さかもと 春の九州ツーリング
神奈川支部 Z009:坂本 秀樹
どもども。さかもとです。
超ロングですが見てみてくらはい。
さかもと 春の九州ツーリング
2/27 68km
まず最初のトラブルは出発直後に起こりました。
当初、プラスチックケース+サイドバックの組み合わせで、荷物を積んで「今回は低重心仕様だ!」とか考えていたんだけど、家を出る際に、10秒でサイドバックを壁にヒットさせてブロークン。(ちょっと狭い道を通るもので。ハンドル幅ギリギリの)
フェリーの時間にちょうどつくように、出発しようとしていた為、物凄く焦った。
そして、とにかく荷物を袋に詰めて積んでしまおうと考えて、メチャクチャに積みました。なんとかなったけど、高さが・・・・・・(低重心仕様の作戦はもろくも崩れ去った)
予定より40分遅れてしまったが、限界の走りで間に合ったのは、言うまでもない。
3/1 66km
中一日でフェリーが着いたのは3/1の早朝。ザーザー降りの雨でした。
ターミナルで女性ライダー(エリミ)と一緒に時間をつぶす。
8時半に北九州市在住の津山さんに連絡。夕方に来なさいと言われる。
10時頃雨も上がり、一緒に門司港周辺を観光する。
地元のおっさんに、「恋人同志でバイク旅行か?」言われる。
昼飯を一緒にとった後に別れる。
その後、バイクがどうも怪しいので(すぐにバッテリーが上がる)バイク屋に見てもらおうとバイク屋巡りをするが、まともに掛け合ってくれない。
バッテリーが怪しいのはわかっていたので、取り敢えずバッテリーを買った。でも、まだ安心できない。絶対に他もおかしいはずだ。店の人が、
「原因がバッテリーでなかったのなら新品にしてもいずれ空になるだろうから、まだ換えずに、古いバッテリーが上がってから換えれば取り敢えず動けるよ」
と、しょうもないアドバイスをくれた。
バイク屋巡りをやめて、平尾台へ。ここは、秋吉台みたいなカルスト台地だった。1時間以上かけて、カルスト台地を登ったりもした。
山をおりてバイク屋巡りを再開。
すると、小倉南のIC近くにヤマハの店(増田オート)を発見。
状況を説明した後、テスタで測ってくれた。予想通り充電はされてなかった。原因はレギュレター。しかし、テネレのレギュレター「47X」は、そこにはなかった。がーん。
「店のバイクを調べて、あったら移植しよう」と言ってくれた。
「外にガラクタがあるからそれも見るか・・・」と、増田さん。
するとジャンクのTZR250RSの中にあったのだ〜!「47X」が!
さっそく、移植してみると、バッチリ充電されている!
やっぱり最後の頼みの綱はヤマハだな、と再認識することができた。
この間、2時間以上も店長の増田さんには面倒を見ていただいた。本当に感謝。
その後、ちょうどいい時間になったため津山さんに電話。
津山さんと合流後は、家にバイクを置いて、さかもと歓迎会。どうもごちそうさまでした。
津山さんは「増田オート」に出入りしている事を後から知って驚く。
初日から、めちゃくちゃドラマチック。
3/2 282km
ご存知の通り、津山さん、尾上さん達と一緒に走る。
ルートは津山さんが裏道を使いまくってくれたので、さっぱりわからんかった。でも、走りやすくて北九州から阿蘇まで行く間に信号に止まったり遅い車に引っ掛かったりというのがほとんどなかった。すげーぜ津山さん。
そして、「ここからSS区間ね」と、なるとあっと言う間に見えなくなっちゃう。
メチャメチャ速い。オンロードバイクにはいくら頑張ったってかなわないということを身を持って知った。直線ではともかく、狭い峠では行けると思ってたのに。。
