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五十塚古墳群 その1(猿島郡三和町)
五十塚(いそつか)古墳群があったあたり、町中部の東山田は、現在では八俣送信所となってほとんどが失われています。
残っているものを探して送信所周辺を歩いてみました。

 

五十塚古墳群1号墳

 
NHKのワールドラジオ放送を支えるアンテナ群。鉄塔・アンテナ萌えの向きにはたまらない景色でありましょう五十塚古墳群一帯は現在「RADIO JAPAN」などを発信するKDDI八俣送信所となり大部分が消滅して、わずかに数基が残るのみとなっている。付近は広大な敷地に長波から短波の巨大なアンテナ群が林立し、非日常的な光景が展開されている。旧飯沼をはさんで1.5kmほど東方にはかつての短波JJY(=日本標準時。2001年3月停波)の送信基地として知られたNTTの名崎送信所もある。
 
送信所を貫通して西仁連川を渡る橋の方へと向かうと、鉄塔の向こうにこの姿が見えてきます

西から。1号墳は送信所の東端、西仁連川の右岸にある。墳丘は非常に整ってよく保存されている。
 
周囲が開けた見晴らしのよい台地上。大きさといい姿の美しさといい、無名円墳としては一級品でしょう

北から。径58mはこの付近の円墳としては最大級。周堀も明瞭に残されている。固有名が無いのは不思議。
 
こちらからだと周堀のようすがわかりやすい

北東から。左に小さな標柱がある。どの角度から見てもほぼ同じ姿に見える円墳というのは、実は希少。
 
八幡塚からは1500mほど下流の同じ右岸に位置します。向かって右が西仁連川側

南から。こちら側からはより低い位置から見上げる形。円墳としては栃木県壬生車塚クラスの見ごたえがある。
 
かなり広々とした墳頂。かつては何かが載っていた可能性もありそうですね墳頂部。やはり残念ながらいたずらか盗掘かの痕跡がある。主体部については情報が無い。
 
墳頂から西側墳裾部を見る。外観から段築は認められない。この先、アンテナ群の下に前方後円墳とされる古墳がある。あくまでもなだらかできれいな墳丘。夏は蝉しぐれの中でしょうか
 
場所柄あまりひとけもなく、この眺望は独り占めです。あ、もう一人いたっけ墳頂から南方向。古墳群のある丘全体の端からかつて飯沼だった低地を見下ろしていることになる。
 
南東、西仁連川からの遠景。左から三番目の塔の右の林の盛り上がりの下に1号墳がある。やはりアンテナが入ると不思議な景色になりますね。仁連は地元では「にれい」と読むようです
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