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太田部古墳群その1(吉田町)
群馬県と境を接する町北端の集落・太田部にある古墳群です。
この古墳群がある塚山を目指した2度にわたる探索行の顛末も併せてどうぞ。



太田部古墳群への道(残雪編 1)


埼玉側からのアプローチは無理なんです。これは群馬県鬼石町のバス停「太田部入口」太田部入口バス停時刻表。今回は群馬県側からバスでアプローチした。新町と上野村の間はかつての上信バスに代わって現在は日本中央バスが走っている。絶対的な旅客数が少ない路線なので、それなりの料金は覚悟しなければならない。ここですでに標高およそ300mほど。ここからは徒歩で標高850mあまりの太田部古墳群をめざす。この先には飲料・食料が手に入る店や販売機は無い。
 
神流湖の最上流側にかかる太田部橋。神流湖にはもう一つ、琴平橋という赤い吊り橋が下流側にもある。写真左端付近の山中に古墳群がある。可愛らしい赤い吊り橋です。手前はバス通りで、すぐ右手はトンネル
 
静かなダムの景色。寒かった…太田部橋から見た神流湖の西端部。神流湖は1968年完成の下久保ダムに伴う人造湖である。水不足の時のニュース報道でおなじみの群馬県八木沢ダムなどと並び首都圏の用水の確保や利根川の水量の制御、発電などの重要な機能を持つ。もちろん釣りやボート遊びなどレジャーにも利用されている。ダム湖の常で、当然この水の下にも沈んだ集落がある。
 
太田部橋からしばらくは周囲に民家も無い沢沿いの道を登る。沢には高さ10m以上もありそうな巨岩が、転がっているというよりは「建っている」所もあった。途中、「くまに注意してください」という看板も見られた。道路端に見えている白いものは雪。このあともっとたくさんの雪を見ることに…
 
一番左は「県立上武自然公園」の標識です。くま標識は改行がちょっと妙途中の別れ道にある芭蕉句碑の案内標識と「くま」「山火事」等各種注意看板。なぜか古墳群の道標は無い。右に進むと太田部の集落に至る。芭蕉句碑は集落内の個人宅の墓地にある。
 
集落入口の消防倉庫から少し歩くと左手にこのようなスイッチバック式に登る幅1mほどの細い道に出会う。一見個人宅への入口に見えるが、実はこの道が集落内部と塚山への入口である。近くの猟犬を数頭飼っている家のご主人のお話では「俺がこの前行った時には膝まで雪があった」とのことだが行ける所まで行ってみることにした。そのお宅の脇でもぞもぞしていたら、ご親切に教えてくださったのでした。ありがとうございました
 
画像だとわかりにくいかも知れませんが、かなりの勾配。お年寄には辛そうです。大丈夫なのかな…細い道は左右に民家を見ながら続く。現在集落は30戸ほどで、過疎化・高齢化が進むばかりだそうである。
 
やがて舗装も無くなり、集落の畑地帯を過ぎていよいよ本当の山道になる。なにぶんにも真冬のことで、畑はこんな様子でした
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