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龍勢会館・椋神社(吉田町)
吉田町東部、県道皆野両神荒川線にある「龍勢会館」。「道の駅○○」と名乗らない珍しい道の駅です。
龍勢祭りは椋神社のおまつり。毎年10月第2日曜日に行われます。



道の駅「龍勢会館」


真ん中の高い建物が展示館。後ろの平屋が龍勢茶屋です。駐車場はかなりゆったり吉田町と言えば農民ロケットとして有名な「龍勢」を抜きにしては語れない。その龍勢を通年楽しめる展示施設を中心にしたユニークな道の駅である。展示館は和式に下足を脱いで上がる。龍勢の製造工程や各流派の紹介、「やぐら」の実物大模型、世界の龍勢類似の祭りに関するものなどが展示されている。グッズも多数販売中。もちろん食堂兼物産店「龍勢茶屋」もやや小さめながら健闘している。
 
施設案内図。どちらかと言うと龍勢展示館が先行して出来た道の駅のせいか施設が分散した感じ。(龍勢会館は入館料大人300円 小・中学生 150円) 龍勢祭り見に行きたいんですよ。ビデオ見たらすごく楽しそうだったので…
 

椋神社


年末の椋(むく)神社。ご近所の方々で新年を迎える準備をなさってる最中でした延喜式内社としてのみならず、華やかな龍勢祭りの舞台として、また秩父事件発端の地として知られる椋神社。一見両極端に見える二つの事柄は実は共通して秩父の人々の独自性の強さを感じさせる。
 
武器にもなり得る火薬を用いることもあってか龍勢は文献記録を残さず口伝で残されてきたと言う。そのため起源はあまり定かではないらしく、説明板でも触れられていない。日本武尊東征伝説起源説、狼煙起源説などあるようであるが定説には至らないようだ。火薬の調合とか仕掛けとかいくつもの流派ごとにそれぞれ口伝で…というのにはうならされました
 
おお、実物だあ。さすがに火薬は入ってないんでしょうけどね境内の建物の軒下にさりげなく奉納されている龍勢の実物。長い竹竿で方向安定を取る巨大なロケット花火である。現在28の流派があり、上がる高さはもちろん、「背負い物」と呼ばれる先頭部分の仕掛けを競う。
 
神社北側の芦田山に設置された龍勢発射専用常設やぐら。草木が枯れきった冬場はちょっと寂しげだ。祭りの日のにぎわいぶりは龍勢会館の大型スクリーンで上映される記録映像でも楽しめるが、やはり実際に見るのが一番だそうだ。のどかな年末の晴天の下、やぐらは小さく素朴に見えました。あー、やっぱり龍勢祭りは見たいなあ
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