楽しいパラオでのダイビングも、もうお終い。
俗な世界へ帰らなければならないが、お約束のお土産などを買っていかなければ、申し開きが立つ訳もなく、パラオパシフィックリゾート(以下PPRと省略)へのお買い物ツアーに参加する運びとなった。
船を下りて、水で膨れた重たい荷物を背負うと、往路と同じバスに乗り込み揺られること約20分。
すっかり暗くなった通りの向こうに、灯かりに照らされたプレートが見えて来た。
ロビーに入ると、正面に照明でライトアップされたプールが虹色に光り、クルーザーの船室とはまったく異なった、これぞリゾートといわんばかりの贅沢な施設。
ほとんど地方からの団体旅行一行の乗りで、PPR内にある免税店に案内された。
Tシャツや小物等から、アクセサリー、時計などの高価なものまで揃っている。
ただ、悲しいかな品目に対して、場所が狭いせいかTシャツ等、十分な種類、サイズが揃っていないのが実状だ。
結局、チョコレートの類を購入しただけで、その場を離れた。

まさかその5年後に、夫婦で訪れるとは予想だにしてなかった。
モルディブの新婚旅行で、パラダイスアイランドの水上コテージを利用した後であったため、リゾートとしての感動はやや薄らいでしまったが、素晴らしい施設であった。
この辺の話については、パラオ(PPR編)で紹介しているので、是非見て下さい。
話を1995年に戻すと、$10払って意気込んだPPRお買い物ツアーも不発に終わり、裕さんの提案でコロールの中心にあるマーケットで買う事となった。
2階建ての建物の中に、生活雑貨からお土産用の代物まで、所狭しと並んでいる。
どうやら免税店となっているようで、PPRよりも若干値段設定も安いようだ。
パラオのお土産として、切手シートがあげられると思う。
魚の絵柄をかたどった物や、ディズニーキャラクター物まで多数あり、どれにしたら良いか迷う程。
結局値段が$5〜$10程度の物を数枚購入した。
帰国してから、フォトスタンド等購入して中に入れれば、立派なお土産になるのでお勧めしたい。
自分用のお土産としてTシャツ2枚を購入し、家族用の買い物も済ますと、一行は空港を目指した。
そういえば、パラオに来てこのかた英語を話していない自分に気が付いた。
船の中では日本語で全てが通ったし、外で買い物する際にも、本間大明神に通訳してもらったっけ。
喉も渇いた事だし、勇気を振り絞って女性店員の後ろに並んでいるジュースでも頼んでみますか。
目で店員の視線をキャッチし、$1コインを握り締めて一言。
「ペプシ プリーズ!」
信じられないと思われるだろうが、このツアーで発声した英語はこの他はサンキューだけである。