不妊治療開始時に見つかった子宮頚がんのおかげで少々先に延びましたが、妊娠・出産することが出来ました。 が、高齢・筋腫・猫飼い・低身長(笑)とハイリスクとされる要因をいくつも併せ持つ上に、円切後という状況、巷の妊娠本は多くの健常妊婦のためのもので、私の不安にばっちり答えてくれる事はなく、ネットで調べても円切後の体験談はあまり見受けられなかったので、私の場合をざっと記すことにします。
この妊娠は、対応がイマイチな大学病院から体外受精も視野に入れて専門クリニックへ移ろうと思った矢先の自然妊娠であったことを先に述べておきます。

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●妊娠前半●

7/3*5W
転院のためのカルテのコピーをもらうつもりで腫瘍外来と不妊外来両方の診察を受けることに。珍しく不妊外来に先に呼ばれる。生理が遅れている旨とグラフを見せると即検査。まだ早いから分からないだろうと思っていたら、尿検査は陽性!ただエコーにはまだ赤ちゃんの袋が見えないと言う。ちょっと不安。最近の妊娠判定薬は精度がよいので、胎嚢が確認される前に陽性が出て、不安を感じる人が多いそう。ここはじっと待つしかないのだ。2週間後の再来院と、がん検診はこちらでやったのでやめた方がいいとのことで、その日はそれで帰る。妊娠の可能性はかなり高いとのことで、一応「おめでとうございます」と言われた。うそみたい。
7/17*7W
夫と病院へ。エコーにちゃんと映ってました!でも心音の確認はまた2週間後の検査で。まだまだ安心できない。今日から不妊外来でなく産婦人科にカードが変わった。とりあえずがん検診はクラスIIでクリア。最悪向井亜紀さんの事態もないとは言えないと思っていた。2年前に手術しているとはいえ、再発の恐れは常に頭の片隅にあるから。この頃から、軽いつわりがあり夜更かしできなくなる。コンタクトも不快。
7/25*8W
昼食後トイレに行ったらなんとわずかだが鮮血が!!もうパニック。ついに恐れていたものがきたのか!?即病院へ電話、さんざん電話口で待たされたがすぐ看てもらうことに。なんでもなければ戻るかもと言い残し会社を出る。「流産」の2文字が頭の中をぐるぐる巡る。タクシー内でその旨夫に電話。涙があふれてくる。運ちゃんは緊急と心得、空いている道を行こうとするが不案内な様子で、すまなそうに運賃を負けてくれた。緊急事態の割には少し待たされる。器具の挿入がいつもと違って痛い。医者曰くポリープから出血しているとのこと。妊娠中はエストロゲンの働きが活発になるのでそういうことはあるそう。そして、赤ちゃんはちゃんと心臓が動いているし、大丈夫だと!うれしい。ほっとした。仕事を1週間休んで家で安静に、と言われた。が特に薬を処方されるわけでなく、たいしたことないらしい。カルテには「切迫流産」という恐ろしい文字が…。
帰宅後、本やネットで調べると切迫流産はわりとよくあることらしい。4ヶ月で切迫流産を経験した友人曰く、ホントにあぶない時は即入院になるから大丈夫、でもじっとしていなさいとのこと。自分が妊婦にならなければ、切迫流産という言葉も知らなかったし、流産は稀に起こる悲劇というイメージすら持っていたけど、全妊娠の10〜15%というけっこうな高率で起こることだということも知り、やはり気をつけようと思った。
7/31*9W
昨日からまたわずかに出血しているようだ。きょうは初めての検診だ。血圧・体重・採尿し1時間ほど待つ。いつもと違う待合室に呼ばれる。産婦人科は男の先生だ。ちょっとやだな。エコーでは赤ちゃんは元気だそう、心臓が速く打っている様子を見ることが出来た。よかった。出血はポリープからで、筋腫とは違うそう。ポリープまで出来てしまった。私の子宮の中はどーなってんの?でも、心配はないそうで、仕事も再開していいとのこと。血液検査と助産婦さんの話を聞いて帰る。妊娠のしおりをもらって、やっと確定したかんじ。母子手帳はもうもらってもいいけど、おなかの上から拍動を確認してからでもいいと。早く欲しいのに〜。羊水検査のことは何も触れられておらず、質問すると先生から勧められることもあるでしょうとのこと。助産婦さんは羊水検査反対派のようだ。この日は診察代が30000円以上!足りなくておろしに行った。なんでこんなに高いの?血液検査?でも、エコー1枚もらってうれしい。とにかく赤ちゃんは順調だというので、気分は晴れ晴れ。
