![]() | 埼玉県 鶴ヶ塚古墳(加須市) |
東北自動車道が通る加須市中部。羽生インターから2キロほど南のあたりにある古墳です。 地図にはよく「鶴塚の大松」として載っていますが、残念なことにその大松は現存しません。 |
![]() | 手子堀川と東北道が交差した所から少し東の、集落から少し離れた所にある。現状は古墳の面影は失われて、神社の基壇として四角く残るのみである。正面から見ると、ちょっと近畿の天皇陵風に見える。 |
この説明板には記載が無いが、靫形埴輪が出土したということで、かろうじて古墳と認定されており、実は正確な墳形も未確認である。この擬木タイプの説明板は、昭和53年に稲荷山古墳の鉄剣銘文が発見された後の考古学ブームの波に乗って埼玉じゅうで設置されたもののようである。 | ![]() |
![]() | 残念ながら大松は枯れ、社に掲げられているこの写真によって往時の姿を想像するばかりである。 |
氏子の皆さんによって保存された大松の幹の一部。日付は「昭和五十六年一月吉日」となっていて、説明板が設置されてすぐであったことがわかる。 | ![]() |
![]() | 鶴ヶ塚前にある十九夜塔。女性の健康祈願の神様として地元で信仰されたという。天保6年(1835)の銘が刻まれている。 |