出発日の2日前、今日が最後のパラオでのダイビングである。
私たちのチームは、PADIの
「反復潜水後は、飛行機出発24時間以内はダイビングしてはいけない」
との鉄則に従い、通常3ダイブのところを1ダイブで切り上げて、ジェリーフィッシュレイクでのシュノーケリンクツアーに参加する事となった。
私たちチームのメンバに、他チームからの合流組み2名を加えて、ダイビングボートに揺られる事1時間。
珊瑚が隆起して出来たロックアイランドは、人を寄せ付
けぬ険しい地形となっている。
ボートから降りて、険しい山道を上ったと思うと、今度は同じくらい傾斜のきつい下り道を降りていく。
15分程経ったのだろうか、湖へ続く水路のような物が見えてきた。
ウエットスーツに3点セットを装着し、いざ湖へ向かう。
水路を20メートル程進み、右へ折れると目の前には大きな湖が広がり、その周りに生い茂った木々が、上を見上げると雲ひとつ無い青空。
一歩湖へ泳ぎ出すと、いるわいるわクラゲの大群が。
殆どが茶色っぽい色の固体で、白い固体も中に紛れている様子。
中には人を刺す固体もいるようだが、1時間程泳ぎ回ってていても問題無かった。
フォトチームの2人はクラゲ相手に奮戦し、私たちといえばマスクで覆われていない顔の部分に通り越していく、なんともいいようのない感触に奇声を発しながらも、クラゲの湖を楽しんだ。
さすがに湖の中へ潜ろうとは思わなんだが、透明度3メートル位であったろうか。
泳ぎ着かれた一行は、帰りの帰途についた。
途中、中国系の新婚さん達(20組位いただろうか)と擦れ違ったが、水着に簡易なライフジャケットといういでたち。
彼らにも、思い出深い体験になるであろうと心の中で思った。
クルーザーに乗り込む際に、他のチームがジャーマンチャネルでマンタを目撃したとの報告を小耳に挟んだ。
マンタが見れなかったのは本当に残念だったが、彼らもまたクラゲの大群(見たくもないという人もいるであろうが...)が見れなかったと思うと、心の奥底で納得出来てしまったのは何故なのだろうか。
「いつかはマンタを見てやるぞ。」