ユーザー車検顛末記
車検当日購入するもの。
A4のクリップボードがあったほうがいいです。4輪のひとも業者のひともみんな持っていました。記入に使うボールペンや鉛筆、朱肉は置いてありました。
えーと、車検の流れを追ってみます。
1から6(自分は6の整備記録簿の用紙を持っていなかったので当日陸事の近くで手に入る事を確認して用意しませんでした。)まで揃ったら陸事へユーザー車検の予約の電話を入れます。代表番号へ電話して「ユーザー車検の予約がしたい」旨伝えると担当部所に回してくれました。1週間前から予約出来ます。(自分は2日前に電話しました。)予約では、何日の午前または午後、車両番号、名前を聞かれました。予約が取れれば予約番号をくれます。これは当日受付で聞かれました。(単なる整理番号のようでしたが。)
当日、午前なら8時半、午後なら12時半ころに陸事に着いていると落ち着いてことに当れていいかもしれません。陸事では大きく言って3個所の窓口を渡り歩きました。川崎の場合、それぞれの窓口のある建物は3個に別れていますが同じ敷地内にありました。まず、上記7〜10の用紙をXX振興会(忘れた)の用紙販売窓口で購入。2輪の継続審査用といえば必要な3種類を出してくれました。(安い、30円)次に印紙を同じ振興会のすぐ脇で買いました。ここでも同じく2輪の継続審査と言えば、5,000円と1,400円の印紙を黙って出してくれました。ここまでが一つ目の窓口。(その隣には代書の窓口もありましたがどなたかが記入は難しくないから勿体無かったと言われていたので頼みませんでした。)自分の場合、整備記録簿もここで手に入れました。(158円)記録簿の記入のみその場でしました。(他のところでは心理的に書きにくかったので。)記録簿は全項目記入する必要は無いと判断して適当に記入しました。実際乗っていて異常を感じないところのみ記入したと言ったところでしょうか。それでも何も言われませんでした。(全項目記入しなくて良いと判断したのは現在の車検では致命的な部分でなければ車検の後で整備するのでも良いと色々な案内から読み取れたので。ここら辺は個人の判断になると思います。)
次の場所に移動します。陸事の事務所(二つ目の窓口)です。
ここに7〜9の書類の記入例がありまして、それに習って車検証から転記すれば殆ど済んでいまい、なるほどこれなら代書はいらないと納得でした。ここで捺印を1個所しました。ハンコを使うのはここだけでした。記入が済んだら10の印紙を記入例を見てそれぞれの書類に貼ります。(貼るべき書類を間違えると洒落にならんです。)
次は、納税証明のハンコをもらいに税務署(?)の窓口(三つ目)に行きました。
ここで2、7、9の3枚の書類を出して、ハンコを貰いました。(自分は持っている書類を全部渡して必要な書類を選んでもらったけど・・・。)
これで車検の受付の準備が出来ました。
どこの窓口も基本的に親切でした。決して愛想が良いとは言いませんがこちらがまっとうに聞けば、まっとうに返ってきます。(当たり前か。でも、現場の事務所ってどうも気の荒いイメージが先行してしまって。改めないといけませんね。)で、字で書くと結構掛かりますが、実際は初めてで要領を得ない(XX振興会と陸事事務所の間を2回余計に往復した。)自分でもここまでの所用時間は20分ほどです。これだけ歩き回るのと実際車検ラインでテストを受ける時に書類をまとめておけるのでクリップボードは必要ですね。
陸事事務所内のユーザー車検受付窓口に行き、1〜9の書類を全て提出し、先の予約番号と名前、車両番号を言います。受付では書類の確認と予約の確認がされるようです。(実際、整備記録簿を持たずに来て、ディーラーで云々と言っている人もいました。)受付がOKとなると審査のライン番号を言われました。
いよいよ審査。
ミラーにヘルメットを引っかけ、ラインに行くと4輪が10台ほど並んでいました。自分の予約は家の都合で午後になったのですが、13時半ころの炎天下、アスファルトの照り返しとともに思考能力も蒸発した気がしました。ラインの下見はするのを忘れました。予約の前に電話した案内(テープとFAX)では初めての人は下見をした方が良いと書かれていましたが。審査はラインに入る前に審査官が来て、書類をざっと見てから始まりました。(ここで書類全部を止めたクリップボードを審査官へ渡しました。)順番に書くとヘッドライト上、下、ウィンカーの前の左、右、ホーン、ウィンカーの後ろの左、右、ブレーキランプを前ブレーキで、後ブレーキで、と一通り灯火、信号をチェック。審査官が何々と言う通りに操作すれば良いだけでした。この間、エンジンをかけていて問題は無かったです。次にエンジンを止めて、サイドスタンドでバイクを立たせて外観、ガタ、遊び等のチェックに入りました。実際手を出して確認していたのは、Fローターのガタ、ステアリングステムのガタ、Rブレーキの周辺(反対側にいたので何を見ているか判らなかった。)、チェーンの遊び(ここで出たのは手でなく足だった。)、クラッチレバーの遊び、
くらいの様でした。これは問題無くOK。
次にラインです。
まず、Fブレーキ。横長の溝(中にローラ)にFタイヤを落して待つと前方の指示器で「かける」が点灯するのでFブレーキを思いっきり握り、機械がFタイヤを回そうとする力に対抗します。Fが済んだら少し前へ出てRも同じ事をしました。(自分は思考能力が蒸発していてRの時に指示器が点灯する前からブレーキをかけていて、その場でもう一度やり直しになってしまった・・・。)ブレーキが済んだらまた前に出て、ライトテストでした。ハイビームにして3,000rpmくらいのまま約10秒、機械が光軸を計りおわるのを待ちました。(実はこれが一番不安だった。けど、なんともなかったみたい。)これでラインはおしまい。つまり、ブレーキと光軸だけ。あっけない。ここで審査官が書類一式を返してくれました。ハンコの押してあるのがうれしいのは限定解除以来だなぁ。そうそう、ラインの中では移動(前のみ)があるのでエンジンはかけたままでいました。
審査の最後に総合判定の窓口(ラインの最後にありました。)に行き、またハンコをもらってOK!!ラインに並んでから15分くらい。並んでいるけど流れ作業でとっても早い。
審査が済んだら陸事のユーザー車検の窓口に戻り「終わりました」と書類一式を出して少ししたら新しい車検証とシール(ナンバーに貼る奴)をもらって全ておしまい。
陸事に着いてから1時間とかからず済んでしまいあっけないと言えばあっけない。
えーと、車検のためにTDMにしたこと。
本当はタイヤに釘が刺さってないかとかも見ようと思っていたけど忘れました。
実際の審査に行き着くまでに要領を得ずにちょっと疲れたけどやってみればそれほどの事は無かったというのが感想です。
今しばらくならプアーな記憶力でも色々憶えているので知りたい事があれば聞いて下さい。書き忘れている事もあると思うし。
長文お付き合いありがとうございました。