1.船舶の一般常識を学ぼう!! 出題数2問(20点) |
船長としての心得(マナー) |
安全がマリンレジャーの基本 |
・航海(行動)予定を届ける。 |
@計画を立てる 海上に出る時は、船の性能や操船技術、自然条件等を判断して無理のない計画を立て、それに従い行動する。走り慣れた水域を航行する時でも同じである。 A航海計画に考慮すべき事項 ・夜間航海は避ける。 ・なるべく2隻以上のグループで行動する。 ・行動水域の状況を調べておく。 ・悪天候の祭、避難する港を選んでおく。 ・天候の悪化が予想される時は、出航を取り止める。 B届けを出す。(マリーナや家に) ・誰と(乗船者の氏名) ・どこへ(行動予定水域) ・いつ帰る(帰港予定時刻) |
・天気予報を確認する。 |
・新聞、テレビ、ラジオ、電話(177)※各地の天気は市外局番+177 ・観天望気を心がける 観天望気とは、雲の形や風向き空模様等から局地的な気象変化を予測することを言う。 例:日がさ、月がさが出ると翌日は雨。 かさ雲が、かかると雨。 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ。 ※天気は西から東に移って行く事が多い。 ・突風が吹きやすい前ぶれ 西に入道雲が現れる。 夜間西に稲光りがする。 にわか雨が降ったり止んだりする。 西の水平線が凸凹に見える。 朝、西空に虹がみえる。 |
・出航前のチェックポイント。 |
短時間の航海であっても出航毎に必ず行う。 ・航海計画に無理はないか。 ・行動予定を知らせているか。 ・天気予報を確認したか。 ・天候悪化の兆しはないか。 ・法定書類、法定備品は確認したか。 ・船体、機関の点検をしたか。 ・排水口はゴミ等でふさがっていないか。 ・燃料、清水は確認したか。 ・機関の試運転は十分行ったか。 ・救命胴衣は全員着用しているか。 ・定員を超えて乗船していないか。 |
※法定書類 ・海技免状 ・船舶検査証書 ・船舶検査手帳 ・船舶検査済票 |
※法定備品(搭載が義務づけられている物) ・救命胴衣(定員数) ・救命浮環(救命ブイ、浮き輪) ・黒球(2こ) ・工具 ・バケツ ・あかくみ ・消化器 ・信号赤炎 ・時計 ・アンカー ・アンカーロープ ・係船ロープ(2本) |
・航行中の注意 | ||
・視野を広くし、常に周囲に気を配る。 ・漫然と航行しないで船の位置の確認に努める。 ・燃料の残料に注意する。 ・航行中、漂泊中を問わず周囲の見張りを行う。 ・港内や船だまり付近では出来るだけ低速で航行する。 ・漁船や漁具にかんして注意する。
・ダイバーに注意する。
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・水上オートバイ(ジェットスキー)に乗る場合の注意 |
水上オートバイも小型船舶なので、通常のマナーの他に次の事に注意する。 ・近くに遊泳者やダイバーがいない事を良く確認する。 ・他の船舶の航行の多い所では遊走しない。 ・日没から日の出(夜間)の航行はしない。 ・航行区域(陸上から2海里以内)を守る。 ・風や水の流れの強い水域では乗らない事。 ・見せびらかしの走行や不必要な空ぶかし等の迷惑行為はしない。 ・航行中の他の水上オートバイの直ぐ後ろを続いて走らない方がよい。 ・無免許者には絶対に水上オートバイを貸さない。 |
●同乗者への注意 |
・全員に救命胴衣を常時着用させる。 ・定員を厳守。 ・乗り降りは船体中央部げん側から1人ずつ行わせ、乗船後は前後左右平均に乗せ、低い姿勢をとらせて船の安定をはかり、航行中はハンドレールなどにつかまらせておく。 ・飛び乗り、飛び降りはさせない。 ・靴や服装についても、細かい注意をはらう。 靴 :かかとが低く、滑りにくいもの。 服装:動きやすく、保温性のあるもの。夏期でも素肌をなるべく出さない。 ・大声をあげて騒ぐ事の無い様に注意する。 |
●マナーを守る。 |
・岸の近くや他船の近くを高速で走らない。 ・海水浴場やダイバーの潜水している海面には近付かない。 ・水面下に沈む物であっても絶対にゴミ、油、汚染物等を捨てないで持ち帰る。 ・酒気帯び又は、正常な運転を妨げる恐れのある薬物を服用して乗船しないこと。 ・他船の故障や事故を発見した時は可能な限り救助にあたる。 ・自船の引き波に注意し、ろかい船や小型ヨット等に迷惑をかけないように航行する。 ・海事法令を守る。 |
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