タンス小屋の作り方

2.材料と道具をそろえる

2−1 材料の寸法を割り出そう

※このページは相当舌足らずです。このページの記述を参考にタンス小屋を作ろう、と思う人は、
よく読んで納得して御自分の責任で製作してください。
(少しずつましな記述に更新してゆきますが。)
※このページで記述するタンス小屋は、体重が100g内外のシマリス1匹を飼育することを前提にしています。
※タンス小屋の高さを小さくして、上に物を置けるようにすることはできるかも知れません。
重量物を置く際には、それなりの設計が必要です。慎重に配慮しましょう。

2−1−0 タンス小屋の成り立ち

タンス小屋は、次の部分から成り立ってます。

あなたが作るタンス小屋の高さ、幅、奥行きからそれぞれの寸法を割り出しましょう。

2−1−1 背板の寸法

背板は、左右の枠と天地の板で四角い大枠を作っておいて、そこに後ろから打ち付けます。
だから、背板の寸法は、基本的には「タンス小屋の幅」×「タンス小屋の高さ」になります。
厚さは5.5oくらいをおすすめします。
あんまり薄いと、後で「リスの喜びそうな仕掛け」を作りたくなったときに細工しにくいです。
最大高さに制約がある場合は、タンス小屋にキャスターを付けることを考慮して、
「完成品の最大高さ」から「キャスターの高さ」を差し引いて背板の高さを決めましょう。
定尺のベニヤ板の大きさを目一杯使おうとするなら、背板の高さは1820oとなるでしょう。

2−1−2 左右の枠の寸法

左右の枠は、底板と天井にはさまれるように組み立てるので、高さは
     「左右の枠の高さ」 =  「背板の高さ」 − 「天井の厚さ」 − 「床の厚さ」
となります。
天井と床の厚さが15oの場合(おすすめの厚さです。もう少し薄くても大丈夫ですが。)、
背板が1820oの場合、天井と床を15oとすると、
左右の枠の高さは1790oとなりますね。

奥行きは、枠の後ろに背板を張るので、
    「左右の枠の奥行き」 = 「計画している最大奥行き」 − 「背板の厚さ(5.5o)」
となります。

出っぱりを考慮すると、、扉に取っ手がつきますよね。
必要ならこの分も差し引かねばなりません。
奥行きを、910oの板を半分に切って作る天版/底板に合わせると、

となります。東急ハンズで切ってもらうなら、0.5oは切り捨ててOKです。

「左右の枠」の構成は、「柱」に「横木」がはさまれるようにするのが良いと思います。
そのようにすると、

となります。

2−1−3 天井と床の寸法

天井、床と左右の枠で作る4面からなる枠組みは、天地の板で左右の枠をはさむ形に
するので、
     「天井(床)の幅」 = 
     「天井(床)の奥行き」 = 「左右の枠の奥行き」 (=「最大奥行き」−「背板の厚さ」)
となります。

2−1−4 扉の寸法 扉は、天井、床と左右枠の4面からなる枠組みの内側にはまるように取り付けます。
寸法は、枠組みの内寸より縦、横とも8o程度小さくします。

2−1−5 補強のひずみ止め

天井、床と左右ので作る4面が扉に当たるところと、扉がこの4面と当たるところには
ひずみ止めを付けます。杉材はひずみやすいですが、このようにひずみ止めをすると
ひずみは相当抑えられるはずです。

このひずみ止めには、もう一つ重要な役割があります。
シマリスはかなり賢いので、扉が開く場所を覚えて
真っ先に出られそうになる場所の金網やら木材やらを噛みに来ます。
このひずみ止めがあれば、ここがボロボロになるまでは
金網を引っぱって剥がされる心配がありません。
りすの根性がすさまじくてひどくボロくなってしまったら、
ひずみ止めを取り替えましょう。

2−1−6 枠と扉のゆがみみ止め

左右の枠と扉には、各辺が直角に保たれるような補強が必要です。
直角をはさむ辺が15cm程度のベニヤの直角二等辺三角形(厚さ5.5o位)を、
各辺2ヶ所ネジ止めして補強します。全部で12枚必要になります。
エポキシの接着剤を併用すれば万全です。
300×450oの板から12枚切り出せます。表がシナ材のベニヤを使うと見栄えが良いです。

2−1−7 金物など

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