●妊娠後半●

10/5*18W
きょうはJ医大で初のエコー。お腹に冷たいゼリーをぐりぐり塗られる。担当は初めての若い女性で、無口。黙々と作業している。なんだかちょっぴり不安。15分後くらいに出血などの有無を聞かれビビるが、特に他意はないよう。後半画面を見せてくれて説明。赤ちゃんは妖怪人間ベムのような顔(頭蓋骨が割れている)。口をパクパク動かしていた。なんかかわいい。赤ちゃんと子宮には問題ないようだが、筋腫がかなりあるみたい。増えたのかも。それが即出産の妨げになるかはまだわからないとのこと。その後診察。きょうの先生(男)はお初だがかんじがよかった。子宮頚長が27mmくらいと、早くも短くなっていた。ショック。今週は2日ほど出歩いたが、そのせいだろうか?なるべく安静に、ということはかわらない。また、細菌感染もよくないようだ。前回のカルテに「子宮内感染の疑い」という記述があった。これに関して何も説明を受けていなかったが、やはりなんらかの菌感染はあるようで(ど〜して?)、クロマイ膣錠を処方された。気をつけることは張り、痛み・おりものの変化・出血だそうだ。子宮頚長をこまめに見ていきましょうということでまた来週行くことに。その後助産婦さんと話して、出産に関してはやはりこちらがいいかな、と。費用は50万くらいだそうで、K病院と大差ないか少し安いくらい。不満に感じていることなどは話せたので、まあ、ここでいいかという気持ちになってきた。帰ると通販のパンツが届いていた。ここのは格段にスリムで、今から使えそう。でも、あまり出歩けない私としては、マタニティファッションを楽しむとまではいかないのかもしれない。ちょっとがっかり。きょうは午後からものすごい眠気で、3時間も眠ってしまった。明日は久々に仕事に行くが、やはりもう辞めようと思う。入院安静だけは避けたい。私は今や赤ちゃんの乗り物、巨大ロボ同然。そして、赤ちゃんを守ることが最大の任務だ。
10/9*19W
午後トイレの後、水っぽいおりものが出たので「もしかして前期破水!?」とあわてて病院へ電話して、診察してもらう。結果はクロマイ膣錠のせいということで、ウテメリンを処方してもらったが、頚管はやはりやわらかいそうだ。不安。ディスニーシーはお預けだな〜…。絶対36wまではお腹の中に維持しなければ!マタニティファッションもあまり出歩けないのならアウターは節約して手持ちで済まそう。250円で落札したマタニティ向けワンピが届いた。まあまあかわいかった。
10/12*20W
お腹の張りを感じて横になっているといつもより強く胎動を感じたので、夫を呼んで手をあててみた。すると夫の手にも動きを感じさせることが出来た!二人で大喜び。
いつものBBSでトキソプラズマのトピを読み不安に。抗体の高い妊婦の赤ちゃんが二十歳くらいになってから目が見えなくなる症例があるそうだ。こんなこと妊娠本にはこれっぽっちも書いていなかった。不安を質問してみたが、すでに感染していた場合は薬を飲んでもダメだろうし、これから感染した場合は赤ちゃんに影響がでることは少ないだろうとのこと。一応血液検査してみようかな?それとも気にしなくていいのかな?不安の種は尽きない。さらに調べると、トキソプラズマは妊婦(飼い主)と猫がともに陽性なら問題なし、猫のみ陽性でも猫が元気なら(=再発症しない)感染するオーシストは出さないので問題なし、ともに陰性の場合注意が必要とのこと。妊婦がいつ陽性になったか(=初感染したか)の時期が問題だと思うが、これは風疹抗体のようにはわかりやすくないらしい。2度続けて検査をして、数値が上がっている場合は最近感染と考えられるらしい。今検査をしたとしても、陽性の場合、それがいつかは特定できなさそう。ちなみに重篤な先天性トキソプラズマ症の赤ちゃんが産まれる確率は数字的には0.1%とかそんなものらしい。そして、妊婦が妊娠期間にトキソプラズマに感染する確率は日本では0.8%くらいとの資料。確率がどれほどの意味を持つのか疑問だが。
ところで20wに入ったとたん動きが活発になったので、名前をつけなきゃ、と名付けたのが「あを」。万葉集の中で子馬をそう呼ぶらしい(夫の意見)。来年は午年(夫と同じ)だし、夫の名前にも「馬」がついているし。子供が胎内で呼びかけられていた名前を覚えていることがあるんだって!いっぱい呼びかけてみよう。
10/13*20W
病院へ行く。子宮頚長はこの1週間では変わりなし。次は2週間後でよいと言われた。前に早産しやすいかどのかの検査をしていたそうで(血液か何か聞きそびれた)、それは大丈夫、陰性だと言われた。よかった。すごくうれしかった。トキソプラズマの事を聞いてみたら、今わかったって順調に育っている赤ちゃんをどうするの、というかんじで言われた。先の検査で陰性と言われたことがうれしくて、私もじゃ、もういいや、って気持ちになった。もう、いろいろ心配するのはやめた。天気もよく、何かの検査結果がよかったので気持ちは一気に明るくなった。思わず走り出したくなるほど。(おいおい)この子を信じよう。ふと母子手帳を見ると、尿蛋白が±に!やばい!帰って調べたら、±は問題なしだった。ホッ。+は疲れで出るそう。おとなしくしてるのに。でも、かえって運動不足で夜寝付きが悪かった。そのせいか、きょうは昼寝で爆睡してしまい、目が覚めたらもう暗かった。
10/15*20W
久々に近所の仲間が集ってごはんだったので、まだ知らない人に発表しようと思ったけど、気づかれなかったみたいで発表し損ねた。夫とは一応羊水検査の結果を聞いてから、とは言っていたので、ま、いいか。検査後最初の診察までは流産の恐怖におののいていたが、その後は結果のことはほとんど念頭に置かず穏やかに過ごしてきたつもりだった。子宮頚長の不安など新たな心配事は出てきたけど。だが、今直前になって、もしものことを思うと…複雑だ。1ヶ月前と違って胎動をはっきり感じられる今日この頃。仮に異常があったとして、じゃ、やめます、とあっさりとは言い切れなくなってきた。こんな気持ちになるのなら、受けなくても良かったかもとさえ思う。遅かれ早かれわかることだから、と決断はしたが…。神に祈るしかない。(毎日寝る前に祈ってるけどね)どうか、この妊娠を最後まで無事に継続させてください。
10/17*20W
検査結果の日。昨夜からの雨模様で、いやな天気。徹夜明けの寝ぼすけの夫と予定時間過ぎに慶応へ。私のあとに検査していた人もご主人と来ていた。1ヶ月たつとだいぶお腹も大きくなっている。私も傍目にはそうなのだろう。この待合室できょう検査を待つ人と、結果を待つ人がいる。呼ばれた人は5分程で部屋から出てくる。みな微笑みながら。待つ間、あをがよく動いていた。30分以上して、私は4番目に呼ばれた。机に染色体のコピーが置いてある。結果は異常なし。よかった。泣いちゃうかと思ったけど、案外冷静だった。23番目の性染色体は隠してある。ついでに風疹の影響を聞いてみたが、それは調べていないとのこと。でも、ひとまず安心だ。最上階の眺めのいい病院レストランで遅めのランチ。夫は寝起きはぼーっとしているのだが、喜びをかみしめているよう。きょうで前半戦が終了した、というかんじ。でも、まだこれですべてが保証されたわけではもちろん、ない。むしろこれからがたいへんなのだ。気を引き締めて、後半戦に臨もう。体重が増えていないことをいいことに、2日続けてケーキを買って帰る。
10/19*21W