阿蘇についてからはミルクロード上のデカい駐車場で休憩したり、観光牧場で昼メシ食ったり、温泉入ったりと、まさに超過密ツーリング。
津山さんたちと別れてからは、キャンプできそうなところを探して走りるが寒かったので、まず、健康センターへ行ってみた。するとそこは21時迄だった。
つぎに地獄温泉へ行ってみた(キャンプできるとガイドに書いてあった)。しかし、キャンプは夏期のみであったので湯治用の部屋に入れてもらった。
そこはフツーの汚いアパートだったが、風呂代込みで2000円にしてもらったのでこの際文句はいわない。
すずめの湯で混浴するが、寒くてつらかった。
布団代をケチってシュラフで寝た。
3/3 155km
ゆっくりと朝風呂に入ったのちに出発。津山さんに教えてもらった「荻岳」に行ってみる。なるほど、ここは眺めが良さそうだ。
しかし、行った時は曇っていて何も見えなかった。残念。
そのあと、ミルクロードを軽く流して、阿蘇のユースホステルへ。ここで友人と待ち合わせをしていたのだ。久し振りに再会してみると、顔が黒い。問い詰めると、屋久島にいたと答える。
どうやら屋久島にハマったみたいで、またすぐに屋久島に戻ると言い出すしまつ。
手がつけられん。
3/4 100km
友人と一緒に観光。そいつは知ってのとおり、KSR50(でも黄色ナンバー)。
阿蘇ユースを早朝に出て、鼻水も凍るほどの極寒だったっす。
登山道路の料金所が始まる前に料金所を突破しました。820円の節約はデカイのさ。
草千里はまだ誰もいなくて、水溜りもみんな凍ってました。
草千里の駐車場にある火山博物館に友人がハマってしまって、2時間もつぶれる。何のための早起きじゃ。
昼前に阿蘇の火口に到着。#バックオフの写真はこの時の写真。不覚。
3回も九州に行ってて初めて火口をみることができた。
初めていった時・・活動が活発になっていて火口まで行けず。
2回目・・・・・・金をケチって登山道路を上らず。うーん貧乏だった。
そこで、走っている写真を写そうと、撮影会が始まった。現像の結果、一枚だけ成功!やった〜。
メシ食ったのちミルクロードへGO!すいていて気持ち良かった。でも50km/h以上出すとKSRはどんどん離れていく。うーん。我慢。
「かぶと岩展望台」は阿蘇の山や外輪山が一望できてかなりの穴場とみた。
そしてお約束通り「大観峰」へ。
ここで、地元の走り屋・久野さんと出会う。第一印象「若島津健」
知っての通り、彼を「10v」に誘ってみる。
他の走り屋も含めて駐車場で遊んだりもする。一人少年がクラッシュしてくれました。RVFだったね。
夜は登山道路料金所近くの坊中キャンプ場の入口の砂利道の横のブッシュにテントを張りました。寒かった〜。
そして駅前の温泉で閉店まで(22時)迄ねばってからテントへもどる。
あまりの寒さに「こりゃ、寝たら死ぬな」と思って、「張るホカロン」を心臓の位置に張って凍死を防いで寝た。
翌朝なんてバイクもテントも真っ白でパリパリ。
生きていた自分は偉い。と自分を褒めた。
3/5 160km
朝起きて、あまりの寒さで人間のエンジン始動せず。11頃までテントの中でグズグズしてた。
お昼に友人と別れて一人で走ることになり心が寒くなったので、「せめてあったかいところに行こう!」と、一気に鹿児島まで移動しようと、球磨川沿いの国道219をカッ飛ぶ。
途中からどうもハンドリングがおかしいことに気づく。
でも荷物重いし、飛ばしてるからそのせいだろうと思って、気にしないで走る。ちょっぴりパンクの不安がよぎるが・・・・。
し・か・し、人吉の入口にあたる信号で止まる時リアのブレーキをかけたら、「ガコォ〜ン」と鈍い音。「なんだぁ〜?」と思った。
信号が青になり走り出すとガリガリガリガリ......
