FCRインプレ

神奈川支部 X041 中根 裕



なかねです。

FCRインプレ(おまけ:茶こしキャブの顛末)
 いわずとも知れてますが、FCRを装着しますとレスポンスアップ+パワーアップをはかることができます。私のTRXには最初OVERマフラーのみが装着されているのですが、ノーマルのキャブセッティングでは低速域で失火する傾向があり、最悪エンジンが停止してしまうという(壊れるじゃないので。念のため。)現象が起きていました。そこで、エアクリーナーを外し、茶こし仕様としたのが、すべての始まりでした。
茶こし仕様の概要は、
●エアクリーナーボックスの底部はそのまま装着(雨対策&茶こしフィルター装着&ブローパイ対策のため。)
●キャブセッティング変更
といった風です。
この状態で約3〜4ヶ月近く乗っていました。セッティングは3度ほど変わりました。最初は
●SJ:75番(ノーマル)
●ニードル:真ん中(ノーマル)
●MJ:160番(FZR1000用MJを加工装着)
というセッティングでした。
 FZRのMJの加工は、MJの頭にパッキンの溝を作り、FZRとは逆の向きにすると装着できました。
 それでも、低速の失火が止まらず、SJを85にあげました。
時には、ニードルのクリップを1段あげて全体的に濃い方向にしましたが、本当に濃い症状が出てやめました。
最終的に
●SJ:90番
●ニードル:真ん中(ノーマル)
●MJ:160番
となりました。
MJの160番は選択肢がなかったのですが、あまり不満はありませんでした。しかし、レスポンスが鈍い傾向をだんだん感じてきまして、結局FCRを装着することになりました。
装着に関してはWithMe Professional Racingで行いました。自分で組み、セッティングをすることも考えたのですが、細かい詰めを考えたときに自分では不可能であること、また、その他パーツ(キャッチタンク等)の準備を考えたときの費用が高く付く可能性があることがあげられ、やめることにしました。
TRXのFCRにはφ39とφ41とがあるのはご存じだと思うのですが、ここで、私はφ39をチョイスすることにしました。φ41はφ39より高速向きといわれ、頻繁に高速道路を走るわけではなく、その代わり中低速域補強ということを主眼においたからです。
セッティングはWithMe P.R.T代表で、今もDOBERでBig-1で走っています、国際A級ライダーの丸山浩さんにしていただきました。丸山さんも中低速を出すのに苦労したようです。セッティングデータに関しては、個人で出したセッティングではないので控えさせていただきます。(丸山さんもこれが商売ですので。)
費用は、キャブ本体、取り付け、キャッチタンク装着、フィッティング、セッティングもろとも込みで約17万です。φ41ではもう1〜2万上乗せとなります。(本体の値段分アップします。)
最初に乗って感じたことは、アクセルが重かったこと。なれていなかったという点もあるので、それは聞き流して下さい。感動的だったのはアクセルに忠実に反応すること。ただし、一気にあけると当然付いてきませんが、それさえ注意すればあとは気持ちよく走ることができます。しかし、4000rpm付近でトルクが抜けている感じが若干感じられます。これは、エンジンの方の問題と思います。高回転域は”天国”の一言。とてつもなく速く、気持ちがいいです。
この仕様にしてから、約3ヶ月たちました。そろそろパワーアップ第2弾、ボアアップ作戦か、足周り変更大作戦を考えてみたいと思います。その前に、働かなくては・・・がんばろ。


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