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丸墓山古墳(行田市)
わが埼玉県の誇る「日本最大の円墳」。
とにかく墳頂に登ってみましょう。古墳のスケールを身体で知るのもよいものです。



丸墓山古墳


この大きさ!!小円墳跡のある公園広場より。個人的には、田に取り囲まれていた頃の昔の写真の景色のほうが好きだ。この付近は古墳建造当時は現在よりも標高が高かったのが、「関東造盆地運動」により沈降し、そこに利根川の氾濫土が堆積して平坦地になったと言われる。

古墳公園北側、旧忍川河畔より。中央の白いものはサギ。公園内には水鳥埴輪出土地もあるが、周辺は今も水鳥の天国である。あまり人通りも無い田園、水辺にサギ、カモなどが遊んでいる。旧忍川の対岸から見る丸墓山。中央にいるのはコサギ

草刈り直後南西側登り口より。この右側に周堀が復元されていて水が満たされている。堀には葦、ザリガニ、ウシガエル、カモなどが棲息し、生態系が出来ている。墳高約19m。登れる古墳としては日本最高級である。脚力に自信の無い人はちょっと覚悟して登り始めた方が良い。

階段を登りつめた所より公園入口方向をのぞむ。春には花見の名所となる。この桜並木の道は石田堤の名残りと言われる。右手は蓮池。雨のあとなどは降りるときちょっと恐い…

別段なにもないが、眺望はすばらしい墳頂部の様子。かつては数基の石製地蔵菩薩があったという。忍城攻めの際に1〜2m削られたため、当初はもっと狭かったとされる。埴輪、川原石が裾部で発見されているが、一面に葺石があったかはわからない。

墳頂から行田市街を眺める。ここからの景色により石田三成は忍城水攻めのヒントを得たと伝えられる。望遠鏡があれば、群馬の太田の古墳などが見えるかもしれない。群馬の山々が…

遠く煙突が見える稲荷山方向を見る。はるかかなたまで平野が続いていることがわかる。関東平野に住んでいる者には見なれた風景であるが、山の多い地方に暮らしている方は驚かれるのではないだろうか。

東寄りからの眺め。斜面の平均斜度は28度。かなりの急傾斜である。中段平坦面、上段平坦面の名残りが見てとれる。手前がカモやウシガエルの棲んでいる堀
次は稲荷山古墳→→


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