きょうは久々に外出。代官山へキッドブルーのアトリエセールに行く。2年前の入院前もここのセールで前あきのパジャマを買いに行ったな〜、としみじみ。一人だととばしすぎるきらいがあるので、妹につきあってもらう。行きしな会った知り合いに、妊娠してキレイになった、と言われた。えへ。まだ体重が増えていないって事は、私そのものはちょっぴり痩せたのかも。顔がほっそりしたって。でも、子宮の働きを除いて、自分的には体調は悪くないので不健康に痩せた訳じゃないから、この調子でがんばろう。
夕方ウテメリンを持ってこなかったので少し不安になったので、早々に撤収。(代官山は結構アップダウンがあるのよね)4時間以内に帰ってこようと思っていたけれど、結局5時間出歩いてしまった。もし何かあったら、と帰り道はちょっぴり後悔。でもこの前タクシーで帰ってきたときよりは全然楽だった。天気も良くよい気分転換になった。
この頃YahooBBSを毎日何度もチェックしているが 、現役医師が即レスをくれるトピから、生まれ月別のトピまでとてもタメになる。少し先の月だとこの頃はこんなことがあるのかと、それなりに参考になる。臨月近い月のトピだと、「早産で入院するので当分来られません」などとちょっと緊迫感のある書き込みがあったりして、こちらまでドキドキしちゃう。夫が描いてくれた赤ちゃんの絵をベッドから見えるところに貼ってある。不安になるとその絵を見て神に祈る毎日だ。先は長い。

