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将軍山古墳(行田市)
将軍山の東側はずいぶん壊れしまっていたのですが、
復原して内部を展示館に。墳丘に埴輪も植えました。
展示館の入場券は、さきたま資料館と共通です(50円)。



将軍山古墳


秋の将軍山。草刈直後らしくきれい南西からの眺め。造出しが見える。写真ではちょっとわかりにくいのだが、墳丘の縁にぽつぽつと植わっているのは、円筒埴輪と盾形埴輪。群中で築造年代も最も新しいとされていたが、最近の研究では中の山古墳の方が新しい可能性が出てきたようだ。日本では2番目と言われる、世界的にも例が少ない「馬冑(ばちゅう=馬のかぶと)」という珍品が出土していて、稲荷山に負けず、貴重な古墳である。

埴輪を並べたのはよいのだが、なかなか手入れが行き届かないようで、夏場にはこんなありさま。どうせサイボーグ古墳になってしまっているのだから、墳丘に登れるようにしてくれれば良かったのに。何せ、大型の前方後円墳で樹木が伐採されていて登れるものは埼玉には皆無なのだ。西側から。ずいぶん茂った

将軍山古墳展示館へ展示館入口が面している道。以前はこの辺に家が建っていた。墳裾から中に入る。古墳内部に入って見るかたちの展示は、群馬県保渡田八幡塚古墳とここぐらいでは。副葬品など石室内を再現した展示があり、古墳断面の土層サンプルなどもある。「蛇行状鉄器」という馬の旗を取り付ける金具も出土していたりして面白い。

東南側からの眺め。展示館の入口が見えている。復原前のこちら側はかなり削られていた。埼玉古墳群の前方後円墳は大体皆北北東に向いているのだが、将軍山と中の山は東寄りにずれている。横穴式石室を前提として、少しでも石室を南に向けたかったのだという説がある。青田越しの将軍山

でも、夏場はほとんど埴輪は見えません稲荷山の墳頂から眺める将軍山。きれいに刈り込んだので埴輪が見えるようになったところ。
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