ビビってすぐに止まる。リアを見る。外傷なし。でもスゴイ音がしたのは事実。
車輪に触ってみると、グラグラ揺れる。
「Oh! ベアリングだぁ〜〜!」
信号だけじゃない。自分も真っ青になった。
こんな山の中の町にテネレのベアリングなんてある訳ない....
でもとりあえず、バイク屋でも探してみるか....
重いから乗っていくことにした。踊るマシン。自分よりも高い荷物。そして耳をつくガリガリ。小さな町は僕に釘付け。
地元のおっちゃんに聞いてバイク屋にたどり着く。
花屋とバイク屋と自転車屋がくっついた謎の店「球磨サイクル」
訳を話すと、さっそく対策を練ってくれた。
「ちょうど熊本まで行ってくるから、部品があったらもってくるよぉ〜」
若い息子さんがそう言ってくれて、チョッピリ安心。でも、今日はもうバイクに乗れない。荷物も持って動けない....まだお昼過ぎたばっかりなのに〜。
泊まるところもないし、テント持って動けないので国民宿舎を紹介してもらい、そこまで連れていってもらった。宿代は8000円。もちろん、ふところを直撃。
3/6 169km
バイクの修理が終ったのがお昼になった。
修理代は10000円!
阿蘇で有料道路代を節約した意味なし!勉強になった。
まあ、こんな小さな町でテネレが一晩で直ったんだからよしとしよう。
出発がお昼になってしまい、キャンプするなら明るいうちにテントを張りたいという僕のポリシーでは、夕方まで走るとすると、ちょっとしか走れないのでうわさで聞いたことのあるライダーハウスに行ってみることにする。
えびの高原で会った人(SR400)がライダーハウスは今も存在することを教えてくれた。
「よし!今日はそこでいいや。変なやつがいたら明日すぐに出ればいいし...」
と、納得してライダーハウス嫌いの僕はそこへ向かった。
するとそこには、「東京−北九州」のフェリーで一緒だった人が一人で宿泊していた。
「まぁ、ひできくん。会いたかったわ〜」
「いやぁ、僕もですよ。運命ってやつですね。むふふ。」
一発でライダーハウスが気に入ったです。
あとからもう一人増えて両手に花。。
前日とは一転、ベリグーな日になった。
3/7 231km
前日一緒に泊まった方(船で一緒だった人)は旅立ってしまった。うーん残念。
残った自分ともう一人で大隅半島をまわった。
ライダーハウス「プラグポイント」には連泊するつもりで、荷物は全部おろした。なんせ二人乗りよりも重かったもので・・・・・
同行の彼女、ZZ-R400のくせにミシュランのハイスポーツ?だったか名前はよくわからんが、いいタイヤを履いていて結構速い。鋭く追及してみるとジムカーナをやっていて、前は900SSに乗っていたらしい。維持費がかさむのでやめたそうだ。
家を出て常に重い荷物を背負っているせいか、身軽になって走ると実に楽しい。大隅半島の裏側のワインディングを目一杯走った。
ロケット基地も見てきたが無理していくところではなかった。
佐多岬も行ってきた。ここも毎年来るが晴れているのは初めてであった。南国って感じ。
海しか見えないのと、かなり歩くのがちょっと...あと、トンネルの通行料を取るのが反則。有料道路も高い。
ここの神社でおみくじ引いたら、なんと大吉!やっぱりね!
