OZ的電脳日誌(2001/04) |
2001/03 2001/04 2001/05,06
先日、djbdnsの立上げを行なってみた。この時は、マスタ サーバとしての設定であった。今回は、スレーブ(セカンダリ)DNSサーバを立ち上 げてみる。
プロバイダで提供しているスレーブ(セカンダリ)DNSサーバへ、自ゾーンの内容を コピーできるようにするのが、最終的な目的である。djbdnsでは、ゾーン転送はあまり 推奨されていないが、スレーブサーバは同じdjbdnsとは限らない。おそらくBINDが多い だろう。そうなると、djbdnsでゾーン転送要求を受け付けるようにするしかない。
方法は、djbdnsに同梱されているaxfrdnsを使うことである。 djbdns FAQの 「ゾーン転送とはなにか」で述べられている手順に沿って設定すれば、簡単だ。
私のメインの環境はLinuxで、メールの読み書き、Webサイトへのアクセスは、 Linux上で行なっている。しかし、マイクロソフトOfficeでの各種ドキュメント の作成など、Windowsが必要になることも多い。そこで、Windows上で使っている ソフトウェアの機能をLinux上へ移行するための試行錯誤をやってみることに した。第1回目は、携帯電話のメモリ内容の読み書きである。
私は、携帯電話の数字キーを押しての文字入力が、はっきり言って苦手である。 したがって、以前は、携帯電話のメモリへの電話番号登録などしていなかった。 しかし、せっかくの携帯電話の機能を活かしておらず、不便であった。
そこで、個人用の携帯電話を入手したのと同時に、メモリ編集ソフトウェアを使う ようになった。何十件もの電話番号を、パソコン上で楽々入力して、まとめて転送 できるのだから、とてもラクだ。
これらのソフトウェアは、WindowsかMacむけばかりであったが、最近になって、 Linux上から携帯電話のメモリ内容を読み書きするソフトウェアを見つけた。 kurati氏の CELRWである。CELRWの インストールや使い方は、ソースファイルに同梱された説明書(日本語)に詳しく 書かれており、これを読めば簡単だ。
とりあえず使ってみたところでは、いとも簡単にメモリ内容がテキストファイル に取得できた。また、それをエディタで編集した後、携帯電話へ送り込むのも簡単で あった。
ちょっとしたポイントは、データのコード体系がシフトJISであり、かつ、「読み」 の項目がいわゆる半角カナ(JIS-X-0201 カナ)であることである。したがって、 シフトJISを扱えるエディタが必要だ。もちろん、muleやXEmacsでかまわない。
自宅内LANのサーバで、djbdnsを動かしてみる。
http://djbdns.jp.qmail.org/djbdns/の文書を読み、キャッシュサーバ dnscacheの起動・設定までは簡単だった。しかし、DNSサーバtinydns を起動して、クライアントから問い合わせしても、タイムアウトになってしまう。
同サイトのFAQを調べてみると、ネームサーバ登録スクリプトadd-nsは、 ネームサーバのホスト名がa.ns.ドメイン名であることを前提としている ことが分かった。そこで、dataファイルを手で編集し、当該マシンを ネームサーバとしたところ、動作OKとなった。
やはり、FAQなどの文章はきちんと読むべし。次は、スレーブDNSサーバの動作 確認をやるつもり。