町文化創造センター ネイチャーワールド
瀬木貴将(zanpona , quena)・佐山雅弘(Pf)・伊太地山伝兵衛(Ac. Gi)・坂本昌人(Bass)・永原元(Dr)

昼の部 三つの中学校全生徒のためのコンサート
空き時間に八戸の奥平がまさとを伴って現れたのも嬉しいが、なんと入荷して冷凍する前の調査捕鯨ミンク鯨の10cm*20cm*2cmを2枚持ってきて、彼のキャンピングカーでステーキにしてみんなで食した。懐かしいのもあるが、そんなに新鮮なのは元論初めてだから旨さが何種類も交互にたちのぼる。

夜の部 普通の有料コンサート
当たり前だがよるのほうがよい。
久々の五次会四時まで、、、
1次会 主催者打ち上げが始まるまでの一時間、白木屋で
2次会 主催者打ち上げ@喜作(寿司)
3次会 カラオケスナック乗っ取りブルースセッション
4次会 プールバーで瀬木、伝兵衛と9ボール3人対決
5次会 イタめし屋で地元musician仲間と、、、、、セッションツアーを約す。

7月14日 祖師谷クレッセントスタジオ2st PONTA BOX w/吉田美奈子
■alfie
■my foolish heart (retake)
■footprints (retake)
■never broken (retake)
■seven steps (retake)
■over the rainbow ( 差し換え)
ピアノが違うだけでこうも変わるか!smooth and thrilling !

7月15日 NHK session 505 収録(8.4 放送) M's(マサちゃんズ)
佐山雅弘(pf)・小井政都志(bass)・大坂昌彦(dr)
1-creopatra's dream
(POWEL) + anthony's theme(小井)
2-fine rouge
(大坂)
3-girl talk
4-swingin' on a star
5-daddy blue
(小井)
6-take 5-A trains
(M's)
7-froatin' time
(佐山)
8-masarism
(大坂)
演奏、イマイチ空回り。お客が堅くなるってどういうこと?全国放送のラジオに出るからかなァ。
チラッと飲みますか?、、、が6時スタート翌3時迄。夜のライブ終わった大坂が参加するまでになるとは恐るべし!小川もこ。
※この時の様子はセッション505の進行役小川もこさんの公式サイトでも知ることができます。

7月16日 青山円形劇場 芝居”室温”観
ケラリーノ サンドロビッチ作演出
いやーよかった。芝居の眼が肥えてきたのかどうかはよくわからんが中島朋子他役者さん達それぞれの素晴らしさに目が耳が心が奪われ、”たま”の知久君だけは以前から知っていたが、こんなにいいバンドだったかと刮目の思。
芝居のいい所は、何日何年経っても、ふとした時に、情景や台詞がよみがえってくるので、今日の出し物がオイラのどんな実生活のシーンに亡霊のように立ち顕われるのか楽しみである。

7月17日 祖師谷クレッセントスタジオ2st PONTA BOX w/吉田美奈子
it don't mean a thing,if it ain't go that swing /pf , el-pf dubbing
pf , el-pfの組み合わせだけながら、pontaのアイデアと村田のアレンジの共同というか闘いというか、つまりそれが音楽的作業なのであって、とてもスリリングかつ素晴らしい仕上がりの音像になった。

7月18日 東京倶楽部 伊太地山伝兵衛、石井康二duo 観
岩手の後、倒れた伝兵衛、、、でも多少復活していてまあ良。
M's(マサちゃんズ)にピッタリの店の模様。早速出演交渉。ホームグラウンドになりうる気がする。メンバーの説得にはいる。

7月21日 宮崎フェニックスジャズイン PONTA BOX ゲスト:近藤房之助
グレッグと相部屋、なかなか良。
マイク・スターンバンド極良。
デニス・チェンバース矢張り凄い。
ケイ赤城尊敬できる感じ。
三好功、小野塚らと客席に混じって飲みつつ鑑賞。亦愉。
dimension 聞くのを楽しみに飲んでいたら寝てしまい、とても残念なのは自分が悪いからしょうがないけど、小野塚や石川になんか顔向けしにくい感じ、、、、すまんの〜。

7月23日 NHK 506 st 堀井勝美 おかあさんといっしょ
「メールに夢中」
堀井勝美(comp. arr.)・梶原順(gi)・鳴瀬喜博(bass)・石川雅春(dr)・佐山雅弘(pf + el.pf)
ナルチョとそっくりな岡山 ”モグラ”のマスター、二人を会わせるのにライブを仕込みたいものだが、いっそこの ”おかあさんといっしょ”バンドで行っちゃうってのはどうだろう?堀井がさすがに旅になんてでれないか、、、、

青山円形劇場Bリハーサル室 月猫えほん音楽会リハ
白猫が中込佐知子から波多雅子に”注文の多い料理店”が ”どんぐりと山猫”にジャズ絵本の新ネタが二つ増え、大変だがみんなで創る或種芝居的な楽しさがある、、、っていうかオレ以外は芝居のひとなのである。

7月24日 青山円形劇場Bリハーサル室 月猫えほん音楽会リハ

オンキョ−2st 葉山ジャズフェス 柳ジョージ分リハ

7月25日 body and soul TOKU
TOKU(flh, vo)・佐藤はち(bass)・荻原亮(gi)・小松伸之(dr)
久々(20年ぶり?)の B&S。五日前に仕入れたヤマハC-7の調子もよく、客もさすがに満杯で、楽しいライブ。TOKUがあんなにステージングがいいとは驚き!

7月26日 青山円形劇場Bリハーサル室 月猫えほん音楽会リハ
いよいよ月猫週間に入る。一つの仕事、uni character で何日か過ごせるのはとても楽だし、入り込めるし、大好きである。ツアーがその最たるものだが、今年の月猫は地方公演もあり、わくわく!

7月27日 青山円形劇場 月猫えほん音楽会
能祖将夫〈読み猫〉本田愛也〈マイム猫〉波多雅子〈白猫〉佐山雅弘〈ジャズ猫〉
吉沢あやめ〈演出〉高見和義〈照明〉実吉英一〈音響〉野口毅〈舞台監督〉小竹信節〈美術〉大友靖子・上山まきこ〈衣装〉趙英〈ヘアメイク〉
11時入り(=9時起き)はつらい。明日は9時入り、11時本番だって!アドリブいのちのショーなのに脳味噌が眠っていてどうなることやら、、、、

7月28・29日 青山円形劇場 月猫えほん音楽会

7月30日 音響1st 葉山ジャズフェスリハ
ソリッドブラス・小倉博昭(gi)・近藤房之助(vo,gi)
録音スタジオでリハーサルとは贅沢な!

7月30日 仙台・楽楽楽ホール 瀬木貴将 w/orchestra
forest rain (duo)
dulce(duo)
silencio(duo)
el condor pasa (w/orch)
illusion(w/orch)
ホールでのナマはやっぱり気持ちが良。仙台フィルのピックアップメンバーもさすがに優秀で、瀬木大喜び。コンドルオケバージョン、結構全国展開できるのでは?

 

「仕事日記」INDEX  6月 8月