週報バックナンバー 2005年


週報(2005年12月25日)

   四四回目のクリスマスを迎えて
                                              朝位真士
 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。この名は、『神は我々と共に
おられる。』」マタイ一章二三節
 二〇〇五年のクリスマスおめでとうございます。
 私は一九六一年(昭和三六年)一二月二四日、日本キリスト教団北九州復興教会故山中日出刀牧師より受洗致し
ました。当時私は高校三年生で、マンドリンクラブに入部していました。友人のM兄の紹介で、高三の夏、中高
生の特別集会で、初めて教会へ導かれました。その時の話は忘れましたが、ヨハネ三章一六節「神はそのひとり
子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者はひとりも滅びないで、永遠の命を得るた
めである。」との御言葉が心に残り、その年のクリスマス礼拝の中で、洗礼を受けました。洗礼を受ける前の日
記帳を見ると、悔い改めの涙と、受洗する喜びの感謝の気持ちで、今もこのクリスマスの時期になると、心が熱
くなってきます。
 あれから四四年が経過いたしました。今、神様の導きで東京の桜ヶ丘教会で、足りない弱い僕が奉仕させて頂
いている事は、本当に不思議な神様の御摂理だと思います。現在はキリスト伝道会のエヴァンジェリストとして、
他教会で特伝や聖会をさせて頂き、少年院の教誨師として月一回女子少年にキリスト教のメッセージを語らせて
頂いています。
 フミ子牧師も東京聖書学校の教師として、教会音楽を教え、教会学絞、礼拝、婦人会、奏楽等の奉仕をさせて
頂き、小さな働きですが、今は二人で一人前として主の御用をさせて頂いていますのは、あの四四年前のクリス
マスの受洗が契機であることを感じて、唯々神に感謝する次第であります。

週報(2005年12月18日)

   クリスマス・チャペルコンサート
                                             朝位真士
 「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ。」ルカ二・一四
 今年で七回目になるクリスマス・チャペルコンサートを、ボーマン先生、ルリ子先生をお迎えして、当教会
で行えることを心から感謝申し上げます。今年は「大いなる恵み」と題して、ペアンテ・ボーマン先生が取り
次いでくださり、通訳はルリ子先生です。
 ペアンテ・ボーマン先生(東京交響楽団首席チェロ奏者、神学博士、伝道者)は、スウェーデンで誕生され、
一二歳からチェロを始められ、王立音楽大学卒業後、西ドイツのフォルクバンク音楽大学院、ヘルシンキ市の
シベリクス・アカデミー大学院で学ばれ、一九八〇年に首席チェロ奏者として東京交響楽団に入団されました。
フィンランドで聖書を学び、神学較で旧約釈義を教えておられる神学博士でもあられます。奥様のルリ子先生
は、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業後、西ドイツの国立フォルクバンク大学、シベリウス・アカデミーの各マス
タークラスで学ばれた、明るくて気さくで、大変活動的な方でいらっしやいます。
 新会堂が一九九七年一二月に建設されて、一九九八年二月に献堂式が行われ、翌一九九九年一二月一九日
(日)に第一回のクリスマス・チャペルコンサートを開催してはや七回目を迎えます。年間一六〇回以上の演奏
会や御奉仕があり、日本全国各地、北海道から九州、沖縄まで、福音のためなら手弁当で行かれる、まさしく
神の福音の音楽の使者です。
 この会堂とホールに一三〇名の方々を収容可能ですが、いつかこの会堂に満員の方々が集まって、先生の素
晴らしいチェロ演奏とメッセージに耳を傾けて頂きたいと思う次第です。

週報(2005年12月11日)

   目的を持って生きる
                                                朝位真士
 リック博士の最終章のテーマは「目的を持って生きる」です。
 「人はその心に多くの計画を持つ。しかし、主の目的だけが成る。」(箴言九・二一)
 人は生きていく時に三つの基本的な問題にぶつかります。第一は、アイデンティティの問題です。つまり、
「私は誰なのか」という問題です。第二は、重要性の問題です。つまり、「私には価値があるのか」という問題
です。第三は、影響力の問題です。つまり、「私は必要とされているのか」という問題です。これらの質問に対
する答えはすべて、人生の五つの目的の中に見出されます。(一)あなたは神の喜びのために造られた。(二)あな
たは神の家族となるために造られた。(三)あなたはキリストのようになるために造られた。(四)あなたは神に仕
えるために造られた。(五)あなたは使命のために造られた。そのためにも、バーパス・ステートメント(人生の目
的声明文)を作成します。それは、人生の目的を要約した声明文です。又、人生の方向性を示す声明文です。それ
は、自分にとっての「成功」を定義する声明文です。又、それは、自分の役割を明確にする声明文であり、それ
は、自分の形を表現する声明文であるといわれています。又、人生における最も重要な五つの質問は次の通りで
す。(一)私の人生の中心にあるものは何か。これは、礼拝である。(二)私が身につけるべき品性は何か。これは、
弟子訓練である。(三)私に貢献できることは何か。これは、奉仕に関わる質問である。(四)私が福音を伝えるべ
き人々は誰か。これは、未信者に対するあなたの使命に関する質問である。(五)私が交わりを持つべき人々は誰
か。これは、交わりに関する質問である。
 自分の計画ではなく、神があなたの人生に持っておられる目的に注目することです。

週報(2005年12月4日)

  降臨節(アドペント)を迎えて
                                               朝位真士
降臨節第一主日は、教会暦における元日である。その日は一一二月三〇日の使徒聖アンデレの日に一番近い日曜
日である。
降臨節は四週間ある。もとは、もっと長い期間が聖降誕日の準備に当てられ、断食をする定めであったが、六
世紀にローマ教会によって四つの主日期間に短縮した。その四つの主日には降臨節第一主日、同第二主日、同第
三主日、同第四主日と名がつけられている。第一主日は、例年一一月二七日より早くなることはなく、また一二
月三日より遅くなることもない。降臨節は待望と憧憬(あこがれ)の期間である。これを「アドペント」というが、
この字の意味は、「来る(降臨)」ということである。それは、世界があげて救い主を待つ時節である。
 教会では、礼拝堂とか、教会学絞の教室にアドペント・クランツ(ヒイラギで美しい輪を作り、等間隔に四本の
ローソクを立て、輪を水平にリボンで上からつり下げる)をつったり、またその代わりにヒイラギかモミの葉で
飾った台の上に四本のローソクを立て、聖壇の上に置いたりして、降臨節の主日ごとに一本ずつローソクに点灯
して火の数を増やしていく。そうすると、本当に、クリスマスが近づいてくるような感じがする。このようにし
てクリスマスを待つ風習は、最近わが国にも多く見られるようになった。
 主は二千年の昔、ユダヤのベツレヘムに生まれられた。しかし、多くの人の心には、彼は迎えられなかった。
今も多くの人々が、その恵みにあずかっていない。そうした人々の心の中にも、主はお生まれにならねばならな
い。その心には、あまりに多くの同居者が雑然と混み合ってはいないか。私達は、心の中にわだかまっているも
ろもろのこの世における思い煩いのようなものを取り去り、主を待たねばならない。

週報(2005年11月27日)

   星野富弘美術館見学に行って
                                              朝位真士
 十一月二三日(祝)、有志による美術館見学ツアーが行われた。桜ヶ丘教会より一二名、他教会一四名の合計二
六名のバスツアーであった。午前八時に集合して、途中中野で合流して、五十人乗りの中型バス貸切で行った。
横田姉、杉浦姉のお世話で、快適なバスハイクであった。 途中、シャレーみのりで昼食をとった。群馬県勢多郡
東村という人口三千余の山村に、富弘美術館が建っている。少し作品鑑賞ガイドから引用してみる。「ここを訪
れる人々は、美しい山並みを穏やかな清流に導かれながらたどりつく。星野の水彩で描かれた絵と詩は、美しい
山々と清らかな水と共にあることで、その存在感を増す。・・・事故という一瞬の出来事から、絶望の淵に突き
落とされ、つらい闘病生活を強いられた日々。深淵から彼を救い上げたのは、母の献身的な介護であり、憶えて
いたいくつかの詩人の言葉であり、信仰であった。そして、口に筆をくわえて、文字と絵を描くことであった。
わずかな文字に絵を添えて感謝の意を表現できた時の、彼の喜びは大きかった。これをきつかけに生まれた詩画
作品、文字と絵がひとつの画面に調和し、独特な詩画の世界を生み出している。・・・この作品から、私たちは
「生きることのすばらしさ」「生きる勇気」を与えられる。」と書かれてあった。
 バスの中での往復は、星野富弘さんのビデオを流し、帰りは参加者の感想が述べられた。私の個人的な感想と
しては、富弘美術館にもう少しゆっくりといられる時間が欲しかった。機会があったら、今度は桜ヶ丘教会独自
のバスツアーで、一回ゆっくりと美術舘鑑賞にひたっていたい思いがした。神の使命に生きる富弘さんの姿を、
作品を通して垣間見ることが出来た。

週報(2005年11月20日)

   親しき方々を天へ送って
                                              朝位真土
 先日、一一月九日、一〇日と引き続いて、二人の方々が召天されたという報告を聞きました。一人は、恩師山
中なか先生。もう一人は、岡部恵次兄です。この二人は、私の人生に於いて、特に信仰生活、献身生活に於いて
の信仰の先達です。
 山中なか先生は、私が高絞生時代、一九六一年八月、すでに北九州復興教会の山中日出刃先生の御夫人でした。
御結婚される前は、奥国二先生の教会の献身者として約十年近く秩父教会の副牧師として、忠実に先生に、教会
に仕えていた婦人教職です。山中日出刃先生との結婚のために、教職籍をもちながら牧師夫人として病弱な山中
先生を支え、開拓教会であった北九州復興教会を今日迄支えられた、陰の功労者のお一人です。私が若くして教
会に導かれたその時、すでに山中夫人として、また教会のお母さんとして存在を証ししておられました。私が献
身して神学絞に行く時、布団を作って下さり、物心両面を支援して下さいました。最後は長男家族と生活をされ
て、召天されるその日まで夕食をされて、天国へ旅立ったとお聞きしました。九七歳の旅立ちでした。
 もう一人の岡部兄は、やはり北九州復興教会の開拓時代からの山中師の同労者で、特に会堂建設を数回されま
した。二十歳の頃から六十歳近くまで、率先して会堂建設委員長をされて、むずかしい業者との交渉から資金繰
りすべてを責任をもって果たし、地域に於いても特養ホームの理事長として、多額の献金をして、信仰の実践を
身をもって証しされた方です。八四歳の旅立ちでした。
 「イスラエルよ、お前は自分の神と出会う備えをせよ。」 (アモス四・一二)
 神の慰めと祝福をお祈りするものです。

週報(2005年11月13日)

