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3.
CONTAX G1−データから見る画質

ホームページでみることのできるブラウン管上のJPEG画像では雰囲気は伝わっても正確なところは判断しにくいし、わたしやGユーザのコメントを見ても主観的なものにしかなりません。
そこでGマウントレンズの優秀さを今度は客観的(光学的)に評価してみます。そこでわたしが個人的にコメントするよりもここでは有名なPhotoDoでのレンズ評価のデータを紹介します。*1
PhotoDoのユニークな点はグラフを提示するだけでなく、レンズに点数評価しているところです。そこでグラフをいちいち調べなくともある程度の優劣は判断できます。
ここで上記ページからレイティング(5点満点)を列記してみます。
ポイント |
広角域の28mmにおける優秀レンズ |
4.3 |
CONTAX SLR Distagon T*28/2.8
*2 |
4.2 |
CONTAX G Biogon T*28/2.8 |
4.1 |
ライカ Elmarit-M 28/2.8
ミノルタ AF 28/2.0
ニッコール AF 28/2.8 |
ポイント |
標準域の35mmから60mmにおける優秀レンズ |
4.7 |
CONTAX G Planar T*45/2.0 |
4.6 |
CONTAX SLR T*50/1.7
ライカ Summicron M 50/2.0
ペンタックス SMC-F 50/1.4 |
4.5 |
CONTAX SLR T*50/1.4
ライカ Summicron R 50/2.0 |
ポイント |
中望遠域の80mmから100mmにおける優秀レンズ |
4.6 |
CONTAX SLR Planar T*85/1.4
キャノン EF85/1.2L |
4.5 |
ライカ Elmarit M |
4.4 |
CONTAX G Sonnar T*90/2.8
ミノルタ AF100/2.0 |
4.3 |
ライカ Sumicron M 90/2.0 |
4.2 |
ニッコール AF 85/1.8 |
4.1 |
CONTAX SLR Sonner T*85/2.8 |
マクロは除きます |


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*1
PhotoDoはスエーデンのホームページでこちらから訪問できます。
もともとハッセルなどのレンズの性能を測定していたのですが、35ミリフォーマットのレンズも測定しています。
レイティングはMTFグラフから重み付けをして採点されたものです。
レイティングはコントラスト再現にPhotoDoは大きく重みをつけているといわれています。
解像度重視の場合、国産レンズやライカM/Rレンズがもうすこし優位性をもつかもしれません。
しかしMTFでは色再現や歪曲収差までは導き出せませんが、歪曲収差の補正ではGマウントレンズはもっと好成績を出すでしょう。
MTFグラフで分かるレンズの特徴は主に
コントラストの高さ(10本の線が高い)
解像度の高さ(30本の線が高い)
周辺画質(像高で落ち込みがすくない)
ボケの美しさ(T/Sそろっている)
などです。
*2
SLRはSingl Lens Reflexで一眼レフのことです。
Leica-Rもライカの一眼レフです |
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