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大塚山古墳(名取市)
名取市南西部、愛島笠島にある古墳。
賽ノ窪古墳群中で最大で、東北では珍しい中期古墳です。



大塚山古墳


宮脇の方からえっちらおっちら登ってきたら、この風景に出会ったのでした南西から。90mの古墳時代中期の前方後円墳。仙台平野では中期古墳は稀少だという。径60m、高さ8.5mの後円部が目立ち、一見大きな円墳に見える。

西から後円部。草が茂って形状を見にくいが、何となく草に段が付いていて3段築成の雰囲気がわかる。夏草の茂り具合はおそらく最高潮…というわけで、あまり姿が見えません

名取市の標柱は側面に説明が書いてあるのですが、……読めないんです、草が深くて後円部南側。墳頂には忠魂碑などがいくつか建てられている。それらは1978(昭和53)年宮城県沖地震で一度倒壊したらしい。

南側くびれ部に道があって墳頂に登ることができる。後円部墳頂はかなり広く、ベンチまで設けられている。墳頂は一見すっきりと見えますが、かなり丈高い草が茂ってました。歩兵の脚が短いわけではありません…

樹木がなければ眺望はかなりよいはず。愛島の田んぼを見下ろせる場所ですが、こちらは山側墳頂から西側道祖神社方向を見る。同神社境内に2基の円墳があり、周辺にも御上古墳、十石上古墳などいくつかの古墳が見られる。

東側の前方部。高さ2.3mときわめて低く、左端の道で削られている。残った部分もどれだけ原形を留めているのか疑問。高さがほとんどわからない前方部。愛島はタケノコ栽培で知られるところでもありますね

説明板から拝借。今後の調査に期待しましょう雷神山古墳の説明板にあった大塚山古墳実測図。葺石は検出されているらしいが、埋葬主体などは未調査なのが残念。
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