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雷神山古墳 その2(名取市)
館腰駅の北西にある古墳。東北地方最大の前方後円墳として知られます。
発掘後に復原整備され、史跡公園となっているものです。



雷神山古墳(その2)


手前に見えてるのは歩道。雨が降るとちょっと滑ります墳丘東側。こちら側のくびれ部上面が少し削られているが、そのあたりがかつての調査箇所の一つである。周囲は一応周堀があるが、墳丘を盛るために土を取った跡程度で、墳形に合わせて計画的に作られてはいない。

後円部東側登り口。墳丘斜面には葺石があるということだが、この時には見あたらなかった。上り口の右側に置いてある石には「後円部」と書いてあるのです

少々磨耗が見られるものの、いい感じの石造物ですこれが墳名の由来となった墳頂に祀られた雷神様。いったいいつの時代からここに鎮座しているのだろうか。

後円部上から見た東側周堤帯。その下は断崖になっており、かなたには仙台空港を見下ろせる。眺めいいですよ。東北本線と旧奥州街道が眼下を走ります

後円部にだけこんもりと樹木が生えてるんです後円部から見た前方部。樹木が多く、残念ながらあまり眺望はきかない。

説明板に示された出土した埴輪壷と壺形土器。かつて雷神山古墳は円筒埴輪を持つものと考えられ、築造年代も5世紀半ばごろと思われたが、これが発見されて4世紀代にさかのぼると考えられるようになった。こんなふうに詳細な説明板が用意されてるのでした

やっぱりあれだけ大きいと、全面調査なんてとんでもない時間と労力がかかりそうですね…1976〜77年に行われた部分調査時の様子。埋葬主体部は現在も未調査である。

西からの航空写真。平たい感じがよくわかる。東側に直線状に続く木立は水路に沿って館腰遊歩道となっていて、北に進むとそのまま飯野坂古墳群に行ける。丘陵のピークをいっぱいに使って造られてるんですね
次は小塚古墳→→



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