   ホ群信徒・教師セミナー
                                              朝位真士
 表記のセミナーが一一月七日〜九日迄、市川サンシティ・ホテルで開催された。「ホ群教会の信仰と教会形
成」−礼拝と説教ーパートT、礼拝、というテーマで、ホ群の信徒、教職、神学生等が約一一〇名出席した。
 一日目、開会礼拝説教、久多良木師、主題講演Tは潮師。はじめに西那須野教会の現状、次に、(一)礼拝とは
何か−問題と課題− @礼拝が間題となる理由。A個人的には迷ったが答えは聖書にある。B教会は生ける神を
礼拝する場としての教会たりえるか?C各神学校、神学部での礼拝論・礼拝学の欠如ないし不足。専門家がいな
い。D礼拝式と礼拝の間題。(二)礼拝の場(礼拝の歴史)。(三)礼拝の本質−礼拝とは何か− A恵み、B恵みの
内容、C応答としての礼拝、などを語られた。
 二日目、主題講演U、深谷春男師。「礼拝について」レジメを用意して丁寧に語られた。分団T、Uがあり、
伝道協議会。夜の聖会、司会、井上理師、説教、島隆三師、証し、山本博之師。師は東北の地で地道に伝道され
ている。説教者と証し者には、深く心を揺さぶられ、感動が与えられた。
 三日目、全体協議会は、司会、大友英樹師、加藤誠師で、分団の内容が披露された。閉会礼拝、司会、小川師、
説教は朝位フミ子師で、使徒二章四二〜四七節から、初代教会の信徒達の生き生きとした姿を、クリスチャンホ
ームで育ったクリスチャンとしての体験から具体的な例話を引用しながら、ユーモアとゆとりを持ちながら、淡
々とかんで含ませるように語った。
 この三日間を通して、もう一度礼拝の歴史、また礼拝が私たちの信仰生活に於いて大切であり、礼拝は信仰生
涯の軌道修正と整備の時、また信仰生活の中心であるということを再確認することが出来たことは感謝である。

週報(2005年11月6日)

  あなたは使命のために造られた
                                              朝位真士
 リック・ウォーレン博士の『人生を導く五つの目的』の第五番目「あなたは使命のために造られた」の項目で、
あなたの使命の重要性が六つに分類されています。
 @あなたの使命は、主イエスの地上における使命の継続である。
 Aあなたの使命は、すばらしい特権である。
 Bあなたの使命は、永遠の意義を持つものである。
 Cあなたの使命は、人生に意味を与える。
 D歴史の結末に関する神の時刻表は、私たちの使命の完成と結びついている。
 E使命を果たしていくためには犠牲を払わなければならない。
 特に、使命を果たしていくためには、自分の思いを捨てて、神のご計画を受け入れることが求められます。自
分の人生のプランに、神のご計画を「つけ加える」というのではありません。主イエスのように、「父よ・・・
わたしの願いではなく、あなたのみこころがなりますように」と言うことが求められているのです。自分の権利、
期待、夢、計画、そして野心を神の御前に差し出すことです。もしあなたがどんな犠牲もいとわず、与えられて
いる使命に全力を注ぐなら、ほとんど誰も経験したことのないような神の祝福にあずかることができるのです。
 リック先生の父上の牧師は、五十年以上小さな田舎の教会の牧師だったそうですが、彼は好んでボランティア
の人たちを海外に連れて、現地に小さな教会堂を建てたそうです。その父上が一九九九年、癌で召天されました
が、彼は、「イエス様のためにもう一人救わなくては!」と語って召天されたそうです。すばらしい最後だった
と私は感じました。

週報(2005年10月30日)

 真のしもべはどのように行動するのか 
                                              朝位真士
 私たちは、人に仕えることを通して神に仕えます。この世の中においては、人の偉大さは、権力、所有物、名
声、地位などによって決まります。しかし、主イエスは、人の偉大さはその人の社会的地位によってではなく、
その人がどれだけ仕えているかという観点から測られるべきだと言われました。
 一生涯教会に仕えたとしても、それでしもべになれるわけではありません。しもべの心を持たなければなりま
せん。リック・ウォレン博士は、真のしもべの条件は六つあると語っています。
@真のしもべは、いつでも仕える用意ができている。
 真のしもべは、たとえ不都合な時であっても、必要なら行動を起こします。
A真のしもべは、人々の必要に気を配る。
 ジョン・ウエスレーは驚くべき神のしもべでした。彼のモットーは「あらゆる手段を用いて、あらゆる方法に
よって、あらゆる場所で、あらゆる時に、あらゆる人に対して、自分にできる限りの、あらゆる善を行うこと」
でした。
B真のしもべは、今持っているもので最善を尽くす。
 数人のエリートによって運営される教会よりも、何千人もの普通の人たちと共に働きを進めていく教会であり
たいと語ります。
C真のしもべは、どのような務めにも等しく情熱を注ぐ。
D真のしもべは、自分のミニストリーに忠実である。
E真のしもべは、いつも縁の下の力持ちである。
 「偉大な働きをする機会というのは、しばしば小さな仕事を装って訪れるものです。」リック・ウォレン博士の
言葉は名言です。マルコ一〇・四三。アーメン。

週報(2005年10月16日)

  主の恵みに感謝
                                             朝位真士
 「いかに幸いなことでしよう。あなたの家に住むことができるなら。まして、あなたを賛美することができる
なら。」(詩八四・五)
私は十月六日で六十二歳の誕生日を迎える事が出来ました。信仰の諸先輩や、年齢の高い方がおられる中に、
こんな事を語るのは少し恥ずかしく感じますが、とにかく信仰をもたしていただき四四年目。十八歳、高校三年
生の時に北九州復興教会の山中日出刃先生に洗礼を授けて頂きました。一九六一年一二月二四日クリスマス礼拝
の時でした。一人の姉妹、当時六〇歳代であったと思いますが、と二人で受洗した記憶があります。高校を卒業
して、商社に九年勤務して、東京転勤の時、淀橋教会に導かれて献身をしました。一九七一年四月東京聖書学校
に入学し、一九七五年三月に卒業して北九州復興教会に赴任をしました。故山中日出刃牧師、原田謙牧師、三枝
道也牧師の三人の副牧師として仕え、一九九四年四月、故西海静雄牧師の後任として、バールハイツ桜上水の桜
ヶ丘教会に赴任。教会員の方々の協力を得て、一九九七年一二月、現在の鉄骨三階建の新会堂に引越すことが出
来ました。五五〇〇万円のローンを二〇年返済でかかえつつ、会員五十数名で毎月二八万九一三円の銀行返済を
しつつ、教会員の皆様または求道者の方々の協力を得て、今日迄守られて参りました事は、一言ではいいつくせ
ない大いなる神への感謝と、教会員の方々や桜ヶ丘教会の為に祈って支援して下さる方々のお陰だと、深く深く
感謝するものです。
 私の願いは、クリスマスに受洗を希望される方が与えられて、桜ヶ丘教会から若い献身者が与えられる事です。
これは、主イエス・キリスト御自身の御心でもあると思います。どうか祈って決断して下さい。神に栄光を帰し
つつ!!ハレルヤ!!

週報(2005年10月9日)

  伝道献身者奨励日にあたって
                                              朝位真士
 今日は、表記の題で語らせて頂きます。現在日本基督教団には六つの神学校があり、その中の一つにホ群立、
教団認可神学絞、東京聖書学校があります。一九〇一年(明治三四年)東京神田表神保町一丁目の中央福音伝道
館に伝道者養成の目的をもって聖書学院を開始しました。一九〇四年柏木の新校舎に移転、一九三三年日本ホー
リネス教会に再臨問題があり、同教会が二分されるに至りました。従来通り聖書信仰に立ったいわゆる委員派は
学院を淀橋教会に移し、聖書学校と命名しました。戦後、日本基督教団に教師として復職した牧師たちは、同志
的結合をもってホーリネスの群を結成し、東京聖書学校を日本橋芳町にある聖都教会内に再開しました。一九五
〇年これを日本基督教団淀橋教会内に移し、一九七二年一月まで校長として小原十三司師が在職し、多くの卒業
生を送り出してきました。一九八〇年十月、東京都東久留米市に学校建物を購入して移転。一二年余にわたりそ
の使命を果たしてきましたが、その後これを売却して、一九九四年四月埼玉県吉川市に新校舎を建設しました。
本校の特色は」神学的にはウェスレアン・アルミニアンの立場をとり、聖書的聖潔を目指し、実践的伝道者を養
成することにあります(聖書学校案内より)。現在一七名の学生が学んでいます。
 今日、証しとメツセージをして下さる中山契生神学生は、三年生で男子キャプテンをしており、山梨八代教会
の中山忍先生、倫子先生の御子息で、大変将来のある素晴らしい神学生です。年令は三六歳の青年です。東京聖
書学校を日曜日の早朝出発して八時過ぎには教会に到着されて、一日中の教会奉仕、CS、青年会、夕拝、会堂
清掃等、多方面の奉仕をしておられます。
 今日のメッセージを祈りながら聞かせて傾きましよう。そして彼らの為に祈りましよう!!

週報(2005年10月2日)

   神に仕えるために造られた
                                              朝位真士
 リック博士の「人生を導く五つの目的」の第四の目的「神に仕えるために造られた」の中で、聖書は「私たち
は神の作品であって、良い働きをするようにとキリスト・イエスにあって造られたのです」と教えていますが、
「神は、どのようにあなたをその働きのために整えられるのか」という問に五つの必要なものがあります。
 一、霊的賜物を明確にする 霊的な賜物が私たち一人一人に与えられているのは教会全体の益となるためです
と語っています。また「教会には様々な働きがありますが、私たちは同じ主に仕えているのです」。
 二、自分の心に耳を傾ける 聖書は、様々な願望、希望、興味、野心、夢あるいは愛情を表現するのに、心と
いう言葉を用いています。聖書は繰り返し、「心から主に仕えなさい」と教えています。
 三、自分の能力を発揮する すべての能力が神から来ています。すべての能力が神の栄光のために用いられま
す。私にできることを、神は私にさせたいと願っておられます。
 四、自分の個性を生かす ステンドグラスのように、神の光に照らされた私たちの個性は、様々な色や形を表
現していきます。その時、神の家族である教会は、深みのある、多様性に富んだ集まりとなるのです。また、私
たちもそれぞれ個人的に祝福を受けます。神から与えられた個性を生かすのは、心地よいものです。
 五、自分の経験を用いる @家族の経験、A教育の経験、B仕事の経験、C霊的経験、Dミニストリーの経験、
E苦痛の経験、この最後の苦痛の経験こそ、神があなたを奉仕へと準備させるため最もよく用いられる経験です。
「私たちが苦しむ時、神はいつでも私たちを慰めてくださいます。」

週報(2005年9月25日)