8/6*10W
前日疲れないよう気をつけながら出かけたが、帰途出血(鮮血)したため病院へ。赤ちゃんは元気。出血は、胎盤の一部がはがれたのかな〜、という(恐ろしい!)ので、この前はポリープからの出血だと言われました!と反論(?)すると、ポリープからかな〜、と曖昧な返事。どっちなんじゃ!接触刺激がなくてもポリープから出血することはあるそうだ。が、何が悪くてそうなるか、原因がわからないので、対策に困る。昨日歩いたのだって、いつもの1/4以下だし。特に無理はしていない。仕事は無理をしなければやってもいいと言われたが、考えた末、休むことにした。今は一番大事な時期なんだし、歳なんだし無理しなくてもいいかな、と。昨夜眠れなかったのできょうは眠い。エコー写真をもらった。でも、帰ってみるとどこがなんなんだかわからなくて、もっと説明してもらえばよかった。変な形かも、とまたいらぬ不安を持ってしまう。次回は来週。それまでに出血もおさまるといいな。内診台を降りたとき、床にどす黒い血痕が3滴あった。あれ、私の?前回よりは出血量が多い。不安だ。ポリープはもう少ししたら取るかも、と言われた。この日は妊検でなくてよい、とのことで保険適用で安かった。
8/9
この頃体温が低めで心配。またもや出血あり。久々に外出(近所の本屋だけど)。無神経にぶつかって謝らないやつ、通路をふさいでるやつに無性に腹が立った。妊娠中or子育て中の猫は殺気立っているが、私もそんなかんじ。やばいやばい。胎教に悪いよね。夜姑から電話、心配してくれてるけど、コンピュータは放射能が出るから気をつけろ、というのには笑った。
8/13*11W
検診。出血は少しあるが、赤ちゃんは元気。体温の低下も気にしなくていいらしい。ポリープはきょうは見えなかったそう。見えていればとってしまうのだが、ということ。ポリープ以外の出血の可能性については聞く間もないかんじだった。赤ちゃんが元気なんだからいいでしょってかんじで、ちょっと一方的。血液検査の結果で、なんと私は風疹の抗体がないという!私の年齢だと中学3年で予防接種をしているハズなのだが…記憶が曖昧だ。いまさら、そんな…。不妊治療期間中に何で調べてくれないの、と怒りを覚える。手術の時も含めて採血は何度もしているのに。とりあえず一番危険な時期は過ぎたのでまだいいけど、20週までは感染しないように気をつけないといけない。調べれば調べるほど、無知だった自分(風疹とはしかを混同していた)にも、何も教えてくれなかった周り(親や医者)にも怒りがこみ上げてくる。
8/18*12W
早目に仕事を切り上げ、母子手帳をもらいに行く!いろいろ入った「バッグ」というものをもらうらしいので、どんなものかとわくわくしていたが、ただの封筒のようなものだった。職員も渡すときに「おめでとうございます」くらい言ってくれてもいいのに、愛想なし。
8/21
仕事中やけにくしゃみが出ると思ったら、熱が37.5℃&頭痛。風邪?まさか風疹?ビタミンCをたくさん摂って9時にはベッドへ入る。翌日には熱下がる。ホッ。(私は滅多に熱など出ない)
この頃、基礎体温は低めだし(ついに36.4℃台)、胸の張り(乳首が痛いくらい)も最初頃ほど感じない。つわりもほとんどなくなったみたいだし、ちょっぴり心配。12w過ぎでけいりゅう流産などあるのだろうか?掲示板ではつわりのつらいのは赤ちゃんが育っている証拠、なんて言われているので逆に不安になる。
8/25*13W
1日おきにライブ。もう当分予定なし。ジャンプは禁止。出先では子どもが近寄るとどきどき。夏休みだからなあ。空調の悪いライブ会場では頭痛に。やはり体調がやわになっているかんじ。野音は気持ちよく、久々に終電まで遊ぶ。
8/29
