<松島2・瑞巌寺>
(ずいがんじ)宮城県松島町

旅行日 '87/8 '94/12 '97/4

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 松島での一夜、よほどうれしかったのか、芭蕉は寝ようにも寝付けませんでした。
 芭蕉をここまで感動せしめた松島、さて現在はどうなっているのでしょう・・。

 松島の見所はなんといっても瑞巌寺(ずいがんじ)。参道を進み、門をくぐった正面にそびえる建物が本堂で国宝。本堂右の建物は庫裡(くり)でこちらも国宝。慶長十四年(1609年)かの伊達政宗によって建立されています。
 芭蕉がここを参拝した当時はまだ築八十年。それから三百年経ち、同じ建物を我々は見られる訳ですが、それにしても観光客の多いこと・・。


 瑞巌寺から5分ほど歩き、小高い丘(新富山)に登ってみます。現代の松島は左の写真のとおり。大きなホテルやらなんやらがいっぱい建ってしまって、島々は見る影もありません。



 国道45号線まで戻ります。仙台から石巻、そして三陸海岸沿いの町々を結ぶ幹線道路で交通量は多し。しかも大型トラックが多く、道幅も狭いので危険です。静かに心を落ち着けている暇などありません・・。
 松島湾岸の一部は埋め立てられ、大きな駐車場が造られました。そして先には「辰ちゃんの漬物屋」「オルゴール美術館」。俗化した観光地の定番ですな。
 さて我らが芭蕉さんはと言いますと・・、翁もモダナイズされたようで、かまぼこ屋のマスコットとして活躍中。嗚呼、松島って・・。
 


 
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