スイスの各都市では、路面電車・トロリーバス・バスといった公共交通機関 がたいへん充実しており、市内の重要な移動手段として位置付られていること がうかがえます。
特に、ジュネーブの旧市街にあるリーヴ通りには驚きました。一般車乗り入 れ禁止、あるのは電車の軌道敷と歩道だけです。ただし、バス(トロリーバス) は走っており、路面電車とバスとに同じ停留所で乗り降りでき、便利です。一 般車が入ってこないので、渋滞で電車やバスが遅れるということはありません し、歩行者にとって比較的安全です。
歩道の脇には各種の店が軒を連ねており、私たちが訪れたのは夕方でしたが、 買い物をする人々が多く、にぎやかでした。こんな街作りができるなんて、私 にとっては感動モノだったのです。(こういう通りをトランジット・モールと 呼ぶことを日本に帰ってきてから知りました。)
そして、ドライバーのマナーがすばらしい! 横断歩道を渡ろうとして待っ
ていると必ずと言っていいほど止まってくれます。日本でもこうあってほしい
ものです。
(つづく)