![]() | 福島県 亀ヶ森古墳 その2(河沼郡会津坂下町) |
会津坂下町北部、青津にある亀ヶ森古墳。 東北地方でも第二位の規模を誇る前方後円墳で、北に阿賀川を望む台地上にあります。 |
![]() | 後円部東端にある観音堂。平地で一般的に見かける観音堂よりもかなり大きく立派な建物である。これも後円部上4分の1ほどの面積を占めており、残りは樹木に覆われている。 |
後方部南西側裾にある六地蔵。前方部の墓地に付属するものだ。史跡公園として整備が完成した際には墓地ともどもどのような扱いになるのだろうか。 | ![]() |
![]() 南側くびれ部付近から前方部。右端通路に沿って水路が南北に貫通している。前方部墳丘上はほとんどが墓地。 |
![]() | 前方部から後円部方向。後円部は樹木に覆われて全く見えない。前方部は墓地化されているために形状の保存が良いとも言われているようだが、見た目には感じられない。 |
くびれ部北側から。草で埋もれている部分が灌漑用水路。 | ![]() |
![]() | 前方部北側から後円部北側を見る。南側よりもくびれの形がわかりやすい。 |
![]() ほぼ真南から見た状態。墳丘からここまでが推定される周堀である。以前は周堀の範囲内にも民家があったようだが史跡整備に伴い移転が進んだようだ。当初この古墳は平地にあって最大幅30mほどと広い周堀を持つことから中期のものと考えられていた。近年墳丘から採取された埴輪片から前期にさかのぼる可能性が強まり、年代的にも東北最大の宮城県名取市雷神山古墳(推定4世紀末〜5世紀初)に近いものらしいことがわかってきた。 |
![]() | 青津集落の南の入口、古墳群の標識の傍らの雷神社。小さな鳥居の奥の小さな石殿の周りに各種供養塔が置かれている。いずれも元は別の場所の「宮前塚」(圃場整備により消滅、経塚と推定)から移されたものだということだ。 |