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四十塚古墳群(岡部町)その1
岡部町北端、国道17号線の南側にある古墳群。
道路地図などにも記載されているものです。



寅稲荷塚古墳


社殿を脇から見ているところ。密集した木立であまり見えないけど…南から。国道17号線のパイパス分岐地点から西に約400mにある寅稲荷神社。6世紀末築造と推定され、全長50mと、お手長山古墳に次ぐ岡部町で第2位の規模の前方後円墳である。町指定史跡で、道路地図にも記載されている。
 
神社入口。寅稲荷神社には3つの古獅子頭が残されており、町指定文化財になっている。この神社はなぜか社殿に至る参道が少し蛇行したりしていて一直線になっていない。敷石をまっすぐに進むとイチョウの木にぶつかってしまう。真新しいキツネさんが佇む参道口。歩兵は隣家のイヌをからかっています
 
なかなか立派なイチョウでした。参道は短いけど北東から見た後円部。前方部は西側にあり、後円部の高さ3mに対し前方部は3.5mと少し高く、末期前方後円墳らしい特徴を持っている。前方部先端付近の一部が調査されて周堀が検出され埴輪が出土している。
 
後円部登り口。ここも社殿に正対していない。石段も不揃いで足元に要注意。右手にかなり太い杉の木の切り株も見られる。キツネさんを新しくするなら、手すりとかも付ければよかったのに…。こりゃきっと年寄りには辛いぞ
 
左上に見えてる切り株はすごい太さでした。健在なときに見たかったな…後円部の北側斜面の様子。裾広がりで結構幅がある。
 
墳頂の社殿。昔の家の玄関のような、ちょっと面白いものだった。外側は薄緑色のトタン板張りである。もちろんこれは拝殿で、奥には赤い屋根の立派な本殿もある。面白い造りにはもちろん何か理由があるのでしょう。靴脱いで上がってみようと思ったけどやめました
 
上の写真の施設(社殿だってば)はずいぶん奥行きがあるのでした墳丘上は意外に幅狭くて社殿がいっぱいに建っていてあまり余地がない。
 
北から。右が前方部。本殿の屋根がちょっと見えている。埋葬主体は未調査だが、角閃石安山岩使用の横穴式石室と推定されている。ネギ畑越しに見る古墳
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