野良猫日記    December.2003       

 

大雪  空寒く冬となる  12/09/2003 シロトラ

最近、白地に灰色のトラ柄の子猫が来るようになった。“シロトラ”と呼ぼう。

まあ、よく肥えてるので大丈夫だな。生粋の野良猫かぁ? 警戒心が強いので、やっと写真が撮れたのである。

この辺では白い猫は珍しいので、シロ狸とトラ母の子かぁ?相変わらず、シロ狸は行方不明だが…。

大雪  空寒く冬となる  12/10/2003 子猫たち

朝、トラ母とベベの2匹連れで来ていた。ベベは母にまだべったりらしく、時々トラ母のお腹に顔を突っ込んで、オッパイを探しす仕草をしている。

その後、シロトラが1匹で来ていた。最近子猫組が増えて、ガリグロはミルクが嫌いな所為もあって、別の入れ物に粉ミルク入りの餌を作る。朝早くきたベベには間に合わなかったが、猫缶に子猫用の粉ミルクを混ぜ、ドライフードも少し混ぜたもので、それを置いてあげていたら、シロトラはすっかり平らげていった。

大雪  空寒く冬となる  12/11/2003 聖フランチェスコ

梶川さんのとこの今のところ最強の赤鈴猫が、最近しょっちゅう餌を食い尽くしていくので、追っ払った。最近は少し離れたところで様子を見ていて、また来る。なめているので、今日は深追いした。

TVでちょうど、聖フランチェスコのことをやっていた。自分の俗物さ加減を省みた (^^ゞ

大雪  鮭魚群がる  12/20/2003 シロトラ、距離縮まる

前の候は“熊穴にこもる”だった。鱈腹食べられたかなぁ、森の王者熊どもは。

シロトラが目の前で粉ミルク入りの餌を食べた。触れないが、手で触れる距離。ガリグロはシロトラのお尻の匂いを嗅いだ。右の頬が腫れている。

冬至  冬生じ夏枯る  12/22/2003 スズナシ

昨日の夜、鈴猫を小柄にし首輪を取ったような猫が来た。“スズナシ”と呼ぼう。最初は警戒していたが、空腹には勝てず、寄ってきた。飼い猫だったのだろう。僕の手にも馴れ、必死にある程度食べると安心したのか、自分から擦り寄ってきた。ガリグロと一緒に餌を食べる。ガリグロは友好的だが、このスズナシはまだ心許さず。

今日は、梶川さんとこの三毛がやってくる。ガリグロを見ると、しばらくして逃げ出す。鈴猫はしょっちゅう来ている。

冬至  冬生じ夏枯る  12/26/2003 スズナシ 2

スズナシがまたやってきて、足元に絡み付き、体を擦り付けてくるまでに馴れた。ガリグロは久しぶりにはしゃいで、「遊ぼう!」とちょっかいを出していたが、スズナシはちょっと恐いらしい。

スズナシは、心許したのか家族全員に馴れた。シロトラの姿が見えないのでちょっと心配。玄関先の餌だけは切らさないようにしておこう。

猫好きの知人のおばあちゃんから聞いたが、家で飼ってる猫でも、閉じ込めておかない限り死ぬ時は目の前から消えるそうな。飼ってた猫にまつわる感動的な話を先日、色々聞いた。

冬至  鹿角おつる  12/27/2003 スズナシ 3

スズナシが軒下組になりかけている。夕方になると、シロトラとスズナシが集まってくる。そこにガリグロも加わる。猫缶の時間だと思ってるらしい。

シロトラは相変わらず警戒しているが、ガリグロに体を摺り寄せた。右頬の腫れは引いていたが、黒く痣(あざ)になっている、棒状のもので殴られたのだろうか?靴のつま先で蹴られたんだろうか?そんな痕だ。

冬至  鹿角おつる  12/29/2003 スズナシ 4

スズナシが軒下組になった。ガリグロに警戒心が消え、体を摺り寄せ挨拶するようになる。

スズナシは、一番おチビちゃんのシロトラを追い払いはしない。

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