● Script スクリプトって…?
- パソコンに自動で処理をさせる、一種のマクロ、または順次(バッチ)処理を可能にする、ものです。
- 多くのスクリプトは、専用のエディタを持たず、自分の使い慣れたテキストエディタを使って、スクリプト(普通のテキストで書かれた書類)を作成出来るため、プログラミングの入門には最適だと思います。
- スクリプトの実行には、スクリプトを解読しパソコンに命令を伝える作業を行う、インタープリターと言うソフトが有り、逐一翻訳しながら実行するため処理が比較的遅いと言う欠点が有ります。
- しかし、スクリプト言語の最大の利点は、普通のプログラム言語の様に、メモリやディスク等をあまり気にする事なく、欲しい機能や自動化させたい処理を、比較的容易に実現出来るところです。
試作段階の動作確認も、造った端から動かしてみて、トライ&エラーでその都度修正していく事が出来ますので、プログラムの入門には最適だと思います。
最近では速度の問題も、インタープリターの改善や、パソコンの高速化であまり目立たなくなっています。
- 一つのスクリプト言語を理解出来れば、他のスクリプトの理解もそれ程難しく有りません。
ほとんどのスクリプトが、似た様な記述の仕方をする事と、結局はパソコンの基本は計算なので、スクリプトによって微妙に違う命令の書き方に注意すれば、使える様になります。
JavaScript
・Webページで、各種の処理を行うスクリプトです。 普通はWebブラウザが、JavaScriptのインタープリターになりますが、最近ではJavaScriptの文法でパソコンを制御するスクリプト環境も有ります。
Windowsでは、OSとWebブラウザが融合している為、システムのかなりの部分をJavaScript互換のVBScriptで操作出来る様ですが、御存じの通り、便利な反面マクロウイルスの温床にもなっています。
Perl (Mac J Perl)
・WebのCGI等でも良く使われる、テキストの処理に非常に強いスクリプトです。 その強さの秘密は“正規表現”に有り、これなくしてPerlは成り立たない程です。
・Macintosh用にも、MacPerl、 日本語対応の MacJPerl(MacJPerl Home Page http://world.std.com/~habilis/macjperl)があります。 インタープリターはこのアプリケーション自身です。
・Mac OS Xには英語版ですが、UNIX系の本物のPerlが入っています。
AppleScript Mac OS 9以前 Mac OS X
・Macintoshで、UNIXのシェルやMS-DOSのバッチの様に各種の処理を自動化して行うスクリプトです。 MacOS(7.5位〜?)に標準で付属します。 専用の『スクリプト編集プログラム』と言うエディタで作成します。 インタープリターはAppleScript機能拡張です。
・Mac OS X にもPublicβの頃から搭載されていましたが、Ver.10.3になってから多少まともになって来ました。但し、スクリプトをアプリケーション形式で保存すると日本語が文字化けするバグ(回避可能)が有ります。
PostScript®
・Adobeのページ記述言語で、テキストや数値の指定等で文字や画像を作成します。 記述の仕方が「逆ポーランド記法」で少し変わっています。
インタープリターは、Illustrator, GhostScript, Acrobat Distiller等のアプリケーションや、PostScript対応プリンターに内蔵されています。
Mac OS X 10.3 からは「プレビュー」でPostScriptをPDFに変換して表示する機能と、ターミナルのコマンドとして「pstopdf」が追加されています。
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