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OZ的電脳日誌(2001/03)

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2001/03/29

 XEmacsとMewをバージョンアップする(XEmacs:21.1.9→21.1.14、Mew:1.94.2 →mew-1.95beta116)。


XEmacsのインストール

(1)まず、次のXEmacs のソースを http://www.xemacs.org/のミラーサイトから入手。


xemacs-21.1.14-elc.tar.gz
xemacs-21.1.14-info.tar.gz
xemacs-21.1.14.tar.gz
xemacs-mule-sumo.tar.gz ※2001-01-24版
xemacs-sumo.tar.gz ※同上
jpegsrc.v6b.tar.gz
xpm-3.4k.tar.gz

(2)ソースを展開後、次のオプションをつけてconfigureを実行し、make・make install。 ※ちなみに、Linuxのディストリビューションは、RedHat6.1J。


./configure --with-mule --with-x11 --with-canna --with-wnn --with-xpm --with-xfs --with-jpeg --site-includes='/usr/include' --site-libraries='/usr/lib/'

(3)次に、かんなによる日本語入力を可能にするため、xemacs-mule-sumo.tar.gzxemacs-sumo.tar.gz を /usr/local/lib/xemacs コピーして、そこで展開。


(4)メニューを日本語化する。ディレクトリ /usr/local/lib/xemacs/mule-packages/etc/app-defaults で


# ln -s ja ja_JP.ujis

 これで、XEmacsのインストールは完了。

Mewのインストール

★私の環境では、00readmeに書いてあるmakeの手順では、Mewのアイコンの イメージが表示されない。
 そこで、次のように、昔からの手順で行なった。


(1)バイナリの実行形式であるmewcat・mewencode・mewdecode・mewlsをmake、 make install。Mewのソース展開ディレクトリで、


$ make bin
# make install

 これで、上記4つのコマンドが/usr/local/binにインストールされる。


(2)次のディレクトリを作成。


/usr/lib/xemacs/site-lisp/mew
/usr/lib/xemacs/site-lisp/mew/etc
/usr/lib/xemacs/site-lisp/mew/etc/etc

(3)次のMewソースディレクトリ以下の全ファイルを、(2)のディレクトリへをコピー。


mew-1.95b116直下 → /usr/local/lib/xemacs/site-lisp/mew
mew-1.95b116/etc → /usr/local/lib/xemacs/site-lisp/mew/etc
mew-1.95b116/etc/etc → /usr/local/lib/xemacs/site-lisp/mew/etc/etc

 Mewのインストールもこれで完了。


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2001/03/24

 フレッツISDNの伝送速度を実測してみる。


 1MB(正確には、1,032,267Byte)のファイルをftpで、プロバイダ(ASAHI-Net) のWebサーバへ転送し、所要時間を計った。結果は、3回計って3回とも2分25秒。
 回線効率は、


1,032,267(Byte)× 8 ÷ 145(秒) ÷ 1,000 = 56.95Kbps

…となる。


 ところで、ファイル転送の際には、プロトコルのオーバーヘッド(ヘッダが 付加されたり、レスポンスが返ってきたり、等)などで、伝送データ量は、 ファイルサイズより大きくなる。
 そこで、Linux上で使えるネットワークトラフィック測定ツール iptraf で、全バイト数 を計ってみた。
 すると、ftp の制御コネクション、データコネクションのそれぞれ上り・下り を合計すると、ネットワーク上の全データ伝送量は、もっとも少ないときで、 1,167,302Bye であった。これを元にすると、回線効率は、


1,167,302(Byte)× 8 ÷ 145(秒) ÷ 1,000 = 64.40Kbps

…となる。
 すなわち、ほぼ、INS64 のBチャネルの帯域いっぱいの性能が出ている、と いうことになる。土曜日の23時台で、これだけの性能が出ているのですから、 ネットワークの性能としては十分だろう。


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2001/03/23

 昨日に引続き、OpenSSH (2.3.0p1)を試す。


 SSHをOpenSSHに変えてから、「ssh ホスト名」で接続しようとすると、DNSを 参照しにいってしまう。DNSはプロバイダのものを使用するようになっているので、 ダイアルアップルータが勝手に発呼するのだ。
 ちなみに、名前解決は、/etc/hot.conf の設定で、ちゃんと、/etc/hosts → DNS の順で行なうようになっている。


 tcpdumpでパケットを見ていると、なんと、sshで接続する際、まず、DNSで「ホスト名」 の「AAAAレコード」を参照しようとしにいっているではないか! すなわち、IPv6 のアドレスに変換しようとしているわけだ。


 そこで、man page を読んでみる。すると、IPv4 のアドレスのみを使用するように する「-4」オプションを発見。「ssh -4 ホスト名」とすることにより、まず、 /etc/hosts を参照するようになった。まぁ、フレッツISDNにしたので、課金がふえる わけではなく、別に問題ではないのだが。


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2001/03/22

 昨日来、自宅内LANのi486 Linuxサーバでopenssh-2.3.0p1を動かそうとしているが、 クライアントからログインできない状態が続いていた。
 WWWを検索してみると、 「蛟の雑文 - 振り返れば奴が居ない」というページで、オプションなしのconfigure は、PAMを使うようになっていることが判明。※ソースのINSALLファイルにも書いてあった が。
 そこで、ソース展開ディレクトリの下の contrib/redhat/sshd.pam を/etc/pam.d/sshd としてコピーしたところ、ログイン可能となった。


 ところで、きょう、「UNIXマガジン」の2000/9月号の「特集-いつでも使える インターネット」を読んだいたら、MN128-SOHO のファームウェアには、WAN側から のIP masquerade でのバグがあるらしいことが書いてあった(54ページ)。
 そこで、NTT-MEのMN128のページ で確認したところ、ファームウェアの最新版1.60では、バグが直っていることが 分かった。これでひと安心である。


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Copyright 尾崎 博 2001