北海道古宇郡泊村大字堀株(ほりかっぷ)村 |
1989年6月 |
北海道電力 |
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加圧水型軽水炉(PWR) |
1989.06.22 |
57.9万kw |
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加圧水型軽水炉(PWR) |
1991.04.12 |
57.9万kw |
加圧水型軽水炉(PWR) |
2009.12.22 |
91.2万kw |
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まだ原発は影も形もない。図の中心付近の堀株(ほりかっぷ)の集落から国道は海岸沿いに延びている。図の北西(左上)端にある渋井集落の1km程北にあるのが、北海道最古の炭鉱のあった茅沼地区。図の南東(右下)側に発足(はったり)という地区があるが、茅沼の選炭場から発足までは索道(リフトみたいなもの)で、さらに発足から岩内港までは鉄道で結ばれ石炭を港へと運んでいた。 |
国道229号は堀株の集落の手前から茶津の集落へと至る全長1400m程のほりかっぷトンネルが新設された。廃止された旧国道付近の山側を開削し海岸を埋め立てて泊原子力発電所が建設される。原発には燃料や廃棄物の運搬に利用される港湾施設も整備された。図の東(右)側の新しく設けられた建物群は、原発関連産業の従事者のための施設だろうか。 |
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↑私は寿都という町から岩内まで日本海沿いに走るバスを利用したのだが、このコースを利用すると海の向こうに原子力発電所をちらりと見ることが出来る。雨にけぶる向こうに見える原発が3機。 |
↑この付近を旅行する際の拠点となる岩内バスターミナル。かつて国鉄岩内線の岩内駅が所在した地にある。私は1985年の鉄道廃止直前にこの地を訪ねている。暇そうにしていた駅員さんから「隣の“西前田“という駅で駅名板が盗まれた」と聞かされたのが記憶に残る。 |
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↑岩内バスターミナルからバスに乗り15分程。原子力PRセンターのバス停で下車する。信号を直進すると、ほりかっぷトンネルを抜け神威岬方面へ、左に行くと泊原発の構内へと続く。 |
↑ということでやってきた「原子力PRセンター・とまりん館」。原発関連の展示コーナーの他に、地域展示コーナー(この付近には縄文時代の遺跡がある)やプールもある複合施設である。 |
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↑とまりん館のマスコット・キャラクター「とまりん」。あまりのヒネリの無さに嬉しくなってしまう。日本全国、原発の立地する地には必ず「PR館」はあり、またこのようなキャラクターも必ず存在する。 |
↑この先が原発関連の展示コーナーになる。原発PR館を巡り歩いている身として興味深い展示物もあるが、いきなり来た何の知識もない人が体系的に学べる様にはなっていないように思える。これは他の原発PR館にも言えること。 |
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↑水に浸されている加圧水型原子炉用の燃料集合体の模型。見た目にキレイなので目をひいてしまうが、もちろん本物はこのようにライトアップはされていない。 |
↑タービンの回転翼の模型。実物大だそうだ。タービンなら火力発電にもあるし、原子力発電特有のものではないのだが。どうも、装飾の効果をねらったような模型(オブジェ?)ばかりが目につく。 |
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↑展示コーナーを一通り見終えると、いよいよ原発構内の見学へ。係員の方にクルマで案内してもらえる。山側に展望デッキがあり1〜3号機を間近で望めるウォッチング・スポットなのだが、保安の都合上、写真撮影は禁止されているのでお見せすることはできません。 |
↑2時間程の見学時間があったのだが、係員の方の説明が丁寧すぎて残り時間はわずか。急いで記念スタンプを押す。ちなみに今日「10月26日」は「原子力の日」。1963年のこの日に東海村日本原子力研究所の動力試験炉が日本初の発電に成功したことを記念して定められたとか。 |
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↑事前に予約して見学した人だけにもらえる「とまりん」の絵柄が入った記念品のタオル。 |
↑という事で本日の「とまりん館」見学はここまで。もう少しゆっくり見学していろいろツッコミを入れたかったとの思いを残して。バスで再び岩内の町へ戻る。まだまだ私の旅は続きます。 |