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中屋沢地区の古墳1(耶麻郡塩川町)
塩川町中部の中屋沢地区は、西方に大塩川を望む平地から南東側の山地へと連なるところ。
周辺の古墳をいくつか見ていきます。

 

竹屋古墳群・観音森古墳

 
このあたりのはず…と思って眺めているところ。夏空をとんぼが飛び交います南から。駒形小学校の東約500mの竹屋観音堂付近。「群」とされるが実態未詳である。「日本の古代遺跡 45 福島」(保育社)では大型前方後方墳があるとされている。また福島県立博物館発行の「図説 福島の古墳」にも前方後方墳の存在が明記されている。その分布図によると、この写真中央の墓地付近が後方部にあたるらしい。
 
墓地の西隣、観音堂の東側に神社があり、ここが怪しいのではないかと進入してみる。うるさいほど蝉の鳴いている、なかなかよい雰囲気の参道は、ちょっとだけ涼しいのでした
 
社殿の後ろが盛り上がってます。おお、これだこれだすると案の定、社殿の裏が墳丘状になっていた。
 
裏をのぞきこむと、ちゃんと階段まで付いている。大きさは径20〜30mほどの単独の円墳のように見えるが、先の写真の墓地が後方部とするとこれが前方部であろうか。ちゃんと手すりのついた階段が見えてます。ってことは、登っていいのね?
 
けっこう急な階段です。周りのシダやコケでもわかるように、ほんとに鬱蒼とした森の中頂上から。社殿の屋根よりもだいぶ高い。周囲は樹木が密生し見とおし困難で墓地方向とのつながり具合がわかりにくい。これが前方部とすると相当大型の前方後方墳ということになりそうだ。
 
神社の西に隣接する大雲山観音寺観音堂。天正元年の創建と伝えられている。江戸時代に西国三十三霊場を模して設けられた会津三十三観音の第八番札所である。堂内には県重文の檜寄木造り漆箔塗りの如意輪観音坐像がある。隣のお寺です。こちらは明るい
 
ちょっと怪しいかも知れない塚。どうなんでしょう…観音寺境内の忠魂碑の背後がやや墳丘状だった。前方後方墳の周囲には方墳が陪塚のごとく寄り添っている例が多いが、ここもそうなっていないのだろうか。
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