プラグポイントに戻って食事を取っていると、また新しい人。(バンデット)また両手に花だぁ〜なんて喜んでいたらえびので会ったやつ(SR)が現れた。
今晩は4人。鹿児島の芋焼酎を発見。みんなで飲む。うまい。さっぱりしている。
飲みすぎて寝ちゃう。どこかでも同じことが・・・まっいいか。
(編集注:97年9月27日に同じことを)
3/8 212km
昨日、登場した二人は一緒に沖縄に行ってしまった。だからまた同じ子(ZZ-R)と日帰りツーリング。なんとこの子、カソリック(バックオフ語)だった。
まず、根占の港から指宿へ。指宿では砂蒸し風呂、殿様温泉(ちょっとマニアック)へいった。
砂蒸し風呂は一度は体験すべし。一応混浴だし。
池田湖ではサツマイモソフトを食う。うまいっす。
指宿スカイラインは有料なので毎年避けていたのだが、津山さんに勧められたし、今年で多分最後なので奮発して行ってみた。とっても良かった。これ絶対オススメ。走りがいありあり。僕が通った時は天気も良くて眺めもさらにグッドだった。
途中下車して、知覧へ。
武家屋敷は若い自分には良さがわからなかった。
特攻平和会館は日本男児と生まれたからには一度は見るべし。絶対に泣ける。戦争の悲しさをあらためて感じた。
指宿スカイライン経由で鹿児島へ。通りすぎるつもりが、ミスコースして迷子になったりした。桜島についた時にはもう夕方。
展望台まで行ってのんびりしてたら、真っ暗になってしまった。
桜島の古里温泉へも行ってきた。ここはいいっす。絶対オススメ。
みなさんメモって!古里温泉観光ホテルですよ。
僕が行ったのは土曜日ということもあり、お客さんがいっぱい。次から次へと入ってきました。ちょうど夕方だったし。
浴衣を着ながら入浴するのだが、水に濡れるとスケスケ....当たり前だネ!うーん、もうちょっと明るいうちに行きたかった。
プラグポイントに戻ると3人増えていた。(CBR250RR、ボルティ、ZZ-R250)みんなバラバラに来たらしい。ターゲットがまたふえた。
しかし喜びも束の間、一人は明日、種子島へ....
3/9 253km
朝、種子島へ向けて出発する子(CBR250RR)を見送った後、出発。
残りの二人はどうするのかは決めてないが出発していった。僕はまた同じ人と日帰りツーリング。
まずは霧島へ。1湯目・妙見温泉 川のせせらぎの聞こえる温泉でまあまあ。
えびのまで一気に走ってえびの高原温泉市営露天風呂。ぬるくては入れず。なんと3年連続空振り。悔しいので風呂を見せてもらい、足だけ入った。ホントにぬるい。でも気が済んだ。
つぎは白鳥温泉。第1か第2かは、わからないがキレイで新しかった。(編集注:第2ですね)たまには体を洗う風呂にも入らないとね!なんと2000円で素泊まり可能だった。これから行く人はチェック。
またえびのを通り、新湯温泉。ここはいかにも湯治場というような温泉でじっちゃんばあちゃんが多かった。雰囲気てきには東北の温泉という感じがした。混浴でっせ。白濁色のため、女性も抵抗なく入れるっす。入る時出る時は・・・・
霧島神宮に寄ったのち、近くのさくらさくら温泉へ。まあ、名前からも想像できる通り新しくて、伝統もないところでした。設備が良くくつろげたので、疲れている人は寄るとよいかと・・・伊豆の松崎にある道の駅「カジカの湯」に雰囲気はそっくり。
1日で4つも温泉に入って完全にグロッキー。
プラグポイントに戻ると一人だけ待っていた。(ボルティ)
もう一人は戻ってこなかった。3人になった。
3/10 38km
昨日の疲れがたまって昼まで寝ていた。
午後から近くの林道を攻めに行ったら、雨に降られてさんざん...
暇だから置いてあったアルバムを見ていると稲見さんの写真を発見。今とまったく変わってなかった。3年前の写真なのに...
その雨のせいで、夕方からいっぱい集まってきた。愛媛からの5人組、佐賀からの4人組ソロツーリングの人2人。(XJR、SRX400)そして連泊組の3人。
もちろんぎゅうぎゅう....でも無理すれば20人いけそう....