先日誕生日を迎え、とてもブルー。リスクが上がったと言うことだ。羊水検査を受けるか決めねばならない。医師からは何も言われない。切迫流産と言われた時は、とにかく生きていてくれればいい、と願っていたのに…。私にも夫にも似ていない、ダウン症の特徴的な顔の子だったら(それは選ばれた一族のよう)、ずっと愛し育んでいけるかわからない、など自分の気持ちを初めて夫に口にした。きょうは病院でなんと4時間も待たされた!羊水検査のことを切り出すと、私の年齢の確率は1/150。そして筋腫があるので検査自体のリスク(1/200〜300で流産)も増すらしい。あまり積極的にはすすめないようなかんじ。もしかしたら下手なのかも。待たされ疲れもあるのか、助産婦さんに相談しているときに涙ぐんでしまった。はずかし。もし羊水検査を受けるのなら来週また来るようにと言われた。そうでなければ2週間後。安定期に入ってきたので、腫瘍外来の検診も受けた方がいいとのこと。妊娠初期に検査してるのにそれじゃだめなの?と新たな不安。コルポ診はやっていないから、との答え。
8/30
羊水検査のことが常に心の片隅にある。ネットでいろいろ調べると、検査についてはK病院が進んでいるらしい。HPを見ると遺伝外来があり検査がちゃんと項目にある。早速行ってみようと思う。と言っても、まだ受ける決心はついていない。この検査のせいで流産してしまったら元も子もない。筋腫によってどれほどリスクが上がるのか、また、他の専門家から私の年齢ではやはりやったほうがいいと言われるのか、聞いてみたいのだ。ダウン症の確率は1/150、検査のリスクは1/300、だが、前者は神様が決めるのに対して、後者は人の手になるもの…という夫の言葉が胸につきささる。海外では高齢者は検査を受けるのが当たり前で費用も保険適用で安いという国が多いようだ。それに比べて日本は病院の方針もまちまち、何か釈然としないかんじ。費用も高い。
9/3*14W
仕事を休んで夫とK病院へ行く。J医大より大きく人もいっぱい。結局2時間以上待たされる。診察いすは新型で、全体にきれい。看護婦さんも医者もきびきびした印象。でも、やはり羊水検査はお勧めするものではないそう。見解はJ医大と同じだ。ただ、先生(比較的若めの男)がきびきび話してくれるので、不信感はわかない。検査を受ける人はここでは全体の10%程度だそう。思いの外少ない。そして200人に1人の確率で流産(検査後子宮内感染などで破水)。39歳のダウン症の確率は1/114(アメリカの統計)。筋腫を診てもらうと、やはり検査は少し難しいそうだ。できないことはないが、円錐切除後で子宮頚がやや短いのと(術後は良好とのこと)筋腫とで流産のリスクがあるという。心は決まらない。帰ってすぐは、ただでさえリスクが多いのに余計なリスクを増やすことはない、やめよう、という気持ちが勝っていたが、時間がたつとまた変わる…。つらい。占いにでも頼りたくなる。
9/7*15W
15wに入っていよいよ羊水検査を受けるか決めねばならない。最悪の事態を想像しては涙ぐんだりする。J医大で次の妊検を受ける際にもう一度聞いてみる。この日の先生は出産経験のある年輩の女医で人気があるらしい。この人だけまだ会ったことがない。そしてそのリアクション次第では翌日K病院で遺伝外来専門担当医の外来で検査する旨伝える。早ければ翌週水曜検査となるだろう。戌の日の前日だ。そうなると次回の戌の日までお参りは出来ないだろう。最悪一生戌の日には縁がなくなるかもしれない。こんなネガティブな事考えていると胎教によくないよ。わかってはいるけど…。毎日6:4でするしないが入れ替わる。
9/14*16W
この1週間は周囲の人も巻き込んで悩みに悩んだ。妊娠関連のBBSでは、検査して流産してしまった人、異常がわかって中絶した人の書き込みもあった…。何百分の1の確率でも、当たってしまえば1は100%だ。妊娠出産を通して、この「確率」という曖昧な数値に振り回されてしまった気がする。高齢出産における異常の割合は本当に正確なものなのか?人口動態調査くらいはヒットするが、異常のある赤ちゃんの人数はどこにも出ていない。高齢出産者は毎年1万人単位で増えている。本に載っている確率は変わってきているのではないのか?折り悪くアメリカのテロまで起きて、不安倍増!