   聖霊をいただくために
                                              朝位真士
 R・A・トーレーの「聖霊」という小冊子に、聖霊をいただくための七つのステップが記されていましたので、
紹介させていただきます。まず御言葉を引用します。
 「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を赦していただきなさい。そう
すれば、賜物として聖霊を受けます。」使徒二章三八節
 聖霊のバプテスマの第一ステップは、キリストを受け入れる態度に心を変えなさいと告げるのです。イエスを
キリストとして、また主として受け入れること。
 第二のステップも、悔い改めなさい、つまり罪を愛し、罪に耽っている態度から、罪を断つ態度へと心を変え
ることです。
 第三のステップは、罪を放棄し、イエス・キリストを受け入れ、隠し立てをしない告白をしなければなりませ
ん。
 第四のステップは、「私たちはそのことの証人です。神がご自身に従う者たちにお与えになった聖霊もそのこ
との証人です。」第四は服従です。
 第五のステップは、ヨハネ七章三七〜三九節にあるように「だれでも渇いているなら」の渇いているというこ
とばにあります。
 第六のステップは、ルカ一一章一三節にあるように、ただ神に願い求めるということです。
 第七のステップは、マルコ一一章二四節「だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じ
なさい。そうすれば、そのとおりになる。」最後の第七のステップは、最も単純でありながら、最も難しいこと、
つまり信仰です。最も明確で、しかも無条件に与えられる神の約束は、信仰によって与えられます。
 私たちの信仰生活で最も大切な事は、この「聖霊」をいただくことです。皆聖霊に満たされて、恵まれてゆき
ましよう。

週報(2005年9月18日)

   信仰生活の手引き
                                              朝位真士
 最近尾山令二先生の「信仰生活の手引き」を読んでいると、大変考えさせられる問いかけがありました。
「『日本のキリスト教会はどうして弱いのだろうか』と多くの外国のクリスチャンから言われる言葉です。その
理由は多々あると思いますが、中でも重要な事として、日本のクリスチャンの信仰生活の中に重大な欠陥がある
ことを指摘されていて、本当に聖書に基づいた信仰生活が送られているのかどうかということです。教会におけ
る信者の教育、訓練ということはきわめて重要な事になってくると思います。」と語っていた文章は、大変考え
させられる事だと思っています。
 救いにおいて重要なことは、救ってくださるお方、つまり信仰の対象がどういうお方であるかということです。
私たちの信仰の対象であるお方は、三つの点において顕著な神です。@この世界の造り主であられる神であり、
A唯一の生きておられる本当の神であり、Bイエス・キリストによってご自分を現された神です。この実在する具
体的な神が私たちを救ってくださるのです。
 また、信仰の三要素は、「イエス・キリストが私の罪のために十字架上で死んでくださった」という知識、「私
の罪のために、イエス・キリストが十字架上で死んでくださった」という理解、「その救い主イエス・キリストへ
の」全幅の信頼です。これらの知識、理解、信頼が信仰の三要素です。
 さらに、救いの三つの面として、新生義認と聖化と栄化があり、誕生から私たちの一生、死の中でこの三つが
救いの三つの面を表しています。
 最後に、信仰成長に必要な五条件は、@聖書を読むこと、A祈ること、Bあかしすること、C服従すること、
D教会生活をすることです。これは、生まれたばかりの赤ん坊が健全に成長していくのに必要な五つのことに当
てはめて考えると、よく分かります。

週報(2005年9月11日)

   最近に思うこと
                                              朝位真士
 マタイ二四章三節から一四節の中で、世の終わり、終末の時の事を記しています。「世の終りには、どんな前
兆がありますか。」・・・イエスは答えて言われた。「多くの者がわたしの名を名のって現れ、・・・多くの人
を惑わすであろう。また、戦争と戦争のうわさを聞くであろう。・・・民は民に、国は国に敵対して立ち上がる
であろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。・・・多くの人がつまずき、また互に裏
切り、憎み合うであろう。・・・多くの人を惑わすであろう。また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える
であろう。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをす
るために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。」少し長い聖句引用ですが、
私は、最近の世界のテロやハリケーンの被害、日本に於いても地震や台風による被害、犯罪が全年齢層、男女区
別なく広がっており、親子関係、夫婦関係、友人関係、会社での上司と部下との信頼関係の欠如等を見て行くと、
まさしく、世の終わりを感じさせられます。
 最近、我が教会は、早天祈祷会を始めました。遠くから、近くから、数人が出席されていますが、本当に何か
が起こる気配を感じています。最近、何年かぶりに教会に出席されている方や、教会の活動が積極的になって来
た事は、やはり聖霊様の力、主イエスの力、神の力という他はありません。しかし、いくら主が働かれようとさ
れても、私共が働かねば、主イエス様も働きようがないのです。
 この伝道の秋、思いきって一人が一人を教会に導きましよう。そして、求道者の方は思いきって、主イエス・
キリストを救い主として、バプテスマを受けて、神の子として頂き、神の国の建設に参画して下さい。

週報(2005年9月4日)

  「日本伝道の幻を語る会」に参加して
                                               朝位真士
 八月二九日(月)〜三一日(水)迄、市川のサンシティ・ホテルにて、三日間、全国より六〇教会、一一三名の参
加者、献金は予約を含め、二、一五〇、八二九円与えられた。
 今回は、国吉守先生(那覇バプテスト教会牧師)と近藤勝彦先生(東京神学大学教授)の二人の主講師が招かれて、
主題「いよいよ始まるリバイバルの幻」、聖句「恐れるな。黙っているな。語りつづけよ。この町にはわたしの
民が大勢いる。」(使徒一八章九〜一〇節)。
 近藤先生は二回講演をして下さり、「二一世紀日本の伝道の神学」というテーマで、講演T(一)二一世紀日本
の伝道、@プロテスタント世界伝道第二期、A日本における伝道の危機、B日本社会の基本傾向、C欧米の教会
と神学、(二)神の出来事としての伝道と伝道の神学、@神の「出来事」としての伝道、A伝道の神学ー三位一体
論的救済史の神学ーa.主イエス・キリストによる贖罪、b.聖霊の注ぎ、講演U(一)伝道的教会ー伝道する教
会の形成、@教会の本質としての伝道ー契約の民、A教会の本質ー「使徒的教会」、B真の教会の一致のしるし、
(二)キリスト者とはー伝道のパイエティ(敬虔・熱意)、@「キリストのもの」とされることは「派遣される」こ
と、A伝道パイエティ、a.信仰告白と教会憲法とともに、礼拝指針(礼拝式文)や信仰問答、生活綱領、b.聖
餐にあずかるパイエティの中で、と語られた。
 国吉先生は、青年大会で「平和の使者となろう」、Uコリント五章一六〜二一節を通して、(一)戦争の実態・・・
沖縄戦の体験から、(二)和解の使者(エフェソ二・一四〜一九)、(三)リバイバルは平和の主から、というメッ
セージで、四つの和解の祝福、神は永遠の味方、キリストによる圧倒的勝利、(四)破れ口に立つ者を求める主、
(五)平和の使者を求める主、を力強く語られた。お祈りを感謝致します。

週報(2005年8月28日)

   教会出席を励もう
                                              朝位真士
 八月もあと数日間で終わります。八月中は各会の例会、早天祈祷会、昼間祈祷会、夕拝、礼拝後の昼食交わり
会等、教会の定期集会が休会でした。しかし九月から、二〇〇五年度の後半の集会が間断なく縦続されることで
す。
 聖書に「約束してくださったのは真実な方なのですから、公に言い表した希望を揺るがぬようしっかり保ちま
しょう。互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会を怠ったりせず、むしろ励まし合
いましよう。かの日が近づいているのをあなたがたは知っているのですから、ますます励まし合おうではありま
せんか。」ヘブル一〇章二三〜二五節)とあります。
 私はこの夏、夏期聖会を始めとして、夏期学校、キリスト伝道会の「幻を語る会」(明日二九日〜三一日迄)、
今日(八月二八日)は成城キリスト教会の特別伝道集会等があり、また会堂内雨漏り事件(未だ未解決)があり、
少し霊肉共に弱さを覚えていますが、九月に入り、まず霊的な事柄を第一として、神の僕として整えさせて頂き
たいと願っています。昨年も週報で記したと思いますが、地震や台風の被害も予想され、人間の心もすぐカッと
なって切れやすく、今迄予想しなかった事件が起こりそうな感じがします。そういう事が、特に被害や災害が最
小限度にとどまる様に願います。また、経済的には教会も皆様方の尊い御献金によって支えられていますが、今
一歩という処です。役員を始め、会員の方々の信仰と御協力に心から感謝致します。
 さあこの秋、敬老感謝礼拝(九月一八日)、バザー (十月九日)、クリスマス諸行事が一二月に続きます。ま
た、救われる人が与えられる様祈って欲しいです。それには、月一回でも礼拝を始め、各集会に励んで、全能の
神に祈ろうではありませんか。

週報(2005年8月21日)

  誘惑に打ち勝つ
                                              朝位真士
 リック・ウォーレン先生の『人生を導く五つの目的』という本の「誘惑に打ち勝つ」の項目の中で、博士は、
「誘惑に打ち勝つために実践すべき四つのポイントを記しています。
 (一) 自分の注目を何か他のものに向けること。「罪との戦いの勝敗はあなたの心の中で決まるものです。あ
なたの注意を引くものが、あなたの心を捕えます。」と語っています。
 (二)自分の葛藤を信仰の友やサポートグループのメンバーに心を割って話すこと。「独りでいるよりも、友
だちと一緒にいる方がよい。・・・たとえ転んでも、友だちが手を貸してくれるからだ。しかし、近くに友だち
がいないような所で転んでしまったら困ってしまうだろう。」
 (三) 悪魔に抵抗すること。「悪魔に対抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたから逃げ去ります。」とあり
ます。
 (四)自分が弱い存在であることを認めること。エレミヤは、「心は何よりも人を欺くもので、それは治らな
い。」と語っています。リック博士は、「悪魔と言い争ってはいけません。悪魔はあなたよりも議論に長けてい
るからです。何千年もの間、練習を積み重ねてきているのですから当然です。」と語っています。
 聖書の第一コリント一○章一二節の別訳、「そんな世間知らずで、自信過剰になっていてはいけません。あな
たがたも他の人たちと同じように、簡単に失敗してしまうのです。自信など捨ててしまいなさい。そんなものは
全く役に立ちません。むしろ、神信仰(God-confidence)を培いなさい。」と語っています。
 この夏も「誘惑に打ち勝ち」、まずクリスチャンとしての優先順位を再認識して行きましよう。

週報(2005年8月14日)