10/25*21W
この頃、おりもの?破水?と感じるようなものがありビビる。日本シリーズだけはなるべく行きたいので、それまではおとなしーくしている。出かける前にお弁当を作っていると、なんとなく下腹部が痛いような…。気のせいか、危険な兆候か判断に困る。薬を飲んで、万全の体制で出かける。3戦より風もなく寒くないし、ネット際近くだったので助かった。4列前には真中ファミリーが。メガホンを叩いて応援していると、あをちゃんもお腹の中でどんどこ動いていた。一緒に応援していたのかな?母親の見た景色を記憶するってこともあるらしいし。試合はやや盛り上がりに欠けるも(いてまえ打線不発)、目の前で優勝を見られてよかった。恐る恐るゆーっくり帰宅。ホント、少し出かけるだけでも今はすごい神経質になっている。でも、無神経で手遅れになるよりはいい。当分外出はなし。この頃お腹が痛くなると、まだ半分しかきていないのに、本当にちゃんと産めるのだろうかとくじけそうになる。
11/2*23W

区の母親学級に行く。参加者は12人。区内でもここは特に人口が少ないらしい。思いの外年齢もタイプもいろいろだった。実年齢では私が一番かもしれないが、見た目高齢かなという人も2、3人いる。沐浴の実習は初めて、雑な性格がもろ反映される。各自不安なこと等を話したが、私ほどリスキーな妊婦はいないだろうと思っていたが、みなそれなりに悩みがあって、いろんな妊婦の見本市みたいだった。なかなか楽しかった。同じJ医大に通っている人から「ハイリスク外来」があることを聞いた。いつのまにできたんだ?

