2.船舶概要 出題数3問(30点)

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2.1 船舶の分類

(1)船型による分類
A.平甲板船(ひらこうはんせん)

大型タンカーに多い
B.三島型船(みしまがたせん)

C.凹甲板船(おうこうはんせん)

(2)船体断面による分類
  A.単胴型

丸底型(ラウンド・タイプ) 低速船・大型船・ヨット等の排水型に多く見られる。

角底型(ハードチャインタイプ) 滑走型のモーターボートに多い。

V底型(ディープV型) 滑走型のモーターボートに多い。
  B.多胴型 双胴型(カタマラン)
三胴型(トリハル)

(3)走行状態による分類

A.排水型

走行中も停止中も喫水線の位置があまり変わらない。(大型船や漁船の様な低速船)

B.滑走型

高速航行中わずかな接水面を残して水面を滑走する。(高速プレジャーボート等に多くみられる)

C.半滑走型

排水型と滑走型の中間的な走り方をする。(大型モーターボート)

(4)動力による分類

A.ろかい船

人力で推進する。

B.帆船

帆とマストを備え風力を利用して推進する。

C.動力船

機関の力を用いて推進する。

・小型船舶は、電気点火機関や高速ディーゼル機関を使用する物が多い。

・大型船舶は、ディーゼル機関を使用する物が多い。

・大型帆船は、帆の他ディーゼル機関を備えているものが多い。

(5)機関のとう載方法による分類
A.船外機船 船尾板(トランサムボード)に船外機を装着する。
B.船内外機船 機関を船内船尾にすえ付け、ドライブユニットを船外に出しプロペラを回転させる。
C.船内機船 機関を船内中央付近にすえ付けプロペラシャフトによってプロペラを回転させる。

・船外機船と船内外機船はプロペラの向きを変える事により舵をとる。

・船内機船は一般的にプロペラの後ろにある舵板(だばん)の向きを変える事により舵をとる。