   夏期学絞に参加して
                                                朝位真士
 二〇〇五年八月三日(水)〜五日(金)迄、山梨県南都留郡西桂町の三ツ峠グリーンセンターという町営の施設で、
教師五名、生徒四名、合計九名参加の夏期学校を開催することができた。
 主題は「ほんとうのよろこび」で、八月三日桜上水駅を出発して私鉄、JR、私鉄乗り換えで約三時間で目的
地に到着。開会礼拝、フミ子牧師。七時、礼拝T、安東努兄で、ヨハネ四・一〜三〇節を通して、「イエス様と
出会う喜び」という題で礼拝があり、分級。八時から、きもだめし、花火で、一日目終了。二日目、六時半起床。
七時、朝の祈り、朝位師。九時、礼拝U、朝位真奈姉が、ルカ一九・一〜一〇節を通して、イエス様に救われた
喜び」という題で、ザアカイの回心について語り、引き続き分級で学びを深めた。一〇時から、そばうちの体験
をして、昼食に自分達ちでつくったそばを食べる。お昼を過ぎ、ハイキング、川あそび。七時、礼拝V、中山契生
神学生が、使徒二・一〜四七節を通して「教会に加えられた喜び」という題で語り、その後、お楽しみ会。三日
目は、六時半起床、朝の祈り町、安東努兄。分級があり、閉会礼拝、朝位牧師が、Tテサロニケ五・一六〜一八節
を通して「キリスト者の特色」について語った。
 今回は、生徒達は少人数であったが、施設環境は大変良く、自然の中で子供達も教師達ものぴのびと生活する
ことができた。自然の中で聖書を実際に学ぶというのは大変意味のあることで、自然に聖書の御言葉が受肉され
ていった感じがする。生徒達も大変真面目に参加してくれたし、教師達も貴重な時間を主の為に捧げられたこと
は、本当に感謝なことであった。教会員の方々の祈りと御支援に心から感謝しつつ、来年も主の許しがあれば参
加したい!!

週報(2005年8月7日)

   「ホ群夏期聖会」に出席して
                                                朝位真士
 第一六回(通算五二回)ホ群首都圏夏期聖会は、七月二六日(火)〜二八日(木)迄、ウェルハートピア熱海で、
主題『聞き従って、魂に命を得よ』(イザヤ五五・三)という題で開催された。約九〇名余の出席者であった。
 私共二人は、二六日(火)午前、台風七号の最中に意を決して出席した。
 聖会T、説教、東海林昭雄師、司会、鵜沼義民師。イザヤ四〇章からの説教で、東海林師は巧みな例話を引用
しつつ、物静かな中に神学的緒論を語った。特に私の心に残った聖句は、イザヤ四〇章二九〜三一節、「疲れた
者に力を与え、勢いを失っている者に大きな力を与えられる。若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが、
主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」
であった。
 聖会U、司会、山岡磐師、説教、西海満希子師。イザヤ四二章から語られた。主の僕の召命の箇所より、西海
静雄師召天後の満希子師の決意のようなものを聞くことができた。
 聖会V、司会、澤田武師、説教、都築英夫師。イザヤ四三章。共に伝道者として二〜三年の若手の起用であり、
大変初々しい感じがした。
 聖会W、イザヤ四九章。司会、朝位師、説教、大友英樹師。特に四九章一五節、「女が自分の乳飲み子を忘れ
るであろうか。母親が自分の産んだ子を憐れまないであろうか。たとえ、女たちが忘れようとも、わたしがあな
たを忘れることは決してない。」という御言葉が印象に残った。
 聖会X、司会、横山師、説教、原田謙師。イザヤ五三章より、原田先生ご自身の病気との戦いをメッセージに
入れて語った。
 聖会Y、司会、山田師、説教、深谷師。イザヤ五五章。やはり病気よりの回復に重点を置き、御言葉を語った。
 大変有意義な聖会で感謝であった。

週報(2005年7月31日)

   教会の危機
                                              朝位真士
 聖学院大学の梅津順一先生の「体験的日本伝道論」という講演の中で、「日本基督教団は勿論のこと、福音派
やカトリック教会の伝道は振るわず、低迷状態にある現状を鋭く分析している。このままの状況が百年も続けば、
誇張でなく、日本からキリスト教会が消滅してしまう危機が訪れることも十分に考えられるのではないかと思わ
ずにはいられなかった。」と語っているという事をある文章で読み、私はショックを覚えている。
 「たとえば日本基督教団の受洗者数一つをとってみても、一九四七年には年間一一三八六名であったものが、
二〇〇二年には一五一一名にまで激減している。・・・信徒数は一九六〇年以降は二〇万人弱で増えもせず減り
もせずに推移している。その停滞的安定をし続けた理由の一つに、信徒の平均寿命の長寿化があったと見ること
が妥当である。これからは等比級数的な勢いで教勢の凋落が数字となって現れ、大都市圏以外の諸教会では閉鎖
に追い込まれる教会が多数出て来るにちがいない。明らかなことは、教会が日本のあらゆる社会集団の中で、ど
こよりも激しく少子・高齢化の荒波に洗われている事実であろう。」と青山学院大学の嶋田順好教授が語ってい
たのに、二重のショックを覚えた。
 私は、我が教会もこの予測が的中している様に思われる。しかし今こそ、「全世界に行って、すべての造られ
たものに福音を宣べ伝えなさい。信じて洗礼(バプテスマ)を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。」
(マルコ一六章一五〜一六節)とある様に伝道して、信者を増加しなくてはならない。
 そのためには、一つ、毎日この為に祈る。二つ、自分の親しい人に伝道する。三つ、各集会に積極的に参加出
席をする。四つ、この働きの為に浄財を神に捧げる。最後に、宣教の主権者である神のしもべとして仕える。

週報(2005年7月24日)

  最近の恵まれている事
                                              朝位真士

 「主の慈しみは決して絶えない。
  主の憐れみは決して尽きない。
  それは朝ごとに新たになる。
 「あなたの真実はそれほど深い。」」(哀歌三・二二〜二三)
 私がクリスチャンになったのは一九六一年一二月二四日(日)クリスマス礼拝の時、北九州復興教会山中日出刃
牧師によって受洗した。以来四四年間、毎日欠かさず実行している事が一つある。それは早朝五時半〜六時半頃
まで、デボーションの時をもっていることである。勿論、何回か欠けた事があるが、ほとんど毎日実行している。
 現在、アパルームの日課と旧約三章、新約三章を読み、アパルームの他に「信徒の友」の日課も読んでいる。
それから祈祷に入る。まず教会関係の為に祈る。ホ群、教区、教団、キリスト伝道会、全国の矯正施設の為、自
分の為、家族の為、祈る。          、、
 一九七一年四月東京聖書学絞入学以来、毎朝五時半からの早天をほとんど休んだ事がない。四年間の聖書学校
で、故小原十三司師より祈祷の実践指導を得た事は、私の献身者、伝道者としての大きな宝であり、恵みである。
昔は大声を張り上げて力一杯祈っていた。ある時、淀橋の大会堂(旧会堂)で祈っていた時、N先生が「朝位兄弟
の祈りは大きいね」と言われて、調子に乗って、益々大きく積極的に祈る様になったが、母教会の故山中師が、
「大きな声で祈らなくても神様は聞いて下さる」と言われて、最近はその時その時で祈りの声が変化している。
しかし、声の大小ではなく、内面の信仰の程度、質が問題であるという事を最近教えられた。とにかく、祈りは
楽しい神との対話、霊的呼吸である。皆様、大きな声で週一度、木曜日早朝六時半、会堂で力一杯祈りを捧げて
は如何でしょうか。

週報(2005年7月17日)

   魂は恵まれて
                                              朝位真士
 「愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈って
います。」 (Vヨハネ二節)
 今日は、この二節を特に注意して欲しいと思います。その中の「恵まれ」は元来旅行が無事に行われることで
あって、ローマ一・一〇には「道が開かれ」と訳されています。信仰生活は霊魂の旅路であって、再臨の日まで
前進していかねばなりません。神の祝福なくして、魂の旅は全うされません。これは単に霊魂の健全さのみのた
めに祈るのではなく、「すべての面に恵まれ、健康であるようにと祈っている」とあります。万事に神の祝福が
あり、肉体の健康も与えられて、幸福な地上生活をなすとともに、よく教会の奉仕ができるよう障害のないこと
を祈っています。
 私は最近Vヨハネ二節の御言葉を持って、二人の方々を見舞に行きました。一人はA教会のF牧師です。彼は
ホ群の中でも一、二といわれる恵まれた牧師であり、聖書学校の教授、エパンジェリスト、ある団体の実行委員
長、勿論A教会の主任牧師です。彼が突然倒れて、救急車で運ばれて緊急入院。一時は生命の危機的な状態でし
た。もう少し発見が遅れていたら召天されていたでしようが、神は、彼を死より病気より癒して下さり、また元
のように活動的に奉仕されています。私は三月末頃に彼の所に見舞に行き、必至に祈りました。主は祈りに答え
て下さり、退院となりました。
 もう一人は、わが教会のS姉です。彼女も出血、下血で緊急に入院されました。私はまたもや見舞に行き、必
至で前句の御言葉を引用して祈りました。主は奇跡的に癒して下さり、退院の運びとなりました。これは、主イ
エスのなされた御業です。私共も主に期待して大いに祈りましよう。そして信じましょう!!