11/3*23W
病院へ行くつもりがきょうは祝日だった。が〜ん。少し不安になる。夕方友人が遊びに来てくれて楽しいひとときを過ごせた。保育園は早め(0歳児)に申し込んだ方がよいという話を聞いて、ちょっぴり調べてみる。今まで週単位の「今」のことでいっぱいで先の事なんて考えられなかったが、ここへきて少し開き直ったというか、余裕が出てきたのかな?先のことも少し考えるようになってきた。少しのことで心配になって病院へ駆けつけていたが、とにかくおとなしくしていればなんとかなっている。無理をしない、という力の抜き具合がようやくわかってきたかんじだ。危険な張りというものはまだよくわからないが、とにかく今必要なのはあをちゃんを守ることだけ。そしてこの妊婦期間は長い人生でほんのわずかな間。今焦って何かをしてもしょうがない。不安なことはBBSやメールであらかた聞いたし、あとは人事を尽くして天命を待つ、という心境になってきた。
11/9*24W
区の2回目母親学級。きょうは夫同伴。昨日胎動が少なく心配していたが、きょうはどっこんどっこん動いてる。外出から帰ると結構お腹が張っていて、うにょうにょとよく動いているので、何か苦しいのかしら、と不安になる。ホントに不安はつきない。だいぶ安静めの生活に慣れてきたけど、油断は禁物だ。
11/16*25W
3回目の母親学級。高齢で過去J医大で流産の経験があり今は別の病院へ通っている人の話を聞いた。J医大ではひどい医師に当たったそうだ。彼女の病院では経腹エコーは毎回だって!BBSで聞いても、早産傾向の人は毎回両方診ると言っていたので、通期で2回しか経腹エコーがないJ医大はダメかも?今回はS病院の美人助産婦さんの話で、とてもわかりやすく参考になった。こんな助産婦さんのいる病院がいいな〜。高齢妊婦は統計的には10人に1人とのことだが、少なくとも今回は3人はいて、今後の情報交換のためにメアド交換した。心強い。
11/19*25W
病院で看護婦さんに疑問に思っていた経腹エコーのこと、外診、張りの硬さのことなど聞いたら丁寧に教えてくれて、触りすぎることで張ることがあるのであまり触らないとのことだった。で、実際私はそんなに張ってはいないようだ。内診では、子宮頚管長は33mmくらい(まあ現状維持)で、簡単に経腹エコーもしてくれて、前置胎盤や赤ちゃんに異常はないとのこと。赤ちゃんの体重などは30w頃の経腹エコーで測るそうだ。ウテメリンも張ったときだけ飲むようにとの指示。きょうの看護婦さんはベテランなかんじで、こちらの不安をちゃんと医師に伝えてくれて対応してくれたので結果もよいことからとても満足。便秘気味なのでアローゼンを処方してもらう。調べてみると妊婦には禁忌との記述があるが、BBSで質問したら13w以降なら大丈夫だそう。でも、なるべく使わないようにしよう。帰りは気分良く少し買い物をして帰ったら、うちまであと3分というところで急激にお腹の張りを感じてビビる。やっぱり油断は禁物だ。
11/20*25W
母が妊娠祝いになんでも買ってくれるというので(私は全然おねだりをしない子どもだった)、ガス乾燥機を購入!これで布おむつでもオッケー(紙だと思うけど)!食器洗い機も欲しいところだが、ちょっと狭くて無理そう。この頃気づいたこと。妊娠してから22wくらいまではひげ(鼻の下の産毛)が全然伸びなかったが、ホルモンのバランスが変わってきたせいか最近また伸びがよくなってきた。不思議。
11/24*26W
この頃あっとの調子が良くないので、動物病院へ連れて行ったところ、腎臓の3/4がダメになっているという!ショック。検査ついでに、トキソプラズマも調べてもらう。自分のことでいっぱいであっとにあまり構ってあげられず、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
11/25*26W
昼は銀杏並木を見に外出、夜は買ってきたばかりのドラクエIVをちょっとやりすぎ。わずかの出血があるので病院へ電話をすると、すぐ来るように言われて…ついに恐れていた切迫早産で緊急入院。子宮頚管長は2.5cmになっていて、子宮口もやや開き気味という。手ぶらで着たきりのまま深夜の病室に案内される。一定の間隔で赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。その晩はいつになく張りと胎動が強く、ほとんど眠れなかった。
11/26*26W
AMに妹、昼に夫が来て入院の必需品が揃った。夫は仕事も立て込んでいて寝ておらずボロボロ。実家にヘルプを頼んだそう。PMは友人がずっといてくれた。昨夜の医師の話では1ヶ月は入院という。12/23のハイロウズのライブは無理そう…。今まで入力がメンドーであまり使わなかったケータイメールを活用(ホントはケータイ禁止だと思うが)。夜は私の腕枕に前足を投げ出して眠るあっとの重さを思うと、胸が締め付けられる。
病院での毎日は、AM6:00頃に検温や採血などで起こされ、朝食後は内診、その時破水を防ぐために卵膜を強くする薬と、張りを引き起こす子宮内感染を防ぐための薬を塗る。また、毎日張りをモニターするため30分ほどNST(ノンストレステスト)をつける。強い張りがあると医師がとんできて、ウテメリンを飲むように指示される。服用でも効果がないと、今度は点滴になるそう。これは一番私の恐れていたこと。ホントにホントに点滴だけはいやだ〜!経腹エコーは1週間に1度。通常の妊婦は通期で2回しかしないから、これはちょっぴりうれしい。でもワケのわからない映像が多かった。あと、週2回「白い巨塔」でおなじみの教授回診がある。ものすごい人数がぞろぞろやってくる。妊婦はパンツをさげてお腹を出して待ち構える(マヌケ)。エライ人は案外とんちんかんなことを言ったりして、担当医は後ろで失笑したりしてる。そのくせ手際が悪いと頭ごなしに怒ったりする。なんか権威を傘に着てやなカンジ。その間見舞客はデイルームに退避していなければならない。政治が見え隠れして無駄なイベントだと思うけど。
12/4*27W