前日のJ医大の医師の対応が悪く、結局夫とK病院へ行くことに。前日の検診で初めて腹囲、子宮底長、浮腫を計測、ドップラー心音を聞き、規則正しく速い心音に感動した。こんなに一生懸命生きてるのに、検査で危険に晒すなんて、とその時は思ったのだが…。年輩の男性担当医はとても慣れた詳しい説明でなんだか安心感がある。私が問題になるのは筋腫もさることながら、やはり円錐切除跡のようだ。子宮頚長は外側で45mm,内側で34mmだそうで、思ったより長さはあるが思ったより柔らかいとのこと。早産傾向であるのは間違いない。リスクが軽減したわけではないが、この人ならお任せしてもいい、と思わせる雰囲気。個人を診察した後、羊水検査希望者をまとめて呼んで検査の説明。この日は7人+夫2人がいた。リスクは最小限に止めるよう努力しているので、流産率は0.1〜0.3%程度というニュアンス。1/200と1/300じゃずいぶん気分的に違う。もっとも確率のことなので、あまり数字には意味がないそうだが…。検査は当日のお腹の張りを診て行うので、無理ならやめてもいいや、くらいの気で予約をする。担当医曰く、ここは日本で一番早くから多くの検査をやってきたそうだ。年間300〜400件とのこと。検査全体の中で、ダウン症以外の染色体異常も含めると5%くらいになんらかの異常が出るそうだ。この数字はちょっとこわい。ひととおり質疑応答が終わると日程の調整。やっと専門家から納得のいく説明が聞けたというかんじで、とても気持ちが楽になった。おすすめする・しないとか、あぶない、ということではなく、淡々と具体的な数字をまじえて説明を受けたかったのだ。
比べてしまうとやはり一事が万事K病院の方がきちんとしている。看護婦さんもテキパキしているし、受付や支払いのシステムも効率がよい。診察台やティッシュが置いてあるといった些細な配慮もJ医大には欠けているものだ。分娩がソフロロジーで母子同室という点だけが、J医大にひかれるところだが、転院も考えてしまう。二人とも晴れ晴れした気分で帰ることが出来た。とにかく、体調を整えて来週の検査に臨もうと思う。
9/19
羊水検査当日。今週に入ってからまた流産の不安で精神的にかなり不安定だった。1時半から診察開始、私の整理番号は5番。まずは検査同意書などの書類を渡して採血後、問診。(同意書を渡した後もやめることはできる、とも書いてあり、恐い。)問診は中堅くらいの男性。円錐切除のことを話すと、病院によって方針が違うのでもし転院するなら早くした方がよいと言われる。それから内診。ここで赤ちゃんの様子を見て検査が出来るか判断する。その後トイレを済ますように言われて再び検査室の前に戻る。それからの待ち時間が長かった。緊張して何度かトイレに行ってしまった。あとでわかったが、ベッドは4個なので、4人順番に検査をし、そこで30分安静にしてから退室するのだった。待合室を見ていると私よりもう少しお腹の大きい人(夫同伴も何組か)たちが部屋に呼ばれてはわずかの時間で出ていく。どうやら検査の結果を聞きに来た人たちのようだ。皆にこやかに去っていく。もし異常があったら…。
