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NO.166古墳(岩槻市)
岩槻市西端、馬込にある古墳です。
小さいものですが道路際にあり、妙に目立ちます。



No.166古墳


樹木は切られてしまったらしく、なぜか1本だけ残ってるのでしたやや南西から。第六天神社の前の道を北西に進むとここに至る。蓮田市との境界のすぐ近くである。20mの円墳とされるが未調査で近世塚の可能性ありともされる。ミラー付きなのは馬込地区に近年設立・開校した私立大学の門の真正面にあるため。
 
道路の反対側の大学の門の脇にある石碑類。三猿のある方は庚申塔だろうが青面金剛像らしきものが剥落してしまっている。これらは村境のいわゆる「賽の神」として置かれていたものであろう。こうしたものが近くにあることも一里塚などのような近世の境界塚であることを示唆しているかもしれない。なんだかずいぶん立派な大学でした。三猿の上部はのっぺらボーです
 
樹木も下草もきれいにしてしまっていて、妙にさっぱりした塚です西から。実際の見た目の大きさは20mどころか10mにも満たないぐらいである。なぜか一本を残して木が切られていてますますまるで一里塚のようだ。このように方向を変えて見ると不規則に歪んだ形をしていることがよくわかる。
 
墳丘東側。葺石のようなものも全く見られない。高さも1mほどである。これだけ変形していて周囲が耕作されていれば埋葬施設や遺物が発見されていそうなものであるがそれも伝えられていないとすると古墳でない可能性も高いかもしれない。周囲は植木屋さんの畑のようです。かなり削られてこのかたちになっている、という印象…
 
20m以上の径があったとすれば、道路で削られた部分もありそうですよねやや北西から。たまたま手前の切り株の残る部分が帆立貝形古墳の前方部のように見える。この道路も将来さらに拡幅されないとも限らないので岩槻市唯一の墳丘の見える古墳(?)の存亡も非常に危うい。
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