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白山古墳群(岡部町)
白山古墳群は国道17号線南側(岡里)にあったものは宅地造成などで全て削平されています。
唯一残っているのがこの蛇喰古墳。道の駅おかべから歩ける距離です。



蛇喰古墳(白山26号墳)


バイパスとの間にある道(産泰神社のある道)のはたにあります南西から。道の駅おかべの南東600mほど、バイパスでない方の国道17号線から少し北に入った所にある25mの円墳。白山古墳群はこの南西の住宅地一帯に20基あまりあったが、26号墳のみ残してすべて調査後消滅した。6世紀以降の築造と推定される群集墳で、28mの帆立貝形古墳も1基発見されている。
 
正面登り口。墳丘上にも所々墓石あるいは碑石がある。草木が多くて夏場の観察は難しそうだ。この群では埴輪が出た古墳が多い。26号墳からも埴輪が見つかっているようだが、埋葬主体などの詳細は不明。夏場にはきっともわもわと草が茂ることでしょう
 
墓石は古いもの新しいものが入り混じってます南東側は墓地になっている。現状では国道に面している南西が正面のようになっているが、石室入口があるとすればこちら側寄りではないかと思われる。消滅した群中心部では古墳と古墳の間に円筒埴輪棺が埋められていた所もあったようだ。
 
南東やや離れた所から。遠くに群馬県の山並みが霞んで見える。「蛇喰」の名の由来は不明。群の中心部では周堀が接するほど密集していたが、新しい方は古い方の周堀をちゃんとよけていたそうだ。古墳にまじって竈(かまど)を持たない儀礼的な竪穴式住居跡らしいものも発見されている。畑の向こうに群馬の山々を望む…いい景色ですなあ。「蛇喰」はこのあたりの小字名でもあります
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