3時過ぎ、ついに私が呼ばれた。カーテンで仕切られた狭い部屋にベッドが4つ。担当は中堅くらいの女医だった。エコーで簡単にお腹の様子を映す。筋腫は下の方で問題ないという。問診の時も言ったが、もし難しいようなら無理にしなくていいです、と言う間もなく消毒をお腹中にぐりぐり塗られブスッと麻酔を打たれてしまった。けっこう痛い。そして穿刺。内臓をえぐるような感覚。(今羊膜を破っている!)もうエコーのモニターも見れる状態ではない。緊張するとよけい収縮しやすい、と言われていたが目をぎゅっと閉じてただ時が過ぎるのを待つ。心臓がばくばくしてだんだん気分が悪くなってきた。(気分的なものだと思う)そんな私を見て、医者は順調に取れてます、あと少しですと声をかける。こんな危険に晒してごめんね、と心の中で叫びながら、赤ちゃんがんばれ!とも叫んでる。時間にすればものの5分もかかっていなかっただろう。穿刺が終了した。きれいな羊水ですよと言われた。10〜20ccと本で読んでいたが、太い注射に澄んだ黄色い液体が2本も取られていた。その後30分の安静。目を見開き天井をじっと見つめて時を過ごした。神様お願い、ホントにこれでよかったのか、危険に晒してごめんね、赤ちゃんがんばって、などといろんな思いがぐるぐる頭を駆けめぐった。後から思えば、赤ちゃんに針がささったりしないか、モニターはちゃんと見届けるべきだったと後悔。少しして横たわっている私を見下ろしながら医者が今後の注意(今日は安静になど)や支払いなどについて説明。1週間後くらいになるべくいつも受けている病院で検診を受けるようにと言われる。J医大には内緒で受けてるからなんかやだな。今までの経過を知っているからというが、担当医もまちまちだしこちらで受けても大差ない気がする。どうしよう。
30分たって部屋を出るとそこに夫の姿がない!支払い終了時間まであと少しなのに、それよりこんなに不安な気持ちなのになんでいないの!と悲しくも腹立たしくなった。呼び出してすぐに駆けつけてくれたが(待ち時間がわからず、ほとんど入れ違いで喫煙のため席をたったようだ)感情的になっていた私は夫を責めてしまった。その後医者のミスから処方薬をもらうのに手間取り更に怒!(`_´)。要安静なのに余計に歩き回され、張り止めをすぐに飲むように指示される。夫はいないわ、薬は入力漏れだわ、で私はすっかりキレてしまい、ものすごくきまずい雰囲気で帰途へ着く。もしこんなことで流産しちゃったら、あの医者を恨む。検査費用は55650円+通常の診察代18560円計72980円。これに結果を聞くときの診察代。J医大では1泊入院で14万くらいと言っていたからずいぶん安い。一般的には費用は10万前後と言われている。尚、ここでは結果は4週間後来診で聞く。20Wになってしまう。
9/20
1日安静にしている。当日破水はクリア、でも感染、翌日以降破水、胎児死亡の場合もある。まだ油断できない。今度は円錐切除の影響が心配になってきた。不安は尽きない。若くて問題のない妊婦がうらやましい。頚管無力症は関係ないと思っていたが、円錐切除は立派に(?)頚管無力症の後天的要因だった。頚管が柔らかいという言葉がひじょうに気になる。ネットで調べると多くの症例は見つけれらなかったが、ある病院では13例のうち縫縮術した人1例、何事もなく普通分娩1例、あとは切迫早産・流産・前期破水のいずれか(複数も)経験して35w前後の早産。帝王切開は1/4程。早産が心配だ。私の場合はどうなのか?J医大ではどういう方針なのか全く見えない。縫縮術をやるか誰に聞いても、まだわからないとばかり…。不信感は募る。次の検診までに頚管長が急に短くなったらどーすんのよ!?ホントにゴールまで遠すぎる。無事に産めるのかまったく自信がなくなってきた。
