丸帆亭 萬釣報 #47 2000.6/28 更新                    
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”海をつくる会”第九回 田尻賞受賞
 
 当サイトでも、雑誌つり人でも、そして東京湾ハゼサミットの基調講演をお願いした、
工藤孝浩さん(神奈川県水産総合研究所主任研究員)の活動する、”海をつくる会”が、
第九回の田尻賞を受賞されました。当サイトからもお喜びを申し上げます。

 田尻賞は、公害Gメンとして全国各地の反公害・環境保全と労災職業病追放運動の先頭
に立ち、海の乱開発に警告を発し続けた田尻宗昭さんの遺志を後世に伝えようと設立さ
れた田尻宗昭記念基金が、毎年公害や労災の被害者や大規模開発反対の活動団体や個人
に贈られる、権威ある賞です。 
工藤さんの雑誌つり人に書いた記事、
”21世紀のウォーターフロント像とは”は、
既に、当サイトに転載済みですので、
どうぞご覧下さい。
 ”海をつくる会”についてはwebサイトを
ご覧いただくのが一番だと思います。
田尻宗昭賞については、
三重県立図書館のサイト

丸山さんのサイト"2Go Green"
「田尻宗昭記念基金」
「田尻宗昭 著書」
などに詳しくあります。

 神奈川では、行政と市民が共に力を合わせて、平潟湾の死んだ海を甦らせました。
東京都は、豊穰の海、十六万坪を、人の目にふれない事を幸いに埋めてしまおうと動いて
おります。この違いは何故なのでしょうか?。
 本来は、金をかけても守らねばならない水域を、莫大な資金をかけて何故埋めるのか、
都民の誰もがわかる様に説明して貰いたいものです。
 市民アセスが進む度に、関係者ですら、十六万坪の豊穰さには、驚くばかりです。

絶滅危惧種”エドハゼ”を含めて、東京湾最奥の場所とは考えられないほどの多くの魚種の
採取が相次いで確認されております。現在では、魚類関係については、工藤さんをはじめ
この運動には多くの学術研究者のご支援を頂いていますから、学術調査としても通用する
調査結果にまとめる準備も進んでいます。
 都の環境アセスは、埋め立てる為にウソをつきますが、我々は十六万坪を守る為でも
決してウソはつかないと言う事です。
 環境庁も50hの障壁ゆえ黙して語れないとの姿勢は、そろそろ批判の声が上がる事で
しょう。この問題を無視しては、環境庁そのものの存在が問われている事実があります。

 そのためにも、なおいっそうの世論の声を高めることが、急務です、
当サイトをご覧の皆さまには、問題の広報を、重ねてお願いいたします。

2000.6/28 校了