この1週間安静に努めるも子宮頚管長は18mm。シャワーも解禁されず、薬の量が増えた。そして、逆子になっていた…。毎日身内や友人誰かしらが来てくれてありがたい。妊娠本の早産の項目を読んでは、最悪の事態を想像してメソメソしたりもするが…。目覚めた途端に早く明日になることを祈る日々だ。それにしても、さっさと縫縮術をやっておけば入院するハメに陥らずにすんだのか、病院を早く替わるべきだったのかこの期に及んで自問自答する毎日。後で聞いたところによると縫縮術自体にも流産リスクがあるので、NICUの設備の整った病院ではしない方向にあるらしい。が、そういう方針ならそうときちんと説明してくれないと。医師間のコンセンサスが取れてない!

12/12*28W
入院前から便秘気味で薬を服用しているが、3日ぶりに便意を催しトイレに入ったら、タイヘンな難産に。トイレ内のナースコールを何度押そうと思ったか…。出そうで出ない。でも怖くてあまり力めない。これが引き金となって早産してしまったらと思うとゾッとした。中断して便秘薬を飲みに部屋に帰ったりして、30分もの格闘の末、やっと出た…!確かにこのところ出ていなかったが、そこには感動するくらい立派なものが!が、これを最後にまた出なくなってしまったのだ、産後まで。
12/15*29W
昨日薬が1錠増えたと思ったら、ついに点滴になってしまった。確かに張りが気になって目が覚めるほどだった。その影響でやや動悸がが早く、顔も火照ってる(すぐに慣れるが)。点滴で何がイヤかって、針の差し替え!うまくすれば2週間もつらしいが、1日で差し替えになることも。医師の腕にもよるらしい。私の担当医は他の患者曰く、センスがないそうだ…。
医師の口から初めて「帝王切開」の言葉が出た。今すぐということではないのだが、夫とともに手術のインフォームドコンセントを受けた。安静妊婦はエコノミークラス症候群のリスクがあるそうだ。夜は点滴の腕が気になって眠れない。ちょっと動くと痛い。点滴棒につながれた様は囚人のようだ。トイレも洗顔もすごい不自由!このところ急激にお腹が大きくなっているみたい。食事もすぐ満腹になってしまう。でも、妹にはあちこちのプリンパンを買ってきてもらっておやつはしっかり食べている。病院食へのストレスからか、どうも甘いもの好きになってしまったようだ。
12/25*30W

見舞客がクリスマスグッズをいろいろ持ってきてくれるので、私の病室は12月初旬からにぎやかだ。クリスマスケーキも何度も食べた。お子ちゃまシャンペンも飲んだ。それにしても、クリスマスを病院で過ごすことになろうとは…。この日、点滴が漏れてしまい、ふと気づくと腕がポパイみたいにふくれあがっていた。この薬は血管をボロボロにするらしい。前日から計量カップで尿量を量るように言われるが、利き手に点滴をしていると難儀。便秘対策に水分はたくさん摂っているので、トイレ内に貼られいる表は私がたいていダントツでトップ。

12/31*31W
同室のMさんとこっそり年越し酒を飲む。ほんの嘗める程度だったが、何ヶ月も飲んでいないのでキク〜。(あとでバレてこっぴどく夫に怒られる)一昨日隣のLDR室(陣痛から出産まで夫立ち会いでするための部屋)で30分程苦しそうなうめき声が聞こえた。今産まれるんだね、とMさんと話したのだが、翌日看護婦さんに聞くと、昨夜は出産はなかったというではないか!(LDR室ももちろん空き)一瞬ふたりで顔を見合わせぞ〜っとなった。が、あの声はアノ声にも似ている…。いや〜ん。暮れも押し迫ってしばしの別れを惜しむスタッフ同士か誰かが密会していたのかもしれない。う〜ん、未だにあれは何だったのか謎だ。

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