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太田部古墳群その4(吉田町)
群馬県と境を接する町北端の集落・太田部にある古墳群です。
この古墳群がある塚山を目指す探索行は、2回目にしてようやく成果が…。



太田部1・2号墳


位置はこのあたりと思われるのですが…北東から1・2号墳の推定所在地付近。両墳は群の他の古墳よりも北西にやや離れた塚山山頂の北に延びる尾根の東側、標高870mほどの所にある。1号墳は4.8mの半壊の円墳とされ、群中最も北西、小尾根の900.6mピーク近くにあるが確認できなかった。2号墳は規模・墳形ともに不明でほぼ消滅のようである。
 
南から。1号墳の所在地付近に見られた地ぶくれ状のもの。規模的にも合うのでこれがそうなのかもしれない。なぜかあたりの木はまばらに伐採されている。下から見るといくらか膨らんで見えなくもないのですが、なんとも…
 

山岳信仰祭祀遺跡? その1


これはびっくり。古墳探しを忘れてしまいました。大きな岩塊に、丈の高い樹木が生い茂ってるんです南西から。1・2号墳の所在地近くで見られたもの。付近は他に岩盤が露出している所は無いのだがここだけ石塁状になっている。大きさは大型トレーラートラック一台分ほどもあり、出会った瞬間には屋久島の山中にでも来てしまったかのような異様な感じがした。ここ塚山には山岳信仰遺跡があり瑞花双鳳八稜鏡が出土しているらしいが、これがそれに関係するのかは不明。
 
南から。全体は天然の石の露頭と思われるが、このように社か祠の跡がある。こうしたものがあることも太田部古墳群が中・近世の信仰に基づく塚なのではないかと言われる根拠になるのだろう。画像だと大きさが伝わらないなあ。岩を眺め、頭上でさわさわと楓や朴が揺れるのを聴いているのはなかなか気持ちのよいものでした
 

山岳信仰祭祀遺跡? その2


こちらは上のものから少し登ったところにあるもの。こちらは小さめでごろごろした岩塊1号墳の所在地近くで見られたもの。10m級の小円墳ほどの大きさの岩山に小石祠が載っている。
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