週報(2005年7月10日)

  夏期の諸集会の為に祈って下さい
                                             朝位真士
 「生涯の日を正しく数えるように教えて下さい。知恵ある心を得ることができますように。」(詩編九〇編
一二節)
 いよいよ夏の諸集会が始まります。
 七月二六日(火)〜二八日(木)迄、ホ群首都圏夏期聖会。主題「聞き従って、魂に命を得よ」〜今こそ、きよめ
に生きるV〜。講師、東海林昭雄師(小松川教会)西海満希子師(吉川教会)、都築英夫師(秩父教会)、大友英樹
師(塩谷一粒教会)、原田謙師(更生教会)、深谷春男師(赤羽教会).早天祷告会、藤原喜次郎師、絵鳩彰師、佐々
木良子師などのホ群首都圏教会の先生方です。
 八月三日(水)〜五日(金)、桜ヶ丘教会教会学校夏期学校。山梨県南部留郡西桂町三ツ峠グリーンセンター。主
題「ほんとうのよろこび」。
 八月二八日(日)、成城キリスト教会の特別集会で朝位真士牧師が御用に当たります。
 第三七回日本伝道の幻を語る会、八月二九日(月)〜三一日(水)。講師、近藤勝彦先生(東京神学大学教授)、
国吉守先生(沖縄バプテスト連盟那覇教会、同連盟理事長)ほか。
 ユース・パイブルキャンプ、八月一日(月)〜四日(木)。講師、町田師、横山師、佐藤師、村主師、久保師、健
康が回復すれば深谷師も御用。
 その他、朝位フミ子師の全国牧師婦人会大会での閉会礼拝の御用等があります。
 その他の祈りとして、今年三名以上の受洗者が与えられるように、一般会計・会堂会計、上半期感謝献金(夏
期献金)が祝福されるように、朝位牧師の一年任期の互助委員長としての重責が果たされ、東京地域の問安が全
うされるように、一〇月九日(日)午後一時からの教会バザー(委員長、杉浦洋子姉)のために、二〇〇五年度
新役員、安東努兄、中本達之助兄、横田たみ子姉、杉浦洋子姉、榊原紀恵子姉、竹下太平兄、栗澤洋一郎兄の役
員としての責任が全うされるように、ぜひ祈って欲しいと思います。

週報(2005年7月3日)

  二〇〇五年上半期を感謝して
                                              朝位真士
 二〇〇五年の一月二日の礼拝で「使命のために」という題で、ヨハネ一五・五「わたしはぶどうの木、あなた
がたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を
結ぶ。」という御言葉でスタートして約半年が経った。ホ群首都圏新年聖会が東調布教会であり、第二回教誨師
の講演と交わりの夕べが一月三〇日(日)午後四時〜六時迄、国分寺教会で開催。二月二七日、教会総会があり、
二〇〇五年度宣教方針、二〇〇五年度一般会計・会堂会計予算案、二〇〇五年度役員選挙があり、安東努兄、中
本達之助兄、横田たみ子姉、杉浦洋子姉(以上責任役員)、榊原紀恵子姉(会計)、竹下大平兄(総務)、栗澤
洋一郎兄(営繕)の七名を選出。新体制が出来た。四月四日(月)〜六日(水)迄、市川でホ群年会があり、中本兄、
朝位牧師、フミ子牧師が出席。朝位牧師が一年任期でホ群委員(互助委員長)に選出された。四月二四日(日)、
二〇〇五年度教会総会。教勢報告、二〇〇四年度一般会計・会堂会計決算報告。五月一五日(日)、ペンテコステ
礼拝。三浦重太兄が証し。五月二二日(日)、チャペルコンサート。岸義紘先生(JTJ神学校校長、サクソフォ
ン奏者)、五五名出席。六月二六日(日)、チャペルコンサート。工藤女史(バイオリニスト)、日下部繁牧師
(日本ナザレン教団三軒茶屋教会牧師)。六月二六日(日)午後二時半、弾圧記念聖会、赤羽教会。六月二一日
(火)午前一〇時半、婦人修養会、八名出席。
 以上この半年間でさまざまな集会が開催された。教会、ホ群等で諸集会があった。この半年間を、神様に力一
杯感謝の気持ちを捧げましよう。主が、香油を捧げた女を祝福して下さった様に、私たちもマリヤの信仰に見習
いましょう。

週報(2005年6月26日)

  チャペルコンサート礼拝を迎えるに当って
                                             朝位真士
 今日は、三軒茶屋教会の日下部繁先生と工藤美穂女史をお迎えする事が出来て、心より感謝致します。
 日下部繁先生は、日本ナザレン教団三軒茶屋教会の牧師で、以前は、大阪桃谷ナザレン教会の牧師を数年され
ていました。その前は、私と同じく、九州の佐賀鳥栖で開拓伝道を十数年された先生で、九州時代から二〇年来
の友人です。サラリーマン時代が長く、中年になって献身されて、開拓伝道、京都、大阪、東京と転任されて、
ナザレン教団のみならず、超教派で用いられている先生です。刑務所伝道やホスピス老人ホームのチヤップレン
もされ、教会の特別集会、修養会の講師をなさり、現在はキリスト伝道会のエパンジエリストとして、日本を始
め海外でもご活躍の先生です。また、「ナザレンハイツ三軒茶屋」と「ナザレン女子学生会館」のビルの責任も
お持ちでいらっしやいます。
 工藤美穂女史は、桐朋学園大学音楽部ヴァイオリン学科を卒業され、一九八九年、フランス、ニース市主催の
コンサートにソリストとして出演。一九九四年、国際交流演奏会としてヨーロッパ各地でコンサート開催。現在、
室内オーケストラのコンサート・マスター。首相官邸における歓迎晩餐会などのメンバーとして参加。クリスチ
ャン・アーティストによる「ユーオーディア・アンサンブル」のメンバーとして、国内外にて活躍中の先生です。
 今回、超多忙なお二人の先生方をお迎えする事が出来ましたことを、神様と先生方、また、ご出席の皆様方に
心より感謝申し上げます。
 私共の教会は、初代牧師板井康裕がアメリカから帰国し、一九二三年六月一日に渋谷区桜新町で開拓伝道が始
まって今日に至っており、六月は創立月にあたります。まことにタイミング良くこの礼拝を守る事が出来たこと
を重ねて感謝します。

週報(2005年6月19日)

  人間関係を回復させるには
                                             朝位真士
「神は、キリストによって私たちとの関係を回復して下さいました。そして、人間関係を回復させる働きを私
たちに与えてくださったのです。」 Uコリント五・一八(GWT)
 リツク・ウォレン博士の本からの引用ですが、人間関係はどんな場合でも回復させるに値するものです。人生
とは、いかに人を愛するかを学ぶことに尽きると言っても過言ではありません。それゆえ神は、私たちが人間関
係を大切にし、亀裂や傷や問題が生じてもあきらめずにその関係を維持していくよう努力することを望んでおら
れます。リツク・ウォレン博士は、人間関係を回復させるために七つの点を指摘しています。
 @問題を相手と話す前に、神と話すこと。
 Aいつも率先して行動すること。
 B相手の気持ちを理解し、同情すること。
 C争いにおける自分の非を認め、それを告白すること。
 D問題を攻撃しても、相手を責めないこと。
 Eできる限短協力すること。
 F解決ではなく、和解を強調すること。
 以上、人間関係の回復の秘訣を七つ指摘しています。
 次に聖書を引用したいと思います。
「もし、キリストに従うことによって何かを受け、また神の愛によってあなたがたの人生が変えられ、そして
聖霊との交わりにあずかっていることに何か意味があるなら・・・互いに一致を保ち、愛し合い、深い友情を築
き上げなさい。」(ピリピ二章一〜二節)
 桜ヶ丘教会の一人一人が、キリストの愛によって、お互いに赦し愛し合うことによつて、キリストの共同体の
形成に寄与して下さり、キリストを証しして行きましよう。

週報(2005年6月12日)

   ナザレン三軒茶屋教会に招かれて
                                              朝位真士
 私は、六月五日(日)ナザレン教団三軒茶屋教会の特別集会に招かれて、ご奉仕をさせて頂きました。
 三軒茶屋教会は、日本ナザレン教団に属しています。キリスト教のプロテスタント教派の一つです。イエス・
キリストがイスラエルのナザレという村の出身であることを記念し、宗教法人日本ナザレン教団という名称を掲
げています。現在、北海道から沖縄まで七四の教会が広く分布しており、本部は東京都目黒区にあります。また
世界のナザレン教団などとの国際的な繋がりももっています。
 三軒茶屋教会は一九五七年〈昭和三二年)に開設されました。二〇〇七年には創立五〇周年を迎えます。また、
「ナザレンハイツ三軒茶屋」と「ナザレン女子学生会館」のビルを併設しています。このような歴史と事業内容
をもっている、少しユニークな形態の教会です。パイプオルガンの大型(本物)が設置されています。会堂は大
体二〇〇名位入る大きな教会です。
 当日、日下部牧師は本部教会の七二周年記念礼拝の為、下北沢ナザレン教会の特別集会の御用で留守でしたが、
私は礼拝後役員方や教会員の方々と美味しい昼食を頂き、食事中にいろいろな質問をして頂き、わかる範囲でお
答えさせて傾きました。           、.
 その教会の牧師とヴァイオリニストの工藤美穂女史が、六月二六日(日)、桜ヶ丘教会の特別礼拝の御用に来ら
れます。教会員の皆様方並びに求道者の方々、この際に一人でも多くの人をお導き下さり、日下部先生のわかり
やすいユーモアに富んだメッセージと、プロのヴァイオリニストの工藤女史の演奏を、今から楽しみに祈りつつ
待ちましよう。私はこの為に、毎日皆様方に祈って頂く事を願います。

週報(2005年6月5日)

   人生を共に経験する
                                              朝位真士
 前号に引き続き、リック博士の『人生を導く五つの目的』の第二の目的「あなたは神の家族となるために造ら
れた」の中の「人生を共に経験する」より少し学んでみたいと思います。
 本当の交わりには、礼拝に参加するという以上のもっと深い意味があります。人生を共に経験することです。
それは、純粋に愛することであり、正直に分かち合ぅことであり、具体的に仕えることであり、犠牲を惜しまず
に与えることであり、心から同情し慰めることであって、新約聖書の中に見出されるすべての「互いに」という
戒めを含むものです。リック博士は、本当の交わりについて四つのことを語っています。
(一)本当の交わりにおいて、人々は本物を経験する。―本物の交わりは、線粋で、心の通い合った、そして腹
を割った分かち合いです。人が自分自身について、また自分の人生に起こっていることについて正直になる時、
本当の交わりが始まります。
(二)本当の交わりにおいて、人々は相互依存を経験する。―「私たちが互いにその信仰によって助け合ってい
けるようにと私ば願っています。あなたがたの信仰が私の助けとなり、私の信仰があなたがたの助けとなるので
す。」
(三〉本当の交わりにおいて、人々は同情(思いやり)を経験する。―同情は、人間の二つの根本的な必要を満た
します。一つは理解される必要であり、もう一つは感じていることをありのままで認めてもらう必要です。
(四)本当の交わりにおいて、人々は憐れみを経験する。―あなたが、誰かの気持ちを理解し、ありのままを受
けとめる時、そこに交わりが生まれます。

週報(2005年5月29日)

   あなたの属するところ
                                              朝位真士
 私共は、リツク・ウォレン博士の「人生を導く五つの目的」という書を祈祷会で学んでいますが、第二の目的
「あなたは神の家族となるために造られた」の中では、七つのことが語られています。一、神の家族となるため
に造られた。二、一番大切なこと。三、あなたの属するところ。四、人生を共に経験する。五、共同体を育てる。
六、壊れてしまった交わりを回復する。七、あなたの教会を守る。三番日の「あなたの属するところ」において、
「『あなたがたは神の国の民であり、神の家族の一員です。他のすべてのクリスチャンと共に、神の家に属して
いるのです。』『神の家族は、生ける神の教会であって、真理の柱、そして土台です。』と聖書は語っており、
キリストに従うということは、ただ信じるだけでなく、所属することも意味している。」という言葉に私は感動
しました。
 私たちは、キリストの体である教会の一員です。「なぜあなたには教会という家族が必要なのか。@教会とい
う家族は、あなたが純粋な信者であることを証明する。A教会という家族は、あなたが自己中心的な孤立主義に
陥るのを防ぐ。B教会という家族は、あなたの霊性の発達を促す。Cキリストの体にはあなたが必要である。D
あなたは、世界におけるキリストの宣教の働きを分担する。E教会という家族は、あなたが信仰から落ちないよ
うに支える。」
 そして、「礼拝はあなたの焦点を神に向けさせ、交わりはあなたを人生の問題に立ち向かわせ、弟子訓練はあ
なたの信仰を強め、奉仕はあなたに自分の賜物を発見させ、伝道はあなたに使命を全うさせるのです。」と語っ
ている言葉は、私を強く感動させました。