9/23*17W
J医大で初めての母親学級。思ったより少ない。私よりどう見ても老けている人約1名。大病院なのでなんらかのトラブルを抱えて遠くから通っている人が多い。産まれて5日目の赤ちゃんを見せてもらう。思わずみんな笑顔。うららかな昼下がり、平和なひとときだった。ここでは、乳頭の手入れは10ヶ月に入ってからとのこと。本には胎動を感じたら始めるとあるが、乳頭への刺激は子宮を収縮させるので、早産傾向の人は厳禁!知らなかった〜。本を鵜呑みにしてはいけない。また、腹帯類も圧迫がよくないので、薦めないそうだ。今日来ていた妊婦さんを見ていて思ったが、妊娠はホントにひとりひとり違う。十把一絡げの本を真に受けてはいけないなと痛感。
9/25
検査後の検診は結局K病院へ。きょうも2時間くらい待たされるがかんじのいい先生だった。円錐切除の影響はそんなに心配することはないと言われた。病院を移る場合も考えて分娩の方法や費用を聞く。普通分娩で、ソフロロジーは自分で勉強して臨む分には構わないそう、基本的に母子別室だが、個室の場合は希望すれば母子同室も可(但し空いているとは限らない)、個室の場合で費用は70万くらい。ここは高いと聞いていたがやはり高い。が、近いのも捨てがたい。母親学級は2回だけ。また、この病院へ移ったら、次回検診の予約が出来るので、そんなに待たないで済むらしい。(J医大は予約できないので待ち時間は予測不能)J医大は費用をまだ聞いていないので、今度の検診の時に聞いてどちらにするか決めようと思う。
10/2*18W
きょうは大安の戌の日。とても気持ちのよい快晴。伝統的な年中行事やしきたりには無頓着な私だが、今回ばかりは縁起も担ぎたい。夫と水天宮へ出かける。妊婦大集合の図はなかなか壮観。きょうは平日だからまだしも、土日に重なった日はすごい人出なんだろうな。初めて訪れる水天宮は思いの外小さかった。腹帯3000円・祈祷料3000円。15分待ちでお祓いをしてもらう。境内の中には約60名の妊婦。私の前の子はなんと、19歳。下手すりゃ親子ほどの年齢差。どうか無事にこの子が産まれますように、と祈る。マタニティ屋でスカート1枚を購入。パンツは試着してみると、まだまだ全然大きくて使えそうもない。が、18w現在ついに手持ちのパンツが入らなくなってきた。
夜、本を見ながら夫に腹帯を巻いてもらい、記念撮影。(かなりマヌケだ)下腹部がびしっと固定されていると確かに安定感があり、腰痛防止によさそう。これから出歩くときにはガードルをしてみよう。これを巻くと確かにひと回りお腹が大きくなり、いかにも妊婦然としてくる。J医大では腹帯・ガードルの類は血行を悪くするというので薦めていないが、寝るときも巻くことを薦めるところもあるらしいので、自分にあったやり方を見つけなくてはならない。巻いた後は、悪代官ごっこ(「あ〜れ〜」と言いながらくるくる回る)をしながらほどく。アホな夫婦。でも、案外みんなやってたりして?
3日くらい前から寝る前じっとしているとなんとなくお腹の中がピクピク動いているように感じる事がある。これが胎動?自分の拍動か内臓の動きかなとも思えるほど微妙なのだが…。早く赤ちゃんの生の証を感じられるようになりたい!

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