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2.
CONTAX G1−そのすばらしきレンズ

カールツアイス − その名にこめられた画質と信頼。
そのすべてに答えるのがこのレンズたちでしょう。
しかもG用のこれらのレンズはとても安い値段で販売されているのです。
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下記の画像にはアンシャープマスクでの画像補正はしていません。
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これらの写真はB28のF2.8開放で撮ったものです。*1
28mmレンズでも開放・近接でとるとこのようにかなり後方はボケることができます。
しかも...Click |


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わたしがGマウントレンズで一番の衝撃をうけたのがこのビオゴンの歪みのまったく無い直線です。わたしがいままで見ていたのはなんだったのだろうという感じでさえありました。
もともとレンジファインダーが有利なのは...click |
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ぼけ自体のなめらかな美しさ、そしてそのなだらかさのゆえ主題を引き立たせる立体感をもたせる。*2
それはレンズの基本的な光学性能がきめてです。特にプラナーは...click |

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ツァイスレンズの味、といってまず思い付くのは色再現でしょう。どんな条件の時でもあざやかな濃い発色は絵を実物よりもきれいに見せてくれ、目で見た情景ではなく心で見た情景を忠実に再現してくれるのです...click |
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ツァイスの美点のひとつは階調再現性の高さで、質感や立体感を与えてくれます。
斜光線の多い暗いヨーロッパの光のなかで育まれたともいわれます。もしツァイスが...click
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*1
おもにレンズの最高性能を発揮するのは絞りをF8前後にセットしたときと言われていて開放ではかなり甘いレンズも多いのですが。。。
*2
欧米ではボケと言う写真用語は特になく単に"Out-of-Focus"というか日本語を流用して"bokeh"などとも称します。

B28, G400
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ツァイスのレンズで他の会社のレンズと違って個性的なのはレンズに名前がついていることです。プラナーやビオゴンなどです。トポゴンやウナーなどいまは使用されていないものもあります。
これらはレンズのタイプと言われるレンズの構成の名前です。レンズは凹凸の組み合わせで性能や特性が変わりますがその構成にニックネームがついているのです。
もちろん個々のレンズによって構成図や枚数は変化しますが基本は同じと言うわけです。
*プラナー
現在のツァイスの看板役者とも言えるプラナーは意外と古いレンズでテッサーよりも歴史は古いものです。もちろん現在のプラナーとはかなり異なったものではあります。プラナーは平面という意味から来てます。
大口径に適していると言うことでプラナーには世界でもっとも明るいF0.7というレンズもあったようです。
*ビオゴン
このレンズはもともと航空測量用のレンズから生まれたことはよくしられています。トポゴンと言う対称型のレンズをもとにアビオゴンという発展形が作られました。
それからカメラ用としてビオゴンが生まれました。
航空測量に作られたレンズが元ゆえビオゴンは歪曲の少ないレンズとなっています。
またハッセルの広角専用モデルである伝説的なSWCもビオゴンを使用しています。
*ゾナー
一般に「切れのゾナー」と言われていて解像度の高い硬質な写りといわれていますが、そのヴァリエーションも多いようです。
English
G1 - its great lenses
Chap 1. At wide open
Chap 2. Low distortion
Chap 3. Bokeh
Chap 4. Color rendering
Chap 5. Contrast
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