5月22日の週報はもらうの忘れました。


週報(2005年5月15日)

   ペンテコステ礼拝を迎えて
                                              朝位真士
 復活後イエスは四〇日間地上の生活を送られ、天に昇り、一〇日後に聖霊が降りました。「あなたがたの上に
聖塞が降ると、あなたがたは力を受ける。」(使徒一・八a) とありますが、ペンテコステとはギリシャ語で五
〇という意味で、ユダヤ教の過越の祭から五〇日目の祭をさす言葉です。イエス・キリストが私達の罪の為に十
字架上で死に、三日目に復活されました。弟子達と共に四〇日間一緒に生活をされ、天に昇られ、一〇日後に聖
霊の姿で地上に降り、弟子達は燃えるような力(聖霊の力)に動かされて、多くの人々が悔い改め、バプチスマ
を受けて、キリスト教が誕生しました。ペンテコステ (聖霊降臨日) は教会の誕生日です。
 昨年も記しましたが、桜ヶ丘教会も一九二三年(大正一二年)六月一日、板井康裕先生の世田谷区桜新町の自
宅で開拓伝道が始まり、その後いろいろな場所へ移転し、一九四四年(昭和一九年)杉並区下高井戸一丁目に疎
開し、この近隣を転々とした後、一九七五年(昭和五〇年)下高井戸四丁目のパールハイツ桜上水マンションを
購入し、会堂、牧師館、教育館として、故西海静雄師が二六年間労苦され、一九九七年(平成九年) 一二月、現
会堂が与えられ、今日まで宣教活動が展開されてまいりました。八年目を迎えての新会堂での活動は目に見える
成果は出ていませんが、少しずつ近隣の方々の理解も頂きつつ、教会の特別を活動、チャペルコンサート(夏・
冬)、バザー、クリスマス・イヴ集会等には、−新しい方々や、知り合いの方々が出席されています。もう一歩、
信仰の決断をされて、クリスチャンになって傾きたいと切に祈る次第です。それには、まず心を合わせて祈るこ
とから始めなければなりません。ペンテコステのこの時、主の前に祈りましよう。

週報(2005年5月8日)

   母の日に想う
                                               朝位真士
 今年も母の日がやってきました。私は毎年不思議に思うことがあります。それは、母の日の起源が教会から起
こったことです。アメリカのヴァージニア州ウエブスターのメソジスト教会に、アンナ・M・ジャーヴィスとい
う教会学校の教師として二六年間も奉仕した婦人がいました。ある日曜日に、モーセの十戒より「あなたの父と
母を敬え」の箇所を話し、「皆さんの中でどなたかお母さんの俸大な愛に対し、心から感謝を表す方法を考え出
してくださる方のでることを望みます」と語りました。その時、娘のアンナはお母さんの話を感銘深く聞いてい
ました。その後ジャーヴイス夫人は亡くなり、教会で追悼会が開かれることになつた時、娘のアンナは以前お母
さんから聞いた言葉を思い出し、たくさんのカーネーションの花をささげ、お母さんを偲びました。このことが
列席者一同に大きな感動を与え、やがて、有名な百貨店主で後に大臣となっても教会学校の教師を続けたジョン
・ワナメーカーの賛同を得、五月第二日曜日に盛大な記念会が催されました。これが母の日の始まりで、一九〇
八年のことでした。一九一四年にアメリカの議会は、五月第二日曜日を母の日と定め、やがて母の日は全世界に
広まったのです。
 以上のような母の日の起源なのに、教会よりむしろ世の中の商業ベースに乗って、本当の意味もわからずに、
単なる祭り騒ぎになっていることは大変残念に思います。
 来週はペンテコステ礼拝(聖霊降臨節)で、教会の誕生を記念することですが、私たちの母なる教会、桜ヶ丘教
会は母として子供を産み、救われる人々が与えられ、献身者が与えられ、教会の後継者者、信仰縦承がなされてい
かないと大変なことになります。今から神に祈って、教会の業のために労したいと思っています。

週報(2005年5月1日)

   二〇〇五年度第一回総会を終えて
                                              朝位真士
 過ぐる四月二四日(日)礼拝後、現住陪餐会員五七名のうち出席者二八名、委任状一三名で、議員総数の五分の
一以上で総会成立。
 朝位真士牧師が議長、安東努兄が書記となり、横田たみ子姉の祈祷により総会が開会され、第一号議案の教務
報告が、総会資料に基き、朝位真士牧師によってなされた。
 第二号議案、二〇〇四年度一般会計と会堂会計報告が、前役員の松下慶夫兄によってなされた。詳細は資料を
見て頂くとよくわかるが、全体的に献金高が下降傾向にある。原因はいろいろあると思うが、経済的に厳しい状
況にあり、会員の方々の献金も思うように捧げられない状態にあるのだろう。しかし、少ない収入の中で教会員
の方々が節約されて、余り赤字にならずに、二〇〇四年度も終了することができた。感謝である。
 段々と高齢化が進み、教会出席が出来にくい状態となり、また勤務の都合で聖日を守ることが難しくなってい
る状況もある。しかし、教会出席が困難であっても、御家族の方々の良き御理解で、月定献金、その他の感謝献
金が捧げられていることは、本当に感謝なことである。家族の方の救いを祈りたい。
 今年の標語聖句「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしも
その人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからであ
る。」(ヨハネ一五章五節)および、リツク・ウォレン先生の『人生を導く五つの目的』にある、「あなたは神
の喜びのために造られた」「あなたは神の家族となるために造られた」「あなたはキリストのようになるために
造られた」「あなたは神に仕えるために造られた」「あなたは使命のために造られた」という目的をしっかり心
に留めよう。

週報(2005年4月24日)

   ホ群年会に出席して
                           朝位真士
 四月五日(火)は午前九時から二一時まで事務会(T)、西海静雄師、鎌
田康子師、小原慧子師、滝山靖文師の四人の追悼記念会があり、私も全
員知っている方々なので胸がつまった。引き続き午後事務会があり、ホ
群委員の改選があり、久多良和夫師、三板幸英師、朝位真士の三名の教
職と、藤井昇兄の信徒委員が選出された。私は初めての選任で大変驚い
ている。是非支援して欲しい。午後七時から派遣式と聖会Uがあり、説
教山岡磐師、司会原田謙師、合唱東京聖書学絞、派遣式、秩父教会都築
師、吉川教会・舎監鵜沼師、赤羽教会細川師、如鷲教会中島聡師、大阪
西野田教会井上理師、北九州復興教会(曽根)湯浅佳成師、つばさ師、都
農教会川崎献一師、原田彰久師、原田のぞみ師は留学準備のため辞任。
引き続いて聖会Uがあり、司会原田謙師、説教山岡磐師、フイリピ三章
一二〜一六節を通して、「捕えられて」という題で語られた。山岡師の
四十数年の経験からにじみ出たメッセージであった。キリストに捕えら
れた明確な経験、パウロのキリストに捕えられて全生涯をキリストに従
つた生き方を語った。聖会V、司会深谷美歌子師、説教島静江師、フィ
リピ一章三〜一一節を通して、「キリストに日にむかう希望」と題して
新任地、仙台青葉荘教会での奮闘ぶりを語って下さった。

週報(2005年4月17日)

   ホ群年会に出席して
                            朝位真士
 四日(月)午後三時から開会礼拝、司会伊奈聡先生(喬木教会)、説教鵜
沼義民先生(吉川教会)、聖書フイリピ一章三〜一一節から「キリストを
着る」という題で語られた。鵜沼師は秩父教会で牧会されていた内容を
語られ、特にフイリピ一・一二〜一四節を中心に、教会の働きに祈りが
どんなに重要かということを示され、「明日へ向かうホ群の教会」とし
て大切なことを語られた。そして、キリストを着て生きる信仰者の在り
方を語り、教会との信頼関係の大切さを強調。和解の福音は信頼関係を
築く大切なものであり、信頼関係を築くことが社会の手本になるという
ことも語った。秩父教会六年間の牧会生活を実直に語られた。二〇〇五
年度から東京聖書学校舎監として、またホ群書記、吉川教会牧師として
大変過重な責任を負われている。
 午後五時からレセプションが横山義孝師によって行われ、ホ群教職、
信徒が一堂に会した。午後七時、聖会T、説教中山忍師(山梨八代教会)
立証宗盛興師(松江教会)、司会石川深香子師(天門教会)。宗先生の証し
は、松江教会九年間の教会奉仕の証しであった。地方教会の困難さをし
みじみと感じた。中山師はUテモテ一・六〜一四を通して「再び燃やさ
れて」という題で、伝道者五〇年目を迎えて、二一歳で卒業されてから
の、四国の香川伝道開拓三〇年と山梨伝道二〇年について詳細に語られ
た。五〇年間の伝道牧会を僅か一時間で語るにはあまりにも時間が短か
すぎた。次回へ続く。

週報(2005年4月10日)

   ホ群年会に出席して
                            朝位真士
 二〇〇五年四月四日(月)から六日(水)迄、市川サンシティホテルで、
主題「明日へ向かうホ群教会U」、フィリピ三章一三〜一四節、「兄弟
たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことは
ただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリス
ト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を
目指してひたすら走ることです」という御言葉のもとに行われました。
 四日三時開会礼拝、司会伊奈聡師、説教鵜招義民師。五時レセプショ
ン、司会横山義孝師。七時聖会T、説教中山忍師、立証宗盛興師、司会
石川深香子師。五日午前九時事務会T、記念撮影。一時追悼式、司式島
隆三師。二時事務会U。午後七時派遣式、聖会U、説教山岡磐師、司会
原田謙師、合唱東京聖書学校神学生。六日午前九時事務会V。一一時聖
会V、説教島静江師、司会深谷美歌子師。
 年会実務委員は八束潤一師、鵜沼義民師、山田称子師、都築英夫師、
鈴木優子姉、篠崎紀代子姉、原田謙師、朝位真土師、萩原義春師、絵鳩
彰師、鈴木恵子姉、大友英樹師、片平貴宣師、朝位フミ子師、佐々木良
子師、清水潔師、花鳥順一郎師。
 出席者は一三三名でした。次号に具体的内容について記載致します。

週報(2005年4月3日)

