悠の章−17『青の円水晶』
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「これがキーアイテムか」
闇深い洞窟の最深部、そこにあった奇妙な祭壇の上に祭られていた
『金の縁にピッタリとはめられた青い円水晶』を手に
悠久学園大学1年、社会学部のルー・シモンズは呟いた。
すると青い円水晶は輝きだし、光りが線となってどこかの方角をしめした。
「…ふむ?」
ルーは地図を広げ、光りが指し示す方角を地図上で確認する。
「どうやらこの先の湖を示しているようだな」
ルーは自慢のタロットカードを広げ、占いを始めた。
カードを手に取る。『スタープラチナ』
「『星の白銀』か、次のキーアイテムは銀に関係するらしい」
次の目的地は決まった。目標物のヒントも掴んだ。後はそこに行くだけだった。
ルーは既に光りの収まった『青の円水晶』をリュックに入れ、歩き出した。
ルー・シモンズ。キーアイテム『青の円水晶』を入手。