夜になって聞いたことのある音が、と思ったら種子島に旅立った子が戻ってきた。やっぱり一人じゃ、いやだって。
「よかった〜、まだいたんだぁ〜」
「もちろんさぁ〜。ぼくは君を待ってたんだから」
うーん。運命を感じたね。
3/11 297km
昨日最後に来た子と一緒に都井岬へ。この子のマシンはCBR250RR。しかしスゴイ!テールランプはグルグルしてるし、マフラーは轟々言ってるし、耐久カウルだしメットも自家塗装の目玉(SP忠男)で、あんた今まで何やってたのって感じのバイク。
スゴイのはバイクだけで、持ち主はぜんぜんそんなじゃないから面白い。
じゃあ、今まで一緒に温泉ツーリングをした子はどうしたって?
ふふふ。あの子はまた霧島へ温泉を探しに行くというので、
「僕は都井岬や日南をみてくるよ〜」
って言って一人で行かせました。もしかしてオイラはひどい人かも....
そして、都井岬へ。曇っていてチョッピリ残念。日南フェニックスロードも曇ってた。混んでたし。
日南から鵜戸神宮へ行ってきました。
タマを買って左手で投げて亀石に背中の穴に入ると願いがかなうとか...
もちろんやりました。2投目でストライク。お願いかなうといいな。
天気が悪かったので、あんまり観光できなかったなぁ。
夜はプラグポイントで宴会。というのもみんな明日には出るので。
まぁ、最後の晩餐か?
3/12 254km
朝、みんなと別れてプラグポイントを出発。でも涙は出ない。なぜならば明日また別のキャンプ場に集合する(5人で)約束をしたからなのさ。
さて今日は、天草の蓮田先生のところへ行くのだ。
1人で裏道のような県道をひた走る。なんせ、プラグポイントは鹿児島県鹿屋市。蓮田先生は熊本県本渡市。結構離れている。
捕まらない程度の速度で走る。走る。3時間で長島についた。
フェリーは出発する寸前。きゃぁ〜、まってぇ〜。
切符売り場のおっちゃんに頼んで待ってもらう。
なんせこれを逃したら1時間以上も待たなければならない。そんなのいやだしね!
僕が乗船する姿を見ていたおばちゃんが話し掛けてくる。
「おにいちゃん、でっかいバイクだねぇ。どこまで行くの?」
「行き先は決まってないっす。日本一周するのが目的だからね!」(ウソつき)
天草は牛深について蓮田先生に電話。もちろん学校へ。チョッピリ緊張する。声を聞いた感じでは先生って感じはしませんでした。
夕方まではお仕事ということなので、天草の下島をツーリング。
久し振りに一人になってチョッピリ寂しい。
大江天主堂、下田温泉を一人で巡る。
夕方、待ち合わせのバイク屋ヤマダオートに着いた。先生まだなので待たしてもらう。
少しして先生登場。
第一印象は「がっちり(99Kg位か?)したおっさん」(先生許して。僕は悪い生徒です
) 夜は松本さん(先生のお友達)と三人でお食事会。松本さんもまたカッコイイお兄さんでした。
またまた飲んだら眠くなってしまった。 と、いうより寝た。
3/13 212km
朝早くに民宿“蓮田”を出て、プラグポイントで知り合った連中と約束していた為、雨の中、日之影町(高千穂のそば)のキャンプ場へ。行く途中、内大臣林道へ荷物満載でアタック。走りやすくまた、熊本県側は緩い上りだったので「行けるかな?」って思いちょっと冒険してみたらやっぱりそんなに甘くはなかった。10km行ったところで引き返す。
そのあと、通潤橋を見て(水は出ていなかった)日之影温泉駅へ着いた。ここは駅舎に温泉がくっついている珍しい駅。
でも温泉の方は新しくて味はなかった。寒さで凍えていた僕には助かった。
待ち合わせはキャンプ場であったが、なんと駅で2人とバッタリ遭遇。3人になった。(ボルティ、ZZ-R400、自分)
日之影キャンプ場についた時はザーザー降りだった。
しかし、友人の一人がこれを見越して既にバンガローを予約してあったのだ。気が利くのう、おぬし.....
