夏休み屋久島4泊5日旅行

2003年7月9日〜7月13日

1日目
1時間寝坊して、危うく搭乗時刻に間に合わない事態に
なんとか滑り込んで、羽田〜鹿児島〜屋久島へと半日で到着
ホテル送迎アリのツアーなのに、迎えがないので東京の旅行代理店へ文句をいって送迎させる
日本の代理店に電話一本で文句を言えるところが国内旅行のメリットか<単にケンカするほどの英語力がないだけ。。。

ホテルは宮之浦シーサイドホテル
空港から20分ぐらい車で走る。その間、店がなーんにもないんだもんね
離島なんてーのはそーいうもんといえばそうですが、レンタカーが一番便利ですな
その日はそこまで知恵を回らず自転車をレンタル
離島の自転車というのもちょっと興味があったのでチャレンジ
結構アップダウンが激しかったのでやめればよかった。。。と後悔
宮之浦から4km離れたガジュマル園まで40分ぐらい走りました
で、期待のガジュマル園ですが、うーん、ちょっと物足りないぞ
ハワイでもっと巨大なものを見ちゃっているからなぁ

屋久島の植生は海岸線には熱帯の、最高峰2000メートル近くでは北海道ぐらいと変化がある
とはいえね、あるだけっつーとちょっと迫力がないっす。
自転車でばてたし、ガジュマル園のガッカリ度が結構高くてちょと意気消沈
でも、ホテルは、食事の品数は多くて、大きな展望風呂で、部屋からは巨大な窓で海見える眺望がグ!

2日目
ホテルの部屋の眺望は良くても、遮光されていないと東の朝日がまぶしい
朝早くからまぶしくて寝てられん!あとクーラーで乾燥する部屋も問題かな

朝風呂のあと、バイキング形式の朝食を食べ、レンタカーを8時に借り受け
そのまま紀元杉までドライブ

樹齢3000年とも、いろいろな植物が寄生しているのが屋久杉
青空にそびえる杉はなかなか絵になります
ドライブ途中で、ヤクシカと、ヤクサルを見ました
天敵がいないので、どこかおっとり
そのままやや下ってヤクスギランドへ
お約束のようにヤクシカ出現

ヤクスギランドはお手軽にヤクスギの巨木を散策できるというもの
軽い50分コースでそれなりに見ごたえのある屋久杉たちに会えます
テーマパークっぽく思えますが、どうしてどうして原始の自然の姿を残しています
屋久島の森は、屋久杉の巨木、花崗岩と水の流れ、苔むした土地


午後になって、雑貨屋さんでお昼ごはんのパンと水を買って、白谷雲水峡へ
やっぱり1時間ぐらい峠道を走らないといけない
屋久島は、海岸線に道路が発達しています。つまり標高0m付近
一方、ヤクスギランドや、白谷雲水峡などのヤクスギを含む森は海抜500メートル以上
淡路島よりも小さな島でそんなに急に上がろうとすればそりゃどこも峠道になりますね
白谷雲水峡は、軽い登山ぐらい。ほんの少し登り坂もありますが
原生林道という寄り道コースだと沢渡りになるため、雨だとつらいかも
ただ、今回の旅行中、一滴も雨が降らなかったんですよね
予定は完全に達成されましたが、暑くて暑くてたまらん!ということも
気楽に考えて歩き回ってスター格の弥生杉


合成写真化はがんばれば対応します
つーかビデオもっていけばよかった。。。
そのあともたびたび杉がチェックポイント代わりに散策
ところどころの水場で水分補給
二代杉に、三本槍杉


ヤクスギって一本だけじゃなくて、複雑に絡み合っているんですね
メインの親杉が数千年生き延びて、その上にタネが落ちたり、別の木の枝が倒れたり
杉は植物と古いせいか細胞が融合していくという原始的な性質があってイビツに絡みあうらしい
それ以外にも、切り株や倒れた木の上に新しい種が生え育つという切株更新、倒木更新
杉+杉+その他大勢=ヤクスギのイビツな杉ということらしい
杉をみたりコメントを読んでいってだんだんわかりました
ずんずん奥へいって白谷小屋というコンクリートの山小屋を過ぎて辻峠方面へちょびっと
「もののけ姫」のイメージ世界ともなったという苔ワールドへ

合成写真でイメージしていただければ。。。一面苔の絨毯。足をおろせませんね。
そして順路の関係で一番最後になりましたが、白谷雲水峡の水のクライマックスは飛流おとし

岩の上をにじりよって撮影しました
結構、命がけだったかも
ちゃんと橋の上でとればよかった。。。。のがこちら

白谷雲水峡のあと、少し車を転がして、西の永田、いなか浜のウミガメ記念館へ
NPO主催の建物ですが500円の入場料のわりには。。。。という規模
ただ、夜から700円の鑑賞会があるという情報を聞いて時間ができたら参加することを決意

