スイスに行ったらぜひ乗ってみたいと思っていたのが、有名な観光列車 「氷河急行」です。
氷河急行(GLACIER EXPRESS)は、サン・モリッツ、ツェルマットの両山岳リ ゾートの間を8時間あまりで結ぶ列車です。途中ほとんど山岳地帯ばかりを通 ります。
私たちは、ツェルマットからルツェルンへの移動の途中、ツェルマット〜 アンデルマット間を乗りました。所要時間は約3時間です。沿線は雪ばかりで、 やや単調な景色でした。
ツェルマット鉄道(BVZ)が運行するツェルマット〜ブリーグ間は、2週間ほど 前に大雪崩で橋が流されて不通になっていたそうです。途中で雪崩の跡を見る ことができました。橋桁や木が雪に流されているのはちょっと信じられない光 景です。
途中のブリーグからは、フルカ・オーバーワルト鉄道(FO)の区間に入り、機 関車も変わります。列車は、フルカ峠にむけて高度を上げていきます。ただし、 現在では、峠はトンネルで通過してしまうため、景色は楽しめません。
FOの沿線では、クロスカントリースキーを楽しむ人々を多く見かけました。 人々は、氷河急行が通過する山間の小さな駅で、板をはずして列車を待ってい ます。よく晴れた雪原でクロスカントリーをやるのは気持ちよさそうです。 私も次のシーズンにはトライしてみたいと思います。
長いフルカトンネルを越えてしばらくすると、アンデルマットに着きます。
私たちは、ルツェルンへ行くため、ここで乗り換えましたが、ここから食堂車
が連結されるのです。 氷河急行の食堂車での食事は、「定番」ということな
ので残念!
(つづく)