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上原古墳群(岡部町)その1
JR岡部駅の東にある古墳群。
現存するのは2基のみです。



前原愛宕山古墳


非常に姿のよい古墳。電車からも見えるはずです北から。JR高崎線岡部駅の南東約700mにある37mの方墳。現存する方墳としては吹上町の下忍宝養寺古墳に次ぐ県内2位の大きさで、墳丘が良好に残っているものとすれば実質的には埼玉県最大の方墳である。
 
南東側愛宕神社正面。愛宕神社は創建年代不明だが、古来周辺に火災が多いため火産霊命が祀られたと伝えられる。岡部六弥太忠澄(一の谷で薩摩守平忠度を追討)や岡部藩主安部氏も厚く崇敬したと言われる。岡部六弥太の墓、見てくるの忘れちゃいました。古墳以外の史跡を見逃しがちな古墳軍…
 
ちゃんと参道があったりするし、墳丘も立派。素朴ですが神社古墳としてはなりのレベルです南東側登り口。参道による変形が見られる。葺石・埴輪などは確認されていない。7世紀末の築造と推定されている。
 
墳頂部のコンクリートに鉄格子の社。寅稲荷神社の社も独特だったし、岡部の社はなかなか個性的である。うーむ。〆縄や賽銭箱がなかったら、とてもお社には見えません
 
中央に写り込んでる歩兵(170センチ弱)と見比べれば、かなりの規模の古墳だということがおわかりいただけるのでは…?北西側の様子。方墳というが、実際に見ても円墳と区別しにくい。実際に方墳であることが確認されればこのあたりの古墳時代最後の有力者の墓ということになろう。完全に発掘調査して復元された方墳というものも見てみたい気もするが、ここまで神社として地域に溶け込んだ状態では無理というものだろう。
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