3日目
縄文杉へトライ
朝4:45ホテルをレンタカーで出発
荒川登山口へ5:30到着、同45出発
小杉谷小学校跡に6:30到着
大株歩道入り口に7:50到着
ウィルソン切り株に8:40到着
大王杉に9:30到着
縄文杉に10:15到着
お昼ごはんを食べて、11:00に帰山開始
大株歩道入り口で、12:30、途中、150人ぐらいの登山者とすれ違い
トロッコとすれ違いながらトロッコ道を歩き14:30に荒川登山口に帰着
レンタカー借りておいてよかった。
行き帰りがバスだと登山/下山とも絶対、渋滞に巻き込まれたはずですから
結局8時間半でした。10時間とか脅かされていましたが、
トロッコ道は最初は「おぉ、Stand By Me」とか思って喜んでいましたが歩くのには疲れますな

大株歩道はかなり整備されていて、梯子階段がしっかりと用意されていました
ただ、たまーに登りにくい岩道もありますが、梯子段はリズムが取りやすくてとてもラク
おかげで早かったし、体もラクチンでした
6月に棒ノ嶺をやったときの方がよっぽど大変でしたよ
 

ウィルソン切り株はかなり迫力アリ
この太さの杉が完成するのも驚きですが、それを伐採しようとする16世紀の人もすごいねぇ
おそらく悪霊とか神さま退治とかなんかだったんだろうなぁ

これも例によって苔に覆われていますが、攀じ登るバカモノがいるんだと

ラストは縄文杉
確かに爺神がいてもよさそうな巨大杉

ヤックルじゃなくて、ヤクシカの思わぬ登場がラッキーでした
ヤクシカと比較すると杉のサイズはわかりますよね
ま、これらの杉は代表格ですが、縄文杉の周辺には、他であったら名のあるご神木になりそうな巨木がごろごろ
それも切り株から再生していたりして営々と続く世界を推測させます

縄文杉の後、時間がありそうなので、海亀の産卵見物
20:00開始で、22:00ごろに産卵見物ができました
個人的には2度目、ですが、屋久島は一晩で20頭もあがるときがあるんだと
野生動物がそれだけ産卵しにくるという島もすげーなーと
30分ほど見物し、海亀を海に送り返して終了
フラッシュの使用が厳禁なので、デジカメの露出UPと夜景モードで撮影した画像を処理した補正した写真です
ホテルに23時に戻って睡眠。長い一日でした。

4日目
滝、海中散歩、温泉、南西林道、屋久島灯台とあちこち思い残しをつぶす日
滝は花崗岩の屋久島の地質からダイレクトに水が落ちるため、なかなか勇壮
大川(おおこ)の滝、千尋(せんぴろ)の滝、トローキの滝

水中遊覧船は船底が透明ガラスになっていて水中が見えるという奴
結構、サンゴ礁があって楽しめました。ただ、潮の流れが早くて、酔うやら、写真はとれないやら
フルーツ村(「まんてん」ではゴルゴ松本が店長役をしていた店のモデル)でフルーツを食いました
フルーツ村のあと、海中温泉にて真昼間から裸風呂

真ん中の天幕のある場所が温泉場
水着なし、混浴で、干潮時の時間限定という条件で入る物好きは何人いるんだか

南西林道をドライブ
縄文杉周辺の苔むした、うっそうとした森ですが、縄文杉にはかなわず
歩くのが面倒な人がドライブしながら雰囲気を楽しむのは良いけど、歩かなきゃね
いい加減疲れていたので、適当に流してとりあえず島内一周を完成させてホテルで仮眠
食事のあとまた、ウミガメ会へ
今回は、いなか浜ではなくて前浜に移動
車が大渋滞するなか一匹は見れました
しかーし、そのあとも七、八頭はあがったため、堤防の上から一匹を一時間ほど観察
卵を産むために穴を掘るんですが、乾燥しすぎで砂が崩れて3回失敗
ところどころ休みながら穴を掘り、失敗しては、移動し、失敗し、結局、海へ帰りました
12時過ぎまでこんなことをやっていましたがさすがに眠いので帰宅
ところで、いやな噂
海亀観察会で有料(700円/人)にしていることが問題なんだと
県から亀保護のための補助はでているのに、観光客相手に商売にちょっと?
観察会そのものの世話人はいろいろと面白い話を聞かせてくれるんで
こちらとしては払った分十分たのしめたんですがね
島の生活も大変なんだなーと思う次第

最終日
大体屋久島観光は遊び尽くしたのですが、最終日ということでヤクスギ自然館とお土産屋廻り
屋久杉で島の観光を活性化しようとする話も大変だなぁ
お土産屋で、島のすし屋はどうか?ときいたらんーダメだって
ま、魚は正直、北の魚の方が旨いからなぁ
しかし、ここが旨いよ。まずくても知り合いの店を紹介するもちつもたれつの関係が、商売人の基本だと思うんだが。。。のんびりしていますな。

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