夜になって、もう一人最後に現れた。(CBR250RR)
もうこないかと思ったけど、ちゃんと来るあたり「みんな、一人で走るのはつらかろうことよ」としみじみ思った。
3/14 0km
雨の為まったく動かず。初の0km。
一日遅れでもう一人、土砂降りの中登場(熊本在住SRX400)
雪の中テネレを支えてくれたのは彼です。
写真を見た人のみのネタですが。
3/15 217km
この日は前日の雨から一転していいお天気になり、「よっしゃ〜今日は行くぜぃ」と、一緒にいた友人一人と再度、内大臣へアタック。
一人で行くのは怖いから、SRX400の彼を誘う。あぁ、可愛そうなことをした。
椎葉村側から登ったが、登りは広くてテネレを全開で振り回せた。
(頭の中はペテランセルモード。パワードリフトだねってくらいアクセルを開けた。途中バックを落しても気づかずに3kmも走るというハプニングあり。)
しかし、椎矢峠を越えて下りにはいると北側斜面のため雪が残っており、1台のマシンを二人がかりで押して通らなければなかった....
うーん。これが宮崎と熊本の違いか?
でも、今回のツーリングの目的のひとつであった「内大臣林道」&「椎矢林道」(正式名称はわからん)を走破できたので、大満足。
その後、この彼は熊本の家に帰宅。彼はとっても忙しい勤労少年(大学生)
また4人になり、キャンプ場で過ごす。なんかスタンドバイミーみたいな感じかな?
話し合った結果、明日ここを出ることにした。
今度こそお別れか?
最後の夜はとってもセンチだった。
3/16 237km
ついに別れの時がやって来た。
とりあえずみんなで出発。まず一人(ボルティ)高千穂に寄るということで別れる。
「そんじゃまた」
ふっふっふこれで、また両手に花状態。
しかし長くは続かなかった。
高森でまた一人別れる。ZZ-R400の子だ。
「またどこか出会えるよね!」
ついに二人になった。やっほぉう。
阿蘇の麓で食事して(もちろん愛を語り合う。うひゃ、はずかしっ(*^o^*))霧で大渋滞のやまなみを通って水分峠についた。
すると、さっき別れた連中にばったり遭遇。また4人になった。
これも運命か。なんせバイクが目立つから....停めておくと見つかっちゃう。
みんなで湯布院の温泉に入って、
「よし!今日は久し振りにキャンプだぁ」
「さかもちゃん、この寒い中キャンプ〜。ほな、あたしたちはこれで。。」
おう〜。まあしょうがないねってことで、女性陣と別れる。
残った子分(ボルティ)と二人で大分の大野川の河川敷きでキャンプすることにした。
ここは去年見つけておいた穴場で、町に近くて(町の中)水もあり、広くてキレイ。皆さんメモっといて下さい。風が強いのが欠点。
あとは、若いカップルが車の中でゴソゴソと・・・・これも欠点。
3/17 206km
一緒にキャンプした友人と直方のキャンプ場で待ち合わせをして、一人でバックオフの「ここどこ」九州編へアタック。場所は大分県国東半島の南側。林道岩谷線であわや遭難のピンチ。
というのも、勾配がすごくて林道に入る前の道から「こりゃやばいかな?」って程のきつい上り。
で、ブラインドのカーブを曲がるといきなりダート。というよりもマディ。「ぎょえぇぇぇ」
「ここで停めたら発進はおろか、バイク倒しちまうぅぅぅ」
「そしたら最後、遭難だぁぁ」
ということで、気合いの走り。で登る。
しかし、途中からデカい石が目立ってきた。
「ガコっ」ハンドルがとられる!「やばっ」「倒れるぅぅ」
「どりゃぁぁ」狭い道だったので、横の壁を蹴ってバイクをささえる。
間一髪転倒だけは免れた。
運よくスタンドも出せた。改造スタンドだったので、地面にめり込まない。
「よっしゃ〜」と、バイクを降りて押して上がろうとする。
ぎゅるるるる....T63が悲鳴を上げる。なんてこった。ホイルスピンだ。
とりあえず。荷物を降ろすことにした。(フルパッキングで行っていた俺がバカだった)荷物を降ろし、バイクを上げようとするが全然動かない。
