太陽の撮影記録
☆共通撮影データ
カメラ:カシオQV-8000SX
デジカメのズーム目一杯+光学ズーム2倍+Kenko製1.6倍テレコン。
X線フォルムを利用した太陽フィルター使用。
露出時間:1/125〜1/1000秒
特に断りのない限り,このページの画像は正立像です。
(→2002年の記録はこちら) (→2003年の記録はこちら)
2001.02.11
極大期を過ぎつつある黒点群。
太陽黒点は11年ほどの周期で増減を繰り返しますが,黒点数が増加している時期には緯度の高いエリアに黒点が多く,次第に低緯度の黒点が増え,黒点数が減少に転ずると言うサイクルを繰り返します。
この黒点は比較的停緯度にあり,ピークを過ぎてきたことを物語ります。
2001.03.10
これ,どうやって撮影したと思います?
望遠鏡で太陽を捉え,スクリーンに太陽像を映し出し,それを撮影したものです。
ですから,ちょっと斜めから撮っているので,かなりいい加減な映像なんです。
それでも,簡単に黒点を写すなら,けっこう使える手だと思いますよ。
観測記録としての価値は低いと思いますが……
2001.04.28
2月に「極大を過ぎた」などと言っていたら,3月末〜4月の上旬にかけ,肉眼でも見える巨大な黒点が出現しました!その黒点群は,太陽の自転によって,一旦,見えなくなったのですが,4月20日過ぎから,再びこちら側に回ってきました。黒点としては,かなり寿命が長いですね。
で,28日にはこんな賑やかな太陽像となりました。
「極大」はいつだったの?
2001.05.13
太陽面が賑やかだったので,ちょっと大きめの画像で紹介します。
おお!賑やか! あっちこっちに黒点群。地模様みたいにザラザラして見えるのは粒状斑。ところどころ白い部分(白斑)も写っているようです。この日にはフレア(太陽面の爆発現象)も何回か観測されたらしいです。
なお,この画像は,スポッティングスコープを使って投影法でスクリーン(白い紙)に映し出した太陽像をデジカメで接写した,「インチキ天体写真」です。よく見ると太陽像が真円ではありません。方位も適当です。でも,この方法なら双眼鏡でも太陽黒点が写せます。「お気楽天体写真工房」らしい撮影方法でありますね(^_^;)。
いま,黒点が多くて,観測のチャンスです。双眼鏡か望遠鏡をお持ちでしたら,ぜひ,太陽像を紙に投影して,黒点を見てください。