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南大塚古墳群(川越市)その1
川越市南西部、関越自動車道川越インター周辺にある古墳群。
西武新宿線南大塚駅から歩くのがよいかも。閑静な住宅街です。



南大塚5・6・7号墳


マンションの「荒れた庭」みたいな風景になっちゃってました関越自動車道のすぐ東。この畑に沿った藪の中にかたまって5・6・7号墳が残っているはずだが、見通せず、個別には未確認。左に見える建物の所にかつて36mの帆立貝形前方後円墳4号墳があり、量産化のため簡略化された最末期の円筒埴輪を持っていた。

これは明らかに墳丘であるが、位置関係を確認できず何号墳かは不明。かつて周辺に他に5基ほど古墳があったが、自動車道とマンション建設によって調査後消滅した。出土品は川越市立博物館にある。すぐ脇の通路ををマンションの住人が通ります。古墳に興味はなさそうな…


西中原1号墳


道路から見上げるくらいの墳丘の高さはありました南大塚5・6・7号墳とは自動車道をはさんで反対側にある。かなり変形して、あたりはゴミの不法投棄が見られる。

中央の側道端の木立が古墳。白い建物はホテル。すれすれで消滅を免れている。たぶんホテルの窓からなら全貌をみることができるのだと思うのですが、…試してみませんでした


中原古墳


ちょうど左手奥の家からおじさんが出てらして「チョキン!」とやり始めたところでした南を畑、北と東を住宅にはさまれて肩身せまく残っている。日照や落ち葉の問題で邪魔にされて削平されないかと思う。しかし、写真の端に見えるように墳丘の樹木を手入れする人がいるのでまだ持ちこたえるかも。

場所は西中原1号墳から側道を南に進み、通りを右折して少し歩いて右側。夏はもっと茂るのでしょうね


菅原神社東古墳


なぜか手前の方の樹木をずいぶん切り払った跡がありました国道16号から少し北に入った所の小さな神社。なぜか緑色のフェンスで守りが固いと思ったら、社殿の彫刻と燈篭に由緒があるらしい。特に燈篭は寛保3年(1743)に村中で寄進したものであるそうだ。墳丘は社殿の裏にある。

神社わきの児童公園の孤独なライオンの後ろ姿。顔を見たい人は現地へどうぞ。ライオンくんの尻つきがなんとも…

社殿と古墳の脇の道は小学生の通学路らしい社殿のすぐ後ろ側。「分布調査報告書」では墳頂に社殿が乗っているように記されているが、少しかかっている程度に見える。

北側はおおむね墳丘の形が残っていて、正面とは全く違った印象。神社の隣は製麺会社でした


南大塚の風景


なにげなくこんな景色が写真中央に見えるのは小さな石塔。周辺には大きな農家が多く、このようにまだ広い畑地が残っている。農家の庭先では開放水冷式エンジンの古い耕運機が大事に整備されて現役で使われている様子が見えた。

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