そこで、坂を下ることにした。もちろんバックで。
急勾配のドロドロのため、動き出すとブレーキかけてもズルズルいっちゃう。
そこで、エンジンをかけて、ギアを入れてクラッチを握って下げることにした。
これならば、ズズーって行きそうになっても、クラッチ離せば後輪が止まってバイクも止まるからだ。
タイヤ2回転くらいずつそんなことを繰り返して、なんとか脱出。
50mのために1時間以上もバイクと格闘させれた。バックオフを恨んだ。
無事に出れたからいいものを、もし倒してしまっていたらホントに遭難してたかもなぁ。
ということで「ここどこ」失敗。
直方のキャンプ場に直行。(ここもオススメ。芝のサイト。無料。町中)
すでに子分(ボルティ)もきていた。そこで二人テントを張っていると、湯布院で別れた友人(CBR250RR)がやってきた。うるさいマフラーでテールが回っているのですぐにわかった。(17日のキャンプは直方と教えておいたのさ)
オイラのテントに泊めてやることに... むふふ。
津山さん宅に、明日の船で帰ることを伝える。
3/18 60km
ポカポカと気持ち良くて昼頃までのんびりしたのち、友人と二人(CBR250RR)で平尾台の千仏鍾乳洞へ。なんか、少年時代に見た映画のセットみたいだった。足が冷たかった。
秋吉台に比べるとこっちの方が規模が小さいけど、探検してるという気分になった。
我々が出て駐車場で愛を語りあっていたら、(*^_^*)テレビの取材陣がいっぱい来た。
やばい!ワイドショーめここまで俺を追ってきたか!と思ったら、いい旅夢気分系の番組の取材だった。
夕方、フェリーターミナルへ着いてビックリ。大阪行きは2種類あったとは・・・・
こりゃヤベーと思って、すぐに津山さんに電話。
「自分は大阪南港行きに乗るっす〜」時すでにおそし・・・留守電だった。
そこで、時間いっぱいまでテネレで走り回った。
もうひとつの大阪行きのターミナルは離れたところだったけど、5回くらい見に行った。でもダメだった。
残念ながら津山さん、尾上さんに会えず。ごめんなさい。
本当に会いたかったのに・・・
もちろん友人と一緒の船。うーん。熱い夜だった。
大阪によった理由は???
3/19 557km
大阪に着いたのち、・・・・・あとは....???
みんなと別れる時はさすがにグッと来るものがあった。
今まで何度も、「それじゃ」って別れてたけど、「どうせまた会えるだろう」ってどこかで思っていたし、実際に何度も再会していた。でも、それもおしまい。
「もう会えないな」そう思うとね。
それにこんなツーリングももう二度とできないんだなぁ〜て思うと、「あぁ、あと1年早くツーリングに目覚めていれば」とつくづく思った。
そうそう大阪の中心地を走る機会があった。メチャメチャスゴイ。なにがって、マナーが....
右にウインカー出して左折なんてあたりまえ。
一時停止や踏切で止まったら、ブーイング。
右折のレーンは1番前に出るための道とカン違いしているらしい。
大阪はコェ〜。
でも、「なにわ」ナンバーがいっぱいいてチョッピリ懐かしかった。
夕方に名神にのって23:30頃鎌倉に着きました。
総括
今回のツーリングは、とっても勉強になった。
何度も押し寄せるトラブル、いろんな人との出会い、そして別れ。
九州支部のみなさんどうもありがとうございました。
結論
3月上旬の九州は女性ライダーが多い!毎日デート気分!うひょ!
若いと得っす。
反省
いちばん重かったテントを3回しか使わなかった!
バイクがいろいろ壊れた。なぜだ!メンテ不足・・・
一人で林道にいって遭難しかけた。一人では絶対に行くまいと誓った。
最後に....本当にこのツーリングレポート会誌に載せるんですか?
ちょっぴりはずかしっ。 (*^o^*)
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