   二〇〇五年度を迎えて
                           朝位真士
 二〇〇五年度の御言葉として、ヨハネ一五・五、「わたしはぶどうの
木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたし
もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」という聖句
が与えられました。
 このぶどうの木の譬えは、イエスと弟子たちの真の関係を、ぶどうの
木とその枝とによって説明しています。しかしこれは、私たちと教会の
ことも語っていると思います。どんな事があっても、キリストの体であ
る教会から離れては実を結ぶことができません。「つながる」「とどま
る」、ギリシャ語の「メネイン」がこの部分全体を貫いている重要な概
念です。
 具体的に実とは何でしようか。ガラテヤ五・二二〜二三に、「霊の結
ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、慈善、誠実、柔和、節制で
す。」とあります。私共は朝起きて、主が私たちの中にあることを確か
めて、主と共にその一日を始めようではありませんか。ぶどうの木(キ
リスト)は養分といのちと力とを与えます。枝(私たち)は、それを待
ち、受け、憩い、そして実を結びます。枝であるだけが祝福なのです。
枝を通して聖霊は流れ、神のいのちを人々にもたらすのです。

週報(2005年3月27日)

   イースターを迎えて
                                               朝位真士
 今年のイースターは三月二七日(日)です。昨年は四月二日(日)だったので、年度内にイースター礼拝を二回
迎えるとは、本当に感謝です。イースター(復活祭)は、イエス・キリストの十字架の死後三日日、週の初めの日
(「週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った」ヨハネ二〇・一)、すなわち日曜
日です。キリストの復活を記念する日であり、三二五年のニカヤ会議にて、春分の後の第一の満月後の日曜日と
定められました。キリストの復活によって、罪の結果であり、人間の最大の敵である死に勝利をもたらされたこ
の日を記念し、教会ではイースター礼拝を行います。
 私は一九六一年一二月二四日(日)のクリスマスに受洗し、イースター礼拝を迎えるのは四四回目です。私が、
よく礼拝で申し上げることは、クリスマス礼拝は年一回ではなく、毎日行ったら良いということです。イエス・
キリストが、私の心の中に毎日誕生されて生きておられることを信仰をもって確認したいからです。イースター
礼拝も毎日行ったらよいと思います。イエス・キリストが私達の罪のために十字架で死に、三日目に復活された
ことを、毎日想起することが必要だからです。
 パウロはTコリ一五章三〜五節に、「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受け
たものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこ
と、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後一二人に現れたことです。」
このキリストの復活の記事は、私達の人生に大きな希望と夢と力を与えてくれるのではないでしようか。
 二〇〇五年度が、桜ヶ丘教会にとつて、復活の年であることを祈ります。

週報(2005年3月20日)

  朝位フミ子牧師就任式に出席して
                                               朝位真士
 朝位フミ子牧師の牧師就任式は、三月二二日(日)午後三時半、西東京教区長代理、原田謙牧師によつて挙行さ
れました。
 フミ子牧師は、一九七三年、東京聖書学校を卒業し、小松川教会に伝道師として派遣され、一九七六年、朝位
真士牧師と結婚のため北九州復興教会に赴任し、七八年、補教師の准允を受け、一七年間、北九州復興教会、曽
根集会所(教団的には)で真士牧師と共に開拓伝道をして、一九九四年、朝位真士牧師と共に家族四人(子供二人)
で、桜ヶ丘教会の旧会堂(パールハイツ桜上水)に赴任し、一九九七年より現在地の教会堂で宣教活動をし、その
間、東京聖書学校の音楽教師として約一〇年間、毎週火曜日の音楽理論と実践(ピアノ指導)の授業をする中、二
〇〇四年秋期正教師検定試験に合格し、二月、教区総会で按手札を受けて牧師となりました。桜ヶ丘教会で、
教会学校奉仕、婦人会、音楽指導、礼拝、夕拝の説教などをしていましたが、今度、教区の常置委員である更生
教会の原田牧師によって、無事就任式が行われた次第であります。
 これからは、真士牧師と同等に聖礼典(聖餐式と洗礼式)を行って傾きます。六月第一聖日(六月五日)は、フミ
子牧師が初めて聖餐式を挙行する予定になっています。牧師として初体験です。是非信徒の方々、祈って御出席
下さい。私の願望としては、フミ子牧師に是非洗礼式の司式をして傾きたいと思いますので、今年〈二〇〇五年)
三名の受洗者を祈っています。フミ子牧師より洗礼を受けたい方は、今より祈って御志願下さい。私は、初めて
洗礼を行ったのは、息子の憲義兄と思います。神の前に、桜ヶ丘教会の初穂が与えられるように祈っています。
教会員の方々の切なる祈りの支援をお願い致します。

週報(2005年3月13日)

  教会総会を終えてU
                                              朝位真士
 先週の週報にも記載しましたが、教会総会の内容について詳細に報告したいと思います。桜ヶ丘教会は一九二
三年六月、故板井康裕先生の開拓によって設立された教会ですが、八二年の歴史はイスラエルの歴史の如く苦難
の歴史でした。板井先生召天後、教会はホ群の先生方に助けられ、故西海静雄先生、満希子先生の二六年間の牧
会の故に、現在の会堂建築の土台が与えられたと思います。私共が一九九四年四月に赴任いたしまして、現任の
役員並びに当時からの会員の方々や、教会(ホ群、教団、朝祷会)の関係者により多くの献金と祈りがつまれ、
現在の会堂が与えられました。会員五七名の半分以上が六〇歳以上という高齢化の時代に突入して、本当に今後
の桜ヶ丘教会丸の航海は大丈夫だろうかと危ぶまれていましたが、ここ数年、若い方々や転入者、求道者が与え
られて、まさしく「人間に頼ることをやめよ。鼻で息をしているだけの者に。どこに彼の値打ちがあるのか。」
(イザヤ二・二二)「私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。」(列王上一七・一)「あなたが
たはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。」「神は、教会の中にいろいろな人をお立てになり
ました。」(Tコリ二一・二七〜二八)です。
 話は戻りますが、役員の方々の的確なご奉仕と会員の方々の御協力により、一般会計、会堂会計の収支予算も
議決しました。ここで、長らく教会役員をしていただいた横田正作兄(教会創立時代近くから桜ヶ丘教会に会員
として奉仕して下さっている)、松下慶夫兄(長く教会役員として、特に会計担当として忠実に責務を果たして
下さった)達に、教会員を代表してお礼の言葉を述べさせて頂きます。「ありがとうございました。」

週報(2005年3月6日)

   教会総会を終えてT
                                              朝位真士
 二月二七日(日)礼拝後、桜ヶ丘教会の二〇〇四年度第二回の教会総会を終了することができた。議案が四件提
示された。その前にまず、総会成立条件である現住陪餐会員五七名のうち五分の一、すなわち二一名の定足数が
あるか否かということで、杉浦書記に人数の確認をしていただき、出席議員二〇名、委任状二一名、合計四一名
ということで、私が開会宣言をして議事が進行された。
 第一号議案、二〇〇五年度亘教方針。私が二〇〇五年度宣教方針を説明した。「わたしはぶどうの木、あなた
方はその技である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結
ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネ一五・五) という聖句が与えられ、
「使命のために」という目標が与えられ、今年はリック・ウォレン博士の「人生を導く五つの目的」という書物
を通して、わたしたちは何のために生きているのかという問に対して、人生には五つの目的があることを学びた
い。@あなたは神の喜びのために造られた。Aあなたは神の家族となるために造られた。Bあなたはキリストの
ようになるために造られた。Cあなたは神に仕えるために造られた。Dあなたは使命のために造られた。という
示唆が与えられ、@個人信仰の確立、A全家族の救い、B個人伝道による教勢倍加、という三つの目標が与えら
れ、二〇〇五年度三名の受洗者を祈っている。
 次に松下役員より、第二号議案、二〇〇五年度一般会計収支予算案、第三号議案、二〇〇五年度会堂会計収支
予算案の趣旨説明がなされ、第四号議案、二〇〇五年・二〇〇六年度役員選挙が、前田好和兄、村木健一郎兄、
三浦重太兄、山口神学生等の協力を得て、七名の役員選挙が行われた。結果は次回へ続く。

週報(2005年2月27日)

   祈祷会の学びの中で
                            朝位真士
 最近祈祷会では、「人生を導く五つの目的」というリック・ウォレン
博士の本をテキストに学んでいます。
 先日二月一七日の学びの「すべてのことの意味しという項目で、「す
べてのものは、ただ神から来ています。すべてのものは神の力によって
保たれ神の栄光のために存在しているのです。」(ローマ一一・三六)
という御言葉を中心に、「神の栄光のために生きることほど、すばらし
い生き方は他にありません」という事の中で、どのようにして神の栄光
を現すのかという間に対して、「どんなものであれ、被造物がその造ら
れた目的を果たしていく時、神の栄光が現されます」と答えていて、具
体的に五つの解答が与えられています。
 @神を礼拝することによって、神の栄光を現す。
 A他のクリスチャンに愛を示すことによつて、神の栄光を現す。
 Bキリストに似た者となることによって、神の栄光を現す。
 C与えられた賜物を用いて人に仕えることによって神の栄光を現す。
 D他の人々に神のことを伝えることによって、神の栄光を現す。
 皆様方も一度祈祷会に御出席になりませんか。

週報(2005年2月20日)

  ホ群首都圏教師会に出席して
                            朝位真士
 二月一四日(月)吉川教会で首都圏教師会があり、出席した。途中埼京
線の事故で大幅に遅れ、早く出たがギリギリで間に合った。当日は学び
会「牧師の仕事」鈴木崇臣先生の講義があり、特に「良い教会の基本」
@聖書が正しく語られる。A人を恐れず、神を畏れる人々が重用され
る。B不信仰な人々を教会の奉仕者に決してしない。C牧師が正しく福
音を語る教会である。D牧師が牧会する能力がある。E信徒が牧師を尊
敬する。F教会堂が清潔で気持ちの良い場所である。G戒規を伴った規
則をもっている。H聖書の教えに適った訓練をしている。I各信徒が家
庭を大切にしている。以上の要点で約一時間半位、熱く語られた。先生
の四〇年近い牧会生活の尊い御経験から、神学生も牧師と共に学ぶこと
が出来た。先生はこの三月に頌栄教会を辞任されて、名古屋の方へ行か
れる。私共も、この先生の貴重なお話を、一言一句心を傾けて聞かせて
頂いた。本当に、故西海先生にしても、鈴木先生にしても、素晴らしい
牧会者が身近にいた事は幸福である。二〇〇五年の教会の新しい歩みを
祈りつつ、二月二七日の教会総会の為に教会員の御協力を切に願う次第
です。

週報(2005年2月13日)

  受薙節(レント)を迎えて
                           朝位真士
 灰の水曜日(二月九日)に始まり復活日前日までの、主日を除いた四〇
日間であり、この四〇の数字は、ノアの洪水の日数、イスラエルの民が
シナイの荒野をさすらった年数、エリヤが断食した日数、シナイ山にお
いてモーセが断食した日数、イエスが荒野で断食した日数であり、主の
受難(十字架)による勝利と復活を待望させるのです。
 私はこの時期に、主イエス・キリストが十字架上で発せられた「七つ
の言葉」について考えたいと思います。@父よ、彼らをお赦しくださ
い。自分が何をしているのか知らないからです。(ルカ二三・三四) こ
れこそ、十字架の愛の祈りだ。と思います。私達は、絶えずキリストの祈
りを心に留めたいものです。Aはっきり言っておくが、あなたは今日わ
たしと一緒に楽園にいる。(ルカ二三・四三)Bイエスは・・・「見な
さい。あなたの母です。」(ヨハネ一九・二六、二七)Cエロイ、エロ
イ、レマ、サバクタニ「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになっ
たのです。」(マルコ一五・三四、マタイ二七・四六)D渇く(ヨハネ
一九・二八)E成し遂げられた(ヨハネ一九・三〇)F父よ、わたしの
霊を御手にゆだねます。(ルカ二三・四六)
 イースターは三月二七日です。祈ってください。

週報(2005年2月6日)

   教誨師の講演と交わりの夕べ
                            朝位真士


 去る一月三〇日(日)午後四時〜六時迄、日本キリスト教団西東京教区
伝道部主催の表記の集会が国分寺教会で開催。当教会からは横田姉、杉
浦姉と私の三名で出席した。
 府中刑務所の教誨師を親子二代でされている深山祐先生 (国分寺南教
会牧師)の約二〇分間の講演があった。教誨師として二〇年近く奉仕さ
れている先生のお口から出る一言一言の言葉の中にも、先生の暖かいご
人格がにじみ出ていた。府中刑務所の過剰収容 (二八四二名ょり三〇四
三名)の中、外国人受刑者も五四七名いて、現代の特徴及び傾向をよく
あらわしている。その中で、「讃美歌二一を贈ろう」という運動で募金
があり、全体で約一五万余の献金があった。
 私は、愛光女子学園という女子少年院での一年間の出来事を具体的に
語った。三月の卒業式に三四名の中学卒業生がいて、一人一人に卒業証
書が手漬された場面を語り、五月の運動会で子供達が生き生きとしてい
た姿を語り、一二月クリスマス会での子供達の感動の涙を語り、月一回
子供達に主イエス・キリストの福音をストレートに語る機会を与えられ
た喜びを語らせて頂いた。
 「獄につながれている人たちを思いやりなさい」(ヘブル一三章三節)
少年院や刑務所に収容されている方々の救いの為に祈って欲しい。

週報(2005年1月30日)

   献堂八周年を迎えて
                                              朝位真士
 人の心には多くの計らいがある。
 主の御旨のみが実現する。      (箴言一九章二一節)


 桜ヶ丘教会は一九二三年(大正一二年)アメリカから帰国された板井康祐先生によって、幾多の試練と困難に
直面しつつも、神の助けと多くの方々の祈りとご支援により、今日まで導かれ、一九六八年に西海静雄牧師が赴
任されて、マンション三つを購入した。会堂、教育館、牧師館を与えられて、マンション教会として二〇年以上
宣教活動がなされ、一九九六年一月三一日、新会堂建設用地が与えられ、信者はもとより他教会の方々や未信者
の方々からも多額の御献金が与えられ、一九九六年六月二五日、ナスハウス工業と工事契約が結ばれ、設計は東
直彦先生の東綜合設計事務所、施工は創進、小林秀一さんという素晴らしいスタッフが与えられた。諸般の理由
で工事は一年延期され、一九九七年六月着工され、一二月一一日に薪会堂への引越となり、一九九八年二月一日、
献堂式が行われた。早や八年目を迎えている。今後、未だ多くの課題はあるが、当面の課題としては残余一二年
間の会堂返済である。しかし、これも神様のお恵みと、皆様方の信仰と支援によって、毎月の返済を滞納するこ
となく支払われていることは、唯々、神の恵みの一言に尽きる。
 先に記した御言葉の如く「主の御旨のみが実現する」ということを改めて確信している。皆様方は、毎日この
教会のために祈祷年表(先程印刷した)を中心として祈って下さい。祈祷会に出席して共に祈って下さい。毎週
木曜日午後七時半の祈祷会を始め、各集会毎に祈って下さり、桜ヶ丘教会が地域に開かれた教会として、積極的
に宣教が拡大されるよう、働き人を起こして下さるよう、祈って下さい。

1月23日の週報なくしちゃってないです。


週報(2005年1月16日)

   ホ群ユースニューイヤーフェスティバル
                                              朝位真士
 去る一月一〇日(月・祝〉午前一一時半より、日本キリスト教団頌栄教会にて、表記の如く集会がもたれた。参
加者は四二名であったが、桜ヶ丘教会から、牧師、神学生、三浦重太兄、朝位真奈姉、森山結姉、横田健太郎兄、
ルーマニアから来られた杉浦姉の御親類の高木博史君、進介君、ゆうじろう君の三人も出席した。
 まず礼拝でゴスペルの讃美が約二〇分位あり、鈴木崇巨先生のメッセージ、ローマ一章七節「神に愛され、召
されて聖なる者となったローマの人たち一同へ。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平
和が、あなたがたにあるように。」という聖句より、先生は、祈りについてわかりやすく語られた。イエス様の
名、権威によって祈る事を身近な例話を入れながら、中高生達に分かるように語られた。頌栄教会は日本で三番
目に古い教会で、一三〇年前に建てられた教会であり、鈴木先生は副牧師を置かず一五年間牧会された。その間
一七○名の方々に洗礼を授けられた牧師である。この三月で名古屋の方へ移動されるようである。私共のホ群の
ユースパイブルキャンプには、多い時は十数名の青年を送り出して下さり、その中から献身された者や信仰を決
心した若者も多くいると聞いている。メッセージの後、昼食を摂り、聖書カルタを個々人で作成して、大カルタ
大会をした。その後、美味しいぜんざいが出た。午後三時頃閉会したが、皆名残り惜しそうに、この春のユース
の集会での再会を願いつつ別れた。
 私は若者の熱気に力を頂きながら教会に戻ることが出来た。桜ヶ丘教会も若者が定着して、活気ある活動を神
に期待しつつ、祈りを熱くしたのであった。「主よこの一年も若者が導かれ、救われる事を祈ります。」

週報(2005年1月9日)

   二〇〇五年ホ群首都圏新年聖会
                                              朝位真士
 聖句 「しかし、主の方に向き直れば、覆いは取りさられます。・・・主の霊のあるところには自由がありま
     す。」Uコリ三章一六節
 主題 「主と同じ姿に造り変えられる」
 会場 日本基督教団東調布教会
 日時 一月二日(日)〜三日(月)
 講師 三川茂師(習志野新生伝道所)・鵜沼義民師〈秩父教会)
 司会 都築英夫師 (赤羽教会)・佐々木良子師 (小松川教会)
 立証・音楽 ユースパイプルキャンプ参加者・東京聖書学校、証し、村主政彦神学生
 右の内容で二日間行われました。この二日間に桜ヶ丘教会より朝位両牧師、山口英希神学生が出席致しました。
 一日目、三川茂師は、Uコリ三章一二〜一八節を通して「主と同じ姿につくりかえられる」というテーマで語
られました。主に先生の五〇年間の献身生涯、とくに神学生時代の聖化の体験を如実に語っておられました。先
生は既成教会を辞任されて、新しく習志野で開拓伝道を始められた。その開拓スピリットは献身当時の聖化の体
験を明確にされておられる事に源がある事を知らしめられました。
 二日目の鵜沼師は、Uコリ四章全体を通して、やはり「主と同じ姿につくり変えられる」というテーマで語ら
れ、特に四〇年の牧会の中で、現存御用されている教会での苦悩(分裂のあった教会)を赤裸々に語られ、実直
な先生ならではのメッセージでした。余り派手なメッセージではありませんでしたが、落ち着いた、牧会者らし
い、人々の心に静かに語りかける有意義なメッセージでした。
 二〇〇五年も、ぶどうの木と技の関係をしっかりして、実を結びましよう。

週報(2005年1月2日)

   二〇〇五年を迎えて
                                              朝位真士
 新年を迎え、ヨハネ一五・五の「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながって
おり、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」という聖句が与えられ、「使命のため
に」というテーマが与えられました。
 私は、リック・ウォレン著の『人生を導く五つの目的』という書物を読みました。何のために生きているのか
という問に対して、リック博士は、人生には五つの目的があると述べてい去す。
 第一の目約「あなたは神の喜びのために造られた」
 第二の目的「あなたは神の家族となるために造られた」
 第三の目的「あなたはキリストのようになるために造られた」
 第四の目的「あなたは神に仕えるために造られた」
 第五の目的「あなたは使命のために造られた」
 具体的には、祈祷会でこのリック・ウォレン博士の書物を通して、桜ヶ丘教会が本年成長するためにどうした
ら良いか、牧師・役員・信徒全員で考えて、皆様方と一緒に励んで参りたいと思います。是非今年は祈涛会の出
席と礼拝の出席に心を用いて、桜ヶ丘教会の一人一人が主イエス・キリスト様から尊い使命が与えられているこ
とを自覚して、キリストの教会として成長し、ぶどうの木の如く、多くの実を結んで行ってほしいと思います。
 聖霊の実は「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、柔和、節制」。(ガラ五・二二〜二三)

讃美歌355番 「主を仰ぎ見れば」

1.主を仰ぎ見れば/古きわれは/現(うつ)し世と共に/速(と)く去り-ゆき/我なら-ぬわれの/あらわれきて/見ずや天地(あめつち)ぞ/改(あらた)ま-れる。
2.うつくしの都/エルサレムは/今こそくだりて/われに来(き-)つれ/主、共に-在(いま)せば/尽(つ)きぬ幸(さち)は/清き川のごと/湧(わ)きて流(な-が)る。
3.うるわし慕(した)わし/常世(とこよ)の国/うららに恵みの/日影(ひかげ)照(て-)れば/生命(いのち)の-木(こ)の実は/実り繁(しげ)し/永久(とわ)に死の影も/悩みも-なし。
4.つゆだに功(いさお)の/あらぬ身をも/潔(きよ)めて御国(みくに)の/世嗣(よつぎ)と-なし/黄金(こがね)の-御殿(みとの)に/住ませたもう/わが主の愛こそ/限りな-けれ。
見ずや・・・見ないであろうか 来つれ・・・来てしまった(こその係り結び) 常世・・・来世、黄泉 日影・・・日差し つゆだに・・・少しも

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