北海道東へのツアー旅行

2001年3月15〜17日

流氷を見に行こう!と思い立って北海道へ
仕事もちょっと一段楽したし,いくぞー!と2月下旬に決心
珍しくツアー旅行を探して,旅行会社のパンフレットを漁る漁る
で,格安のツアーを発見して申し込み,3月15日(木)〜17日(土)というなめた日程でいってきました

なめたというのは,仕事を放りだしていってしまったからですね.
で,放りだしてしまったツケはきっちりついてくるもので,仕事を終えた14日の夜から見事に発熱
37.8度とか,どーりでゾクゾクすると思ったー.
あったかーくして布団にもぐりこんだんだけど,やっぱりダメ.出発の朝になっても熱状態.
咳も鼻水も下痢もしないホントのただの熱でした.
や,だから仕事しすぎだったんだって.タハハハ
でも,ツアー参加だから,ともかく羽田を旅だって,紋別の空港へ
1日2便(羽田と新千歳)のかなり可愛いプチ飛行場

で,到着してみたらバスの運転手の出迎えの方がいて,大型バスへ
飛行機の中は満員だったからいよいよ他の団体さんとご対面かなー.と思っていたら.
今回のツアー参加者は俺ら二人だって.
なのに,50人乗りの超大型バス.もちろんガイドはなしだけど.
ワゴン車で十分だろうに...
運転手さんと自分たち2人の3人しかいないので,一番先頭に陣取って旅していました.
でも,熱は下がらない...

ガリンコ号2

で,ともかくこのたびのメインイベント,ガリンコ号2へ.
3月中旬でかなり雪が激しかったので,船はでないかもー.とかちょっとびくびくしていました.
が,出ると聞いて一安心

なんか工作船みたい.とおもっていたらやっぱりそうらしい.
元はアラスカの石油船を引退して,観光船にして,2代目は新しく同じ設計でサイズを大きくしたんですと.

先頭の底には,ドリル?みたいなものが付いててこれが氷をカチ割っていくわけ.

実際にはヒビが入って壊して進む様子はこんな感じ.


で,肝心の流氷ですが,そらもう,見事なもんですね.
海を一面埋め尽くして...この湾内でさえ氷の厚さは,50cmはあるんじゃないですかね.
巨大な流氷になると20mとか.それってもう氷山だよね.これ.
北極はこの何倍も凄いんでしょうけど.

この流氷のおかげでカニ漁の船が出せないそうです.
実際そうだわ,船だせないよ.こんなに氷が厚くちゃ....

でも,こんな氷原でも生き物はいきていて,かもめはかなーり逞しく生きていました.
船の上でカッパエビせんにたかるたかる
直接手からもぎっていくけど,かわいいというよりも狂暴って感じ.
まぁ,あっちも生活がかかっているからねぇー.
かもめ以外にもカラスみたいな奴らもいるんだけど,そいつらはねだりに来ないから不思議なもの.
かもめの方が人になれるのかなァ.

流氷見物は外気温零下5度ぐらい?沖は風があって寒い寒い.
でそんな中,私の発熱は絶好調....もうフラフラ.
流氷の後は,温根湯温泉ホテルへ.
ホテルの食事中ビールを飲んだら薬が回ってもう意識朦朧.
そんな状態で,温泉に何度も漬かって,じゃんじゃか汗をかいて,布団にもぐりこみ.
そうしたら翌朝には見事に熱が下がっていました.
温泉での湯治パワーっていうのはホントですね.
しかし,いー温泉でしたわ.ここの温泉は.
5つぐらい風呂があって,いい湯,いい温泉でした.

砂漠にオアシスがあると街ができるといいますが,日本じゃ雪国には温泉だなーと実感しました.

きつね村

その名のとおり狐を放し飼いにしているところ.
ビーフジャーキーで愛想ふりに寄ってきます.
やっぱり犬の親戚なんで,ものすごい歯を持っていますね.
あとずるがしこいつーか,鼻が突き出て狡猾そうなのはいかにもイメージ通り
毛皮は見事であったかそう.プラチナ色の狐の毛皮はとても豪華そう.

網走刑務所博物館

今も網走には刑務所はあって,すでに4代目なんだとか.
で,ここは昔の刑務所の建物を利用した博物館になっているんですね.
こちらが明治期の正門.レンガ造りがいかにもです.よく映画でみたなぁと.


こちらが房舎の表玄関

表玄関から細長く牢を納めた庁舎が延びているんですね.
それが半円状に5本延びているんですね.
真中のみが出入り口になっていて監視がしやすくなっているんですね
ユニークな設計って気がしますけど違うんでしょうか.どこもこうなっているのか?
で,こちらが中


こちらが,資料館の中のお人形たち.
囚人たちは北海道の道路工事に借り出されていたってーシーンの再現
他にもありますが,一つ一つ結構丹念に作製されています.
この人形の後ろの方に,別の組が工事しているっていうのが小さな人形で再現されているってー,細かい芸が施されていますね.

一時間ほどの滞在で,結構駆け足だったのが残念.

流氷館

網走郊外の流氷館
零下18度の巨大な冷凍庫があって,流氷を保存しているというもの.
濡れたタオルを振りまわすとカチーンと凍ってしまいます.
中にいるとサムサム〜

白鳥公園

昼飯を食ったら,白鳥の集まるトウフツ湖
川の一部みたいだけど,湖らしい...???
で,白鳥がこの湖に集って冬を越したり,渡るための中継地点にしているようです.
エサということで食パンの耳を捲くと食べます.
でも,白鳥ってかなーりトロくて,ばんばん鴨に横取りされてやんの.
白鳥は水面を泳いで長い首を自由に使いますが,鴨の方は空から水中からスゴイ勢いで奪い取っていったり.
野生動物の掟は厳しいもんがありますなぁ...

冬の摩周湖

摩周湖といえば霧
10年近く前いに来たときはモノの見事に霧.
なんで,素通りしちまいました.
でも,冬は霧が出ないらしいんですね.それなら透明な湖が見れるだろ!
と期待していったら...凍っているやン.湖水なんか見えやしない.
でもさすがに神秘的.次こそみてみたいのー.

硫黄山

硫黄が噴出しつづけている山
温泉場の側にはこういう硫黄の噴出しは不可欠ですよね.別府の地獄とか,恐山とか.
ボコボコボコ〜と,ジェットエンジンのような音がしてすごいです.
硫黄の臭いがくさいくさい.こういうのを見ると,うーん,近くの温泉は期待できるぞーとか思うな.

川湯温泉の湯の閣というところの温泉にとまって単身赴任中の親戚と落ち合い酒盛り
翌朝,二日酔い気味のまま,バスにのって,3時間かけて紋別空港に戻って帰京.
上空からみた流氷は,すごく難しいジグソーパズルというか,妙に数学的なカオス模様